映画「ジオストーム」を観てきました。
(あらすじ)
2019年、未曽有の自然災害が地球を襲い、
洪水、寒波、津波などによる人類の危機が訪れたが、
米中を中心に18か国が結束し、気候をコントロールする人工衛星を開発、
国際気候宇宙ステーション(ICSS)により、
1800基もの衛星を管理するシステムを構築した。
システムは「ダッチボーイ(オランダの少年)」と名付けられた。
3年後、ダッチボーイの誤作動が原因で
地球各地に異常気象が発生、
アフガニスタンではひとつの村が氷漬けになり、
香港では地熱の上昇が原因で大規模なガス爆発が発生する。
ダッチボーイ計画の中心人物であった科学者ジェイクは、
米政府から罷免されて屈辱の日々を送っていたが、
弟のマックスの説得により、宇宙ステーションへと向かい、
ダッチボーイのトラブル解決に当たることになった。
ジェイクの調査により、ダッチボーイはウイルスに感染していて
システム再起動が必要なことが分かるが、
再起動には米大統領のみが保有するパスワードが必要だった。
弟のマックスは、恋人で大統領警護官のサラとともに
大統領を連れ出そうとするが、
大統領秘書官のデッコムに妨害される。
実はデッコムが一連のトラブルの首謀者で、
ダッチボーイを兵器として活用することで、
米国に巨大な力をもたらそうと企んでいたのだった。
宇宙ステーションに取り残されたジェイクは、
ダッチボーイを停止させ、無事に生還できるのか。

(イオンシネマ鈴鹿)
1950~60年代にアメリカで大量に書かれた、
「ゆきすぎた文明・人類の危機・勇気あるアメリカ人」
をテーマにしたSF小説にそっくりで、
古典的でわかりやすいストーリーです。
国際宇宙ステーションが稼働している現代では、
このストーリーに真実味がありますが、
その一方で
「一瞬にして台風を消滅させてしまう人工衛星」なんて
現実にはあり得ないと思います。
まあ、SFだから何でもありと思って観てみるなら、
スリリングで、とても面白い映画です。
日本人として「おや?」と思うのは、
捕らえられたデッコム秘書官が、
「アメリカにとって害のある国を消しただけだ、俺は悪くない」
と言う場面があるのですが、
実は日本もその中に入っていて
渋谷にレンガのように大きな雹(ひょう)が降り、
センター街を歩いていた人が次々に倒れていく、というシーンがありました。
一部の意見でしょうけれど、日本はアメリカに不利益をもたらす国、
という認識があるということに驚きました。
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(イオン鈴鹿)