民家の押絵を作るのに、どこか近場でいいとこはないかしら・・・?と思ったら、
ありました
ここは神戸市北区にある「箱木(はこぎ)千年住宅」と呼ばれるお家。
806年に建てられたという日本最古の民家として、国の重要指定文化財になっています。
車でわずか1時間足らずのところに、こんな懐かしい空間が広がっていようとは・・・
母屋の中には、当時使われていた農機具がそのまま保管されています。
まるで日本昔話の世界にまぎれこんだよう・・・
昭和52年までは、実際にこのお家でお住まいされていた箱木家。
当時は西方70m程に位置するこの衝原湖(つくはらこ)の湖底にあったのが、
そこに吞吐(どんと)ダムが作られたとき、今の高台に移されたそうです。
離れへの入り口を入ってみると・・・
時が止まっているかのような静かな世界。
気分はすっかり、かぐや姫~~
40cmもある分厚~い萱は、3~4年ごとに葺き替えられるそうです。
古い資料として形を残されるのは、大変なご苦労がおありだと思います。
このナツメの木も、300年前のをそのまま植え替えられたそうです
来月にもなれば、可愛いお花をつけることでしょう。
いろいろ詳しく教えて頂いたのが、52代目ご当主の箱木さん。
お若い頃、ご趣味で全国を周り集められた民芸品も展示されながら、
受付で皆さんのお越しを待っておられます。
この大葉擬宝珠(おおばぎぼし)が紫色の花をつける頃、是非もう一度訪れたい場所です。
北区の私の隠れ家・・・
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