ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

急遽変更した先は 高見山! 2

2020年10月11日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

2020年10月4日(日)曇 高見山 桃俣からの往復

 

 天狗山からの続きです

 高見山を目指して出発

 

天狗山から主尾根を進むが

ここは一旦下らねばならない

こういう時いつも思う・・・勿体ない!

登り返しは絶対あるから・・・

このアップダウンを楽しいと思えたら

本当の意味での山屋になれるのだろうか・・・

 

無理だろうな…と呟く・・・

 

 高見山50分?

 

これが近いのか・・・遠いのか・・・

とかく1時間はかからない…

 

頑張ろう・・・

 

 緩やかな稜線だ

 

北東側の谷は急斜面だが

杉と檜の美しい混成林の道は 緩やかに続く

 

風は無いが 冷たい空気は纏わりついて

汗を拭い取ってくれる 

それがまた気持ちいい♫

 

 時に急登に喘ぎ

 檜の混ざる雑木林に癒され

 

木々の隙間から零れる

天からの励ましに支えられる感じがする

 

雨を落とす事なく 時折覗かせる 

お日様の光の優しさに感謝する

 

 只管 樹林帯の中を登ると…

 奈良側に樹林の切れ間が…

 

雲に覆われた奈良方面・・・景色は望めない…

 

ここから展望が望めるビューポイントが現れるが

今日は期待薄い感じだ

 

この辺りから アセビが目立ちだし

その中を掻き分け進む

 

 

 アセビさん 通して下しゃんせ~

 

アセビの花穂が沢山付いていた

このまま冬越しをして 来年の春

白い可憐な花を沢山咲かせてるのだろう 

 

アセビの花ことば

犠牲 

献身 

あなたと二人で旅をしましょう

 

 

 アセビ森を抜けると再び…

 

奈良側の展望が開けて

やはり…白い雲の中 遠望はお預け…

 

その代わり…? 

足元に咲く花が呼びかけていた

 

遠くばかり見てないで

近くの私に気づいて…

 

 シコクヤマコナ

鼻高々のシコクママコナ

 

ママコナ?

 

桃俣尾根の小烏の尾辺りで見た

ミヤマママコナとちょっと違うような・・・

よくよく見ると 

やっぱり お顔の雰囲気が少し違います

 

この歳になると 中々細部は見て取れないので

撮ったカメラの画面をアップにしてみる…

 

花喉の両側に黄色い斑がある

ミヤマママコナの特徴があるけど

ミヤマママコナと違うところが・・・ 

下縁に歯牙がある…

 

ここに居るのは シコクママコナの様です

あらら 同じお山で 

ミヤマママコナシコクママコナに出会えるなんて…

 

鼻高々のシコクママコナにお別れを告げて

自然林の回廊を歩いていきます

 

 何時しか自然林の中に…

 再び檜林の狭間に…そして

林床を飾る杉苔

 

 

秋には似つかわしくない程の青が林床を覆う個所がある

杉苔が広がるそこが やけに目を惹く

 

秋風がそこだけは触れないように

木々にだけ囁くように 通り過ぎたのだろうか・・・

 

 

 雑木林と灌木の狭間に見るスカイライン

 諏訪峠(三峰山)分岐

 

アセビの灌木地帯と 雑木林の狭間の道を

通り過ぎると 小さなピークに出る

そこは 三峰山の分岐でもある諏訪峠分岐

 

残念ながら 幕引きされた遠望は

今日は待っていても 期待は出来ないか…?

 

サイメ谷山とトクマ山は 見え隠れしてるが

その後に見えるはずの三峰山

ガスの中に潜んで その姿を見せる事は無かった

 

諦めて 北尾根をそのまま進んで

高見山山頂をめざす…

 

 再びアセビのトンネルへ潜り…

 倒木のトンネルを潜り抜けると…

 

あれ・・・?

今度は・・・

山の様相が変わり出した・・・

 

 葉が色付きだして…

 

あれほど青々していた苔が黄色み帯び…

山が秋の衣を纏いだした…

 

 陽が差し込み 森が目覚め…

 細く続く踏み跡が 誘い

 

高見山が ここだよ…♪

木々の隙間から微笑む

 

 注意!この先崩壊地!

 見えてきた大崩落地のガレ肌が…

 一段と彫られた感じの崩壊落地…

 

下から雲が湧き立ち 覆い隠そうとするが

崩れた赤土の斜面は 痛々しく目に飛び込む

 

それとは裏腹に その縁を飾る苔の道は

別世界のもののように どこか優しさを秘め

柔らかい山肌を感じさせて誘う

 

そして 大崩から離れると

秋風にざわめく自然林が広がり 

秋を呼び寄せる 山の息遣いを感じる

 

 

風がある訳ではないのに 色付き始めた木の葉が 

身震いしながら 衣替えをしようとしているのか

ざわざわと騒めいているような・・・

 

そんな森の鼓動と

深まりつつある秋を感じながら

自然林の急登を 登っていく…

 

 古木の門番 守り神?

 

稜線から目線を落とすと 

山の斜面には確かにがあった…

色付き始めた木々を見つめていると

ふ~と 吹きかけるように

冷たい風が頬をかすめる

 

一気に訪れた秋の向こうに 早くも

足早に近づこうとするを見たような…

 

今年は 到来が速いのかも…

 

その前に 秋の装いに包まれた山々を

もっと味わいたいものだが・・・

 

 

 

標高上がれば 季節が変わる

山頂に近づけば 尾根の様子が変わる

近いのかも・・・

 

急な斜面に覚悟を決めて・・・

最後の根性を見せようか・・・

 

つづく

 



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