
今日は、押絵らしい・・のか、そうでもないのか・・
江戸文化の中心をなす、浮世絵を題材にした作品です。葛飾北斎の「百人一首 うばがゑとき」
最近、お稽古の方たちにもこういった浮世絵のテーマが大人気なんです。
金襴系の華やかな織物が使われるわけではありませんが、渋い小柄の組み合わせや、自然の風景を表すきれの色使いなど、出来上がりを想像して、あれこれ頭を悩ませながらも楽しみな部分がいっぱいありますね。
道、木、山、屋根、水・・・これらすべては布を染めて使いますが、いつも染める場所は台所。ガスの片方で染物して、もう片方でおでん




去年の展覧会に来てくれた同級生の男子(って、もう還暦近いけど

「美人画とか着物とかっていうのは、あまりよ~わからんけど、こういうのだったら、男の自分でも押絵がしてみたいかなと思うね~」と。
定年後の生きがい探しの選択に、押絵もちょこっと入り込ませてもらいたくなる一言でした。