桜の撮影
御所乾御門
暖かい日が続いていたのでもう満開の桜には出会えないかと思ってたけど
まだ綺麗に咲いて私を待ってくれてた。
可憐な花びらをより可愛く撮りたいと思っていた。
ピンク色が映えるように他の色で引き立てるのが良いと思っていた。
枝の流れは前から好きだったけど桜は
なるべく黒い強く感じる幹や枝は隠れるように撮った方が良いと思い込んでいた。
ピンクが映える方が良いと思ってたのでモノクロで撮るなんて考えてもいなかった。
光と影には魅力を感じる
白飛びしてはいけないと思い込んでいた。
よりピンクが映えて幹や枝が綺麗に見える。
真下から見上げて前ボケにしたら遠近感が出るんじゃないかと思った。
白い空間が目に入り(それだけじゃないけど)効果は出なかった。
目で見る立体感は写真での表現は難しい。
モノクロで影だけを撮る。
影だけ?
物体があっての影じゃないの?って思ってた。
だけど
うん、影だけが良いわ。上手く撮れればですけど。
花びらが白く浮き出て見える予定だった。
可愛い。ありきたりではあるけどとても綺麗。
この瞬間、この場所で
一歩踏み出して自分らしい写真を撮る。
後で切り抜けば良いや、とか後で色の調整すれば良いやって思ってた。
この画角で撮れば映えるとか瞬時で判断しないと
この一瞬は今しかない。
カメラの操作に戸惑ってる場合じゃない。
覚えておかなければ話にならない。
カメラの機能を熟知することは基本だから
勉強しなければなりませぬ。
適当に撮るのはやめないと。
バチャバチャ撮るのもやめないと。