昨日は鶴の絵の風呂敷、今日は何も絵の無い、隅に家紋らしい物がある紫の風呂敷です。
生地は正絹のちりめん、紫の風呂敷は万能らしいのです。
祝儀、不祝儀、贈答品など何を包んでも良いようです。
昨夜のテレビで、紫の風呂敷から大切な家宝を取り出す場面が有りました。
紫は高貴な色とされているようでした。
新聞やテレビで風呂敷の復権が報道されますが、町中では余り見かけません。
その昔から草模様の風呂敷に商品を包み、商売に歩いたことを思い出しました。
小幅木綿の反物を30反、自転車に積んで30キロくらい先の家を回りました。
帰りにこれが少なくなり、軽くなると胸が踊りました。
自動車はまだ稀少、殆どの商人が自転車で走っていました。
今のようなママチャリは有りません。大きな荷台の自転車、坂道は押して歩きました。
遠い昔の話です。