ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

日出ヶ岳からテンネンコウシ高と裕嵓まで足を延ばして… 8

2020年08月31日 | 山 近畿 大峰山系

2020年8月8日(土)☀ 大台ヶ原

 日出ヶ岳~西谷高~テンネンコウシ高~裕嵓 周遊

 

ミネコシ谷から尾根に出たところからの続きです

 

 雑木林の尾根を伝う

 陽が大きく傾き始めたよう…?

コル

 

尾根を進んでいくと コルのあたりに

標識が立てられ ロープが張ってある

 

この先進入禁止?

だが ロープの張り方が中途半端だ

 

よく見ると・・・

ロープの先に踏み跡がある

左右に分かれる踏み跡もある

ロープの切れた左右を確認するが

やはり踏み跡は続いてある…

 

どの方向に進もう…

 

 

じ~んせい楽ありゃ 

く~もあるさ~♪

なぜか 水戸黄門の歌を口ずさむ

 

二つに分かれた人生岐路のよう

どちらを選ぶかで 

明暗分ける事に なるやもしれぬ

 

どちらに進もうか…

暫し考えていると 

チチはの方を観察している

 

 

 右を特に気にするチチ

 

チチの目線の先を追うが  何も見えない

何があるというのか???

そしてチチは

右側を進み尾根を 進もうとしている…

 

 標識 み~つけた~♪

 

後でわかった・・・ 

コルの所でチチは この標識を見つけていたのだ

標布やテープも 右側の方がはっきり残っていたという

 

私は見落としていたが 

チチはしっかりと 捉えていたようだ

 

 標識のある尾根を進む

 

古木が構え

倒木や落ち枝が散乱し 

木の根が張る

そして再びシャクナゲの群れが待ち構える

 

 再び道探しが始まる

 

シャクナゲぎ 

隠された踏み跡を探すように

の方をき込むが

途中で 踏み跡が切れる事が 繰り返される

 

そのたびに 一番踏み跡の混雑していた

石楠花の開けた広場に戻る事を

繰り返しながら 道探しが始まる

 

 石楠花の虫こぶ

 石楠花を漕ぎ広場に出る

 道がない 地図を何度も見る

踏み跡の混雑する広場

 

踏み跡の強い左側捲き道も考えたが

取りあえず 尾根を忠実に進んで行く事に 拘る

 

いくつもの足跡が右往左往したように残って

ここで迷う人が多い事を 物語っているようだ

 

右に強引に下った形跡もある

それも行けない事は無いが 

石楠花の藪漕ぎは遠慮したい

 

また一旦広場に戻って 検討し直す…

 

 右か!左か!はたまた尾根直進か?

 左よりに尾根を行く事に

 道と合流 笹道へと変わる

 笹床の広がる尾根に出る

 標布も確認 間違いないと進む!

 

やっと 周りを見る余裕が戻って来た…

気が緩むのが分かるが 

まだ 帰り着いたわけではない

 

陽も段々傾き始める準備をし

活動する時間の終わりが 近づくのを知らせる

 

急ごう…

ちょっと疲れた…

いや…とても 疲れた…

 

 笹原の尾根を只管歩く

 

急な笹原の尾根が 延々と続く感じ

それでも道は優しく誘い 迷う事は無い

 

それが安心を呼んだのか 緊張ゆるむと同時に

自身の身体に異変を感じ出す

 

やばいかも

 

突然に来る発作

 

前を行くチチの姿が見えなくなる

呼びたくても声が出ない

 

大丈夫 大丈夫…まだ だいじょうぶ

胸を押さえながら呟く…

 

蹲ったまでは覚えている…

時間にして数秒の事か…?

分からないが すぐに我に返った…と思う

 

まだ 地獄の閻魔様は 

来んでいいと言ってくれているのだろう

 

最近調子が良かったのをいいことに

ちょっと無理をしたかもしれない…

 

何時しか目からがあふれ零れている…

泣きたいわけではない

涙腺が弱くなったこの頃

胸の苦しみと共に 涙が出てしまう様になった

 

でも 大丈夫…まだ大丈夫… 

これぐらいなら大丈夫…

言い聞かせながらも 涙は止まらない

 

するといつの間にか

引き返してくれたチチがそばにいた

 

大丈夫か…

 

頷く…

深呼吸をする 

胸に当てた手に 鼓動が伝わる

 

大丈夫…

ゆっくりと歩を進めだす

眩暈が襲う 気が遠くなりそうになる

 

もうすぐだ…

 

励ますチチの顔を覚えていないが

その声はしっかりと受け止めていた

 

頷く…

 

長く感じた…

数時間立ったかの様に感じた…

 

陽が傾き なお一層 不安と時間の経過を感じた…

だが…後で確認すると数分の出来事だった…

 

まだ 私の心臓は

頑張ってくれている

お山に行く事を まだ許してくれている

感謝した…

感謝する事しかできなかった…

 

 

つづく



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