てまえみそ日記

布ぞうりを作ったことやその他のことなどを記す。
年に一度はばあさんの手解きで味噌造りをしている。

源氏物語ー絵合

2018-09-14 | 
 今日は地震が多い日だ。

 源氏は何をしても一流の才を発揮する。学問は優秀、漢詩を作れば博士が恥ずかしくなり

楽器を演奏すれば右に出るものがなく、須磨にいて手すさびに書いた絵は絵合の勝敗を決す

るほどの腕前だ。愛人がたくさんいてもそれぞれを慰めている。
 時々出家をしたいと言い出すことがある。人生の無常を深く思うことがあるらしい。
本当のところはどうなんだか。と物語り手の言。
 絵合わせの勝敗が帝の寵愛につながると考えたら真剣になってしまうのも当然か
弘徽殿の女御は14歳、将来のことは権中納言は考えがあっても本人は考えてないかもしれ

ないが、前の斎宮はもう22歳、源氏の後見があっても心配だろう。帝の寵愛を独り占めし

ようとの考えはないのか。
 源氏にしたら13歳の帝に入内させるよりも自分の愛人にしたいくらいだったろう。帝の

女御を横取りすることは思いとどまった。帝は源氏と藤壺と不倫の子。帝の嫁を横取りする

のは父親が息子の嫁を横取りすることになる。これでは伍子胥列伝のようになってしまう。
 昔、太子にヨメを娶ることになった。隣国から来た姫は大変美しいので父大王が娶り太子

には後で別に姫を探せばいいと。不届きなことを言う家臣にそそのかされて太子に来た姫を

我がものにした。それを聞いた老臣が諫めたが聞き入れずそれの長男共々死罪にして次男の

恨みをかいついに仇を討たれて国が滅び、墓を暴かれて死者になった大王は鞭で打たれた。
そうゆうことになったら源氏物語は終わってしまうか。
 絵合の中に人生に無常を感じるところは無かったようだが、あったのに気が付かなかった

のか。

もったいないから布ぞうり

2018-09-14 | 布ぞうり
 魚に例えるならば三枚におろして残ったアラに相当する端切れを使ってぞうりにした。
手間はかかるが完成したものを見るとそれほど悪くはない感じだ。
パジャマで作った布ぞうり

寸法 長サ:23 幅:10 cm
 先日読んだものの中にこんなことが書いてあった。
「古人以倹為美徳、今人乃以倹相詬病」
古人は倹をもって美徳となし、今人は乃ち倹をもって相ひ詬病す
もったいないはどっちだ
なんだかわからなくなってきたが布ぞうりを作ることは楽しいのだ。