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春北風(はるならい):お日さま色の菜の花(なのはな)の絵手紙

2007-03-12 14:31:21 | tabi-taro's poem

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梅も咲き さんしゅゆの黄色い花火のような花も咲いたというに ここ数日の冷え込みはどうでしょう。今朝は ことのほか 霜柱が美しく立ち上がり 畑の黒い土がうっすら白く浮き上がっておりました。 春北風(はるならい)で引き込んでおりました風邪もようように 治まってまいりました。 これも 戴きました菜の花の絵手紙から あたたかな春を戴きましたお陰なのです。                                                             私の心の友 tabi-taroさまのご尊父さまは ことのほか お元気でおいででしたが どうなされたことか 胃を大きく切除の大手術をなさるというお話に こころ痛めたのは私のみならずなのです。 tabi-taroさまを通じまして ご母堂さまにお便りいたしました。その後 手術は大成功 そればかりか 驚くばかりのご回復 めでたくご退院との嬉しいご報告に 友人共々 湧き上がって お便りいたしましたことに ありがたくも こころ温まる 絵手紙を頂戴いたしました。                                             戴いたその日は 春北風(はるならい)の冷たい風が吹いておりまして 風邪を押しての外出で すっかり辛くなっての帰宅でございました。 木の郵便受けの蓋をパタンと開けますと 薄闇に ほんわり菜の花が咲いております。そっと掌に戴き玄関の引戸を開け コートを着たまま 丸いちゃぶ台の前に座って 拝読いたしました。 あったかくて ありがたくて 涙が溢れてなりませぬでした。 私の風邪も日毎によくなったのは申し上げるまでも ございません・・・。

80歳過ぎての 絹枝さまのお手(絵手紙)は 柔らかい滋味と愛に満ちておいでです。どうぞ 皆さまも お尋ねくださいませ。ほんわり 幸せいただけます。ご子息のサイトtabi-taro’Homepage→故郷の四季→季節の絵手紙。                                                                                絹枝さまお住まいの下田は菜の花が満開です。いついつまでも お元気で ご夫婦揃われ お健やかで あらせられますように。

<春北風(はるならい)>                                                                                 Img_9624masa 春吹く 冷たい北風。 梅も咲き 菜の花にもうじき春本番かと思う矢先に 寒の戻りのような 冷たい風が吹くさま。(はるならい)あるいは(はるきた)とも謂います。(ならい)は冬の冷たい風という意味があります。

<追記>                                                                 漆の器は 鎌倉彫り作家 丸岡 正明氏お作 文様は蓮花文。日本の日常の暮らしに漆の器をととりくまれ 手になるお作は 暖かい温もりがあります。 春北風のこの日 嬉しい絹枝さまの絵手紙と漆の器がしっとり和んだ 春の宵でした。


もうじき冬至:朝日によせて

2006-12-13 10:21:17 | tabi-taro's poem

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(2006.12.03 故郷渡良瀬遊水地を囲む 生井思い川櫻の堤から)

柔らかく ぬくもった夢見ごこちでの目覚め
薄明るい窓の一角に オレンジ色が すっと目に入る
慌てて 飛び起きた。
薄いレースの窓に 雨戸を閉め忘れていたらしい 
もしや 湯上りの裸を星にみられたかしら・・・ばかねぇ
ぶるっと冷たい水で顔を荒い
手早く身支度を調え 小庭から外に急ぎでる。

ほう・・・白い息が 揺らぎ やわらかく ほわっと光に染まる
グラウンド越しに観える 大地から聳える黄色い銀杏 三本
木の天辺に 揺らめく旭光 手をあわせ拝す。
数日振りの冬の晴れた朝 宇宙の恵み 陽気を戴く。

ふいと 故郷の渡良瀬遊水地の 
広大な大地を染める旭光に 意識が重なる。

横浜のかの友は 今朝もこの朝日を
朝一番の煙草に火をつけて見ていることであろう。
彼のHPのベランダの朝日が脳裏に浮かぶ。

猫の声でおこされた 癒しの手の彼女も
肩にカーディガンを羽織って
出勤前の一時 白い息をあったか色に
染めたろうか・・・

もうじき冬至
オレンジ色に昇る朝日に
天に連なる想いを重ねた
平安なれ・・・。

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私には 誇りに想っている素晴らしい いい仲間がいます。顔と顔をあわせての交流を基本としますが MLの遣り取りも盛んです。書きました記事はML投稿taro889さんの <もうじき冬至>への 返信にいたしましたものです。

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taro889さんのお便りより

<もうじき冬至>

今年、このお店に来るのは何度目だろう。

真夏の頃、お店の開店時間5時30分は、まだ明るかった。
次第に暮れなずむみなとみらいの風景が最高の肴だった。

秋のある日は、同じ時間が日没だった。
富士山に落ちてゆく太陽を画像に収めたものだった。

何度も、何度も、分かっていることだけど、
季節の移り変わりを実感する。
一年で一番日が短い冬至が、そしてクリスマスが、今年もやってくるのだ。

今日、既に真っ暗な横浜の夜景を見ながら息子を待っています。
滅多にないことだけど、今日は息子と会食です。
そして、その場所に私が選んだ場所は、
陸風(ルーフン)。
佐藤料理長にまたお世話になりにやってきました。

