ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

京都北山中心部のお山 ナッチョ(天ヶ森)2

2021年02月18日 | 山 近畿 京都 北摂

2021年2月11日(木)

京都北山 ナッチョ(天ヶ森)~天ヶ岳周遊

 

朽ちた丸木橋から尾根に出た所からの続きです

 

尾根に出るまでは急だった道も

やがて緩やかになり

少し尾根を巻くようにトラバース気味に歩く

腐葉土が足に優しく歩き易かったが

濡れた落葉でりやすい所もあった

 

 尾根の横をトラバース

天ヶ岳

 

裸木の向こうに 今日 向かう予定の天ヶ岳がみえる

雪は見当たらないが どこか寒々しく

歩き始めてまだ間がない事もあるが

その稜線を追っていくと まだまだ遠い存在に感じた

 

 ちらほら残雪が目に留まる

 

尾根道は緩い曲線を描く

暫くなだらかな尾根道を進むが

残雪が段々目に留まるようになる

そして…

峠に出たな…と チチがいう

 

 地図確認するチチ

ナッチョ谷頭の出合

 

ここから ナッチョまではもうすぐだ!

 

出合からの登りも然程きつくはない

途中から道は 少し尾根を外れて

トラバース気味に延びている方が 踏み跡は濃い

 

 緩く尾根沿いに登る

 

少し尾根を巻くように進むと…

自然林のトンネルが、木漏れ日の暖かさに包まれ

優しい道となって延びている

 

 冬の名残の腐葉土を踏んで…

 悪魔の手先の様な木々を抜け

 あれ?チチは何をしている?

 こんな所にネットが!

 

鹿がメインか?獣柵のネットが張られ

その破れた穴の様なところをくぐって先を急ぐ・・・

 

この辺りから また残雪が目に留まり出し

その範囲が広がっていく 

そして・・・

登りの先に ピークらしきものが見えてくる

そこがナッチョなのか・・・?

 

残念・・・

 

 ナッチョへの分岐だった

 

ちょうど、Tになった分岐に出た!

方向がナッチョで 頂上まで往復する事になる

は周回ルートへ向かう方向 

ナッチョからの帰りはこのルートを使う!

 

残雪がしっかりと残った分岐を 尾根伝いに

まずは、ナッチョ(天ヶ森)を目指して進む

 

 ナッチョはこの先だ!

 さっさと森の中に消えていくチチ

 その奥に 再び柵が そこが出口?

 

残雪に残るチチの足跡

それを追う様に追いかけると 獣柵が阻む

その獣柵を出ると 別世界の明るさが広がった

 

そして 間もなく チチの足が止まった…

 

 チチ・・・そこは?

 

分岐から約5分弱程で ナッチョ頂上に出た

 

 ナッチョの標識

 

冬木に囲まれた 展望の望めない白い頂に

小さなケルンと標識があり 

ナッチョ(天ヶ森)であることを教えてくれた

 

 こじんまりとしたケルン

ナッチョ(天ヶ森)812.6m

 

残雪に残された足跡は 一人の先行者のもので

足跡以外は 誰にも逢う事は無かった

 

展望は望めず 冬木の向こうに微かに見える稜線が

影の様に 雲に混ざってぼやけて見える

 

白い残雪の上に立ち見上げれば

梢の向こうに優しい色の空が覗き

零れる陽だまりが 静かに頂を照らしていた

 

展望は無いが 小さな広場に射す明るさが

冬山の趣を残す山を実感させてくれた

 

さてさて まだここで満足してはいられない

予定コースの半分も まだ、来ていない

来た道を分岐までる事にした

 

その頃だったか 風が姿を現し始め

頭上でうねりを上げて何かを呟くよう・・・

それは冷たく 汗ばんだ体を一気に冷やす勢いだ

 

思わず襟元を閉め直して、下りに集中する

 

 ナッチョの分岐をそのまま直進!

 少しだけ尾根を左寄りに巻く

 

暫く、下りが続く

残雪の部分と地面の出ている部分が入り混じって 

下り坂はいささか、緊張の連続となる

 

アイゼンは必要ないが 気を許すと滑る!

自然と全身に力が入ってしまう・・・

それでも 久々の冬山に テンションは上がる

 

アップダウンはあるが それを繰り返しながら

高度はどんどん下がっていく

 

 残雪が途切れだした所

 残雪の残る山道

 油断は禁物 慎重に…!

 

滑りやすい下りでは 足元に目を落として

視野が狭くなる感じだ

緊張を取るように 呼吸を整えようと…

足を止めて 大きく深呼吸をする

その時・・・

おもむろに上を見上げた・・・

明るい空が微笑んでいる

今日は、なんと優しく 穏やかに広がる空なのだろう

 

あぁ やっぱり癒される~

不思議と 少し体が楽になって行くのが分かる

 

 

 東面の急斜面 

琵琶湖が見える

 

南西方向に延びる尾根を進むと

尾根の形状から 東方向が開けて見えて

遠くに琵琶湖が浮かび上がってみえる

 

春の空を思わせる淡い空と地上が重なり合い

まるで 天と地が一つになって

琵琶湖がそれを結ぶ川の様に見えた

 

琵琶湖は再び 樹林帯の向こうに消えて

暫く 小さなアップダウンを繰り返しながら 

大原方面へと向かう

 

  また残雪が踏み跡を消す

 

雪解けの尾根と

残雪の尾根

冬と春のお山が入り混じったような尾根を

ただ只管、進んでいく

 

この辺りは まだ・・・

歩き易いと言えば歩き易く、気持ちの良いルートだが 

油断すると まやかしの道に惑わされるかも…

 

自分の要る場所とルート確認は 忘れてはならなかった…

 

 

つづく



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