(天野屋の天星睦神輿(通称美人神輿) 2007.05.13 by tabi-taro)
5月13日は 神輿宮入 凡そその数100基を越える。
神田・日本橋・秋葉原・大手丸の内一体は 神田祭の雰囲気に包まれる。
朝 10時過ぎ 御茶ノ水に降り立った身体を お囃子が 駆け抜ける。
(2007.05.13 江戸藝かっぽれ 櫻川ぴん助社中)
天野屋の前で繰り広げられた かっぽれ江戸藝の粋な踊り
私の祭での 幕は開けた。
宮入のおおとりを飾る
天野屋の天星睦神輿
女神輿(通称美人神輿)
きりっと 威勢良く
掛け声をかける
(写真 by つれづれなるままに)
ご縁戴いて 天野屋の天星睦神輿(美人神輿)を担がせていただくようになって 二年に一度の大祭は私の大きな楽しみの一つとなった。 それまで 神輿を担ぐなど 想いも寄らない事であった。 一度 神輿を担ぐと人は その魅力に捕りつかれてしまう。まして 三大祭のひとつ 神田祭は江戸の華である。粋なはっぴ姿の老若男女。 渦のような祭の真っ只中 身体中に渡る 囃子や笛 太鼓。 威勢のいい掛け声。 大勢のギャラリー カメラの放列。
二年に一度の大祭。前回の時 父が逝った年であり 私は喪に服していた。まして 頚椎症の発病で 首は勿論 全身の神経が あちこち悲鳴をあげていて 駅の階段の上り下りも 侭ならないほどであった。諦めた・・・。いろんな意味で 辛い時期であった。
今年 私は 大きな賭けをするつもりで 祭に望んだ。 果たして 担げるのか 担ぎとおせるのか・・・。
祭のあとの 湯船。 白い肩に 赤い牡丹の花が 見事に 揺らいだ。
ほう~・・・ 身体中の血管が 神経が じ~んとなり 湯に放たれる・・・
あぁ ありがたい・・・。