待ち時間、横浜の夜景を見ながらつい感傷に浸ってしまいました。

Taro889

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追記

taro889さんへ
息子さんやその彼女との会食
佐藤料理長との出会い
空の星々のように人々がいる中で
こうして 繋がっている 私たちは 一つの正座のようです。
あなたの こころが 毎日豊かに満たされていることが
伝わって来る 名文の <もうじき冬至>でした。
いつも感動と ウイットをくださる
ありがとう ございますね。


茶碗蓮に寄せて no2

2005-09-16 13:40:51 | tabi-taro's poem

IMG_2085tyawannbasu05 蜩の鳴く頃になると

大気が変わってくる

朝の陽光が透明な空気をついて

一気に庭へと差し掛かり

光の乱踊

IMG_2087tyawannbasu05 仏のおわした蓮華の実

花弁散りて尚 美しい

IMG_2081tyawannbasu05

華びらに 光踊り 風と共に 影も又 躍る

天上の輝きを想わせる蓮華を小さな庭で見詰める眼差しの先に

まだまみえない シルクロードへの見果てぬ夢を観る

IMG_2090tyawannbasu05

蓮の葉に降り注ぐ 光と影の 強烈な美しさが 

トルファンの火炎山 その揺らめく山肌と重なった・・・。

NHKスペシャル「新 シルクロード」ヨーヨーマとシルクロードアンサンブルのテーマ曲が魂を天空の道へと誘うに違いない。

茶碗蓮 nonohanaの関連記事 「茶碗蓮に寄せて

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茶碗蓮の花咲いた頃 いい仲間のtaro889さん がシルクロードの旅をなさっておいででした。シルクロード紀行「水はどこから・・・?」感動の呼び水を頂いた御礼の心から ご紹介いたします。

taro889のシルクロード紀行 「水はどこから・・・?」

日中の気温は摂氏42度・・・・まさしく灼熱の大地だった。
火焔山は熱い空気の向こう側でゆらゆらと燃えていた。
午後の熱い日差しを浴びて、あの鉾のような山肌はその名の通り炎の山だった。
雨による浸食だと思っていたその山肌は、実際には風による侵食だった。
年間の降雨量は僅かに16ミリ・・・・トルファンはまったく雨の降らない土地だった。
《土はカラカラに乾いていた》

それなのに、その土地は濃い緑に覆われていた。
街のいたるところには水路があって、水は街中を勢いよく流れていた。
《水はどこから来るのだろう?》

天山が夏なお残雪を抱いて、白く、凛々しく聳えていた。
麓には雨はまったく降ることはなくても、
標高五千メートルを超える高山には雪が積もるのだ。
当たり前のことにいまさら気が付いた。
豊富なこの水は天山からの雪解水なのだ。
《思いがけず冷たい水だった》

カレーズとはペルシャ語で地下水の意味だという。
トルファンにはいたるところに井戸が掘られ、
井戸と井戸をつないだ地下水路が街中に巡らされていた。
命の水、カレーズの総延長は天山の麓から3千キロにも及ぶという。

砂漠の民たるイスラムの人々の驚くほどの『水』に対する執念を、
ここでもまた目の当たりにして、
灼熱の大地を潤すこの豊富な水の流れ着く果てに思いを馳せずにはいられなかった。
《水はどこへ流れて行くのだろう?》


幸先よく:夢にむかって踊りだしそうな房咲き水仙をあなたに

2005-04-01 06:22:00 | tabi-taro's poem
suisenn2005
お便り 拝見しました。
苦境にたたれ 新しい活躍の場をご自身でつかまれて3年
人に喜んで戴きたい
その想いは空駆け 見事に花開いてまいりましたね。
おめでとうございます。

そして 今また 飛躍なさろうと
じっとわが身のうちを 覗き込まれて 力蓄えておいでなのですね・・・。

わたし よろつきながら生きてます。
けれど 夢 忘れない そんな気持ちになりました。
5月ころには 我が家の庭に きっとお越しくださいな

今にも 踊りだしそうな水仙の 花一輪 
こころ こめて あなたに

きょうから 4月1日
あたらしい 日々のはじまりです!

 





花咲う(はなわらう)

2005-03-22 22:35:00 | tabi-taro's poem
sumireiro
(05.03.19 Photograph From Small Yard of Nono-hana)

旅詩人のtaro889さん のある日のいい仲間へのお便りに「花咲う」とありました。
私もよく 花が微笑んだり 笑ったりという言葉を使いますが「花が開く」を「花咲く」そして「花咲う」という表現は素敵と想いますので お便りをご紹介します。
(ごめんなさい taroさん お断りなしでは盗作 かしら・・・とても素敵な言葉なので!)
「咲」は“人が口をあけて身体をしならせてわらっている形”で、
『咲う』は「わらう」と読むのだそうです。
「花が咲く」には、「花が開く」とは異なり、
花が“わらいかけてくれている”と感じる日本人の花への気持ちが入っています。
冬の寒さがあるからこそ、春の日差しで花は一斉に咲きはじめます。
花の笑顔があふれる季節になりました。・・・taro889‘s 名言・・・


寂しいとき 花をみると癒されるって・・・。
もしかして  それは
ううん ほんとうに
花が咲い(わらい)かけてくれるから
いつの間にか こころがほぐれてくるのです。
微笑が浮かんでくると
縺(もつ)れた糸口が 唇のはじから解けて・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・nono-hana・・・・・


モナリザの微笑み
アルカイック・スマイル