
ベトナム戦争を描いたアメリカ映画「ワンス・アンド・フォーエバー」、
従軍した兵士の体験を元に2002年に製作されました。
ベトナム戦争後半の、国家も兵士も疲弊して
狂気渦巻く最前線を描いた「プラトーン」や「地獄の黙示録」のような作品と異なり、
フランス軍を救援するためにアメリカ軍が参戦した、
初期のベトナム戦争を描いた希少な作品です。
参戦したばかりなので、将校も兵士も気力がみなぎっていて、
国家のために家族のために、勇気をもって戦っている姿が見られます。
ではこの映画は、単に勇敢な兵士たちを賛美しただけなのかというと、そうではなくて、
この初期の戦闘の時点で、これ以降の「泥沼の戦い」の予兆があったのに、
国家も軍もそれに気づかずに、突き進んでいった、
この時にもっと仔細に検証していれば、後に多くのアメリカの青年が死なずに済んだのに、
ということを伝えたかったのだと思いました。
戦闘シーンは迫力があります。
特に密林の中から何百人という北ベトナム兵が次々に攻めてくるシーンは
言い様がないくらいの恐怖を覚えます。
主演は、マッドマックスシリーズで有名なメル・ギブソン、
歴戦の英雄である陸軍中佐、しかも家族思いのよきパパを演じています。
映画「海軍特別年少兵」
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