こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

色の道には苦労します・・・

2007年01月25日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ


今日は、押絵らしい・・のか、そうでもないのか・・
江戸文化の中心をなす、浮世絵を題材にした作品です。葛飾北斎の「百人一首 うばがゑとき」
最近、お稽古の方たちにもこういった浮世絵のテーマが大人気なんです。
金襴系の華やかな織物が使われるわけではありませんが、渋い小柄の組み合わせや、自然の風景を表すきれの色使いなど、出来上がりを想像して、あれこれ頭を悩ませながらも楽しみな部分がいっぱいありますね。
道、木、山、屋根、水・・・これらすべては布を染めて使いますが、いつも染める場所は台所。ガスの片方で染物して、もう片方でおでんitem8炊いて・・yellow12時々、間違えて お大根kabuが赤くなったりakakabu・・・しませんけどね(笑)
去年の展覧会に来てくれた同級生の男子(って、もう還暦近いけどyellow20)の言葉。
「美人画とか着物とかっていうのは、あまりよ~わからんけど、こういうのだったら、男の自分でも押絵がしてみたいかなと思うね~」と。
定年後の生きがい探しの選択に、押絵もちょこっと入り込ませてもらいたくなる一言でした。