10月15日(日)
バイトに向かう電車の中…
上りの急行電車だったけど、時間帯が良かったのか珍しく座ることができた。
昨日のバイトでの脚の疲れもあったので、そこから終点までの約20分をスマホを眺めつつもうとうととしていた。
ふと眼を明けると、なんと目の前に老婦人が立っていた。
歳の頃70頃か、ちょうど「譲りごろ」の年代だった。
ちょうど自分の真正面。
電車は最後の駅を過ぎ、あと10分程で終点に着く頃だった。
その婦人、席に座らなくてもそれほど困ってないようだったが、やはり状況的には譲るのが普通だし、自分が外から見てる立場なら「席、譲ってやれよな~」と思うに決まっている。
ああ、周りからはこの状況、どう見えるだろう?
これは席を譲らなくちゃ。
でも自分も疲れてるし、ここは優先席でもないし、これからのバイトで更に疲れることは必至。何よりもタイミングが悪いよなぁ、もうすぐ終点に着くし、いま譲っても中途半端だし、逆に迷惑になるかもしれないし、遠慮されてもナンだしなぁ。
え~ん、出来ればこのまま座っていたいよぉ…隣のお姉ちゃん、反対側の若いお父さんかそのまた隣の小さな女の子、誰か先に譲ってあげないかな~。
そんなことを思いつつ、悶々とした時間を過ごした挙げ句、結局そのまま席を譲ることはなく電車は終点に着いてしまった。
日頃、偉そうな事を言っている自分だけども、結局は自分可愛さが優先し、自分の中の悪魔が天使に勝ってしまったわけだ。
それを思うと、情けないやら悔しいやら。
疲れていたから仕方ない、と自分を納得させているが、やはり気持ち的に引っ掛かるものがあるので敢えてここで恥を晒して懺悔したいと思う。
あの時のおばあさん、ごめんなさ~い!!
バイトに向かう電車の中…
上りの急行電車だったけど、時間帯が良かったのか珍しく座ることができた。
昨日のバイトでの脚の疲れもあったので、そこから終点までの約20分をスマホを眺めつつもうとうととしていた。
ふと眼を明けると、なんと目の前に老婦人が立っていた。
歳の頃70頃か、ちょうど「譲りごろ」の年代だった。
ちょうど自分の真正面。
電車は最後の駅を過ぎ、あと10分程で終点に着く頃だった。
その婦人、席に座らなくてもそれほど困ってないようだったが、やはり状況的には譲るのが普通だし、自分が外から見てる立場なら「席、譲ってやれよな~」と思うに決まっている。
ああ、周りからはこの状況、どう見えるだろう?
これは席を譲らなくちゃ。
でも自分も疲れてるし、ここは優先席でもないし、これからのバイトで更に疲れることは必至。何よりもタイミングが悪いよなぁ、もうすぐ終点に着くし、いま譲っても中途半端だし、逆に迷惑になるかもしれないし、遠慮されてもナンだしなぁ。
え~ん、出来ればこのまま座っていたいよぉ…隣のお姉ちゃん、反対側の若いお父さんかそのまた隣の小さな女の子、誰か先に譲ってあげないかな~。
そんなことを思いつつ、悶々とした時間を過ごした挙げ句、結局そのまま席を譲ることはなく電車は終点に着いてしまった。
日頃、偉そうな事を言っている自分だけども、結局は自分可愛さが優先し、自分の中の悪魔が天使に勝ってしまったわけだ。
それを思うと、情けないやら悔しいやら。
疲れていたから仕方ない、と自分を納得させているが、やはり気持ち的に引っ掛かるものがあるので敢えてここで恥を晒して懺悔したいと思う。
あの時のおばあさん、ごめんなさ~い!!