KIRITO Symphonic Concert 2006.9.30EXISTENCE PROOF -RE:PARADOX-
with 東京ニューシティ管弦楽団
東京国際フォーラム ホールA
開演30分ちょっと前くらいに有楽町に着いたんですが、いつものね…黒ずくめの集団がいないんですよ!
バンギャな格好している人も多少いましたが、でもいつものライブと比べたら全く景色が違います。
「みんな普通の格好できるんじゃん」って笑えてきました(笑)
普通の格好といっても、みんな気愛の入ったオシャレしてきてる感じね。
やっぱオーケストラのコンサートだから、ちょびっとフォーマルな感じじゃないと…ねぇ?
ま、そんないつもと違う状況が可笑しくてしょうがない私を他所に、「バンギャ→ピエラー=怖い」と思っていたらしい彼氏さんは、『お兄ちゃんのファンって綺麗な人ばっかりじゃん!!』とウキウキしておりました。オイ
確かに今回は格好のせいか、美しい率高かったけどな。
やったな、みんな(笑)
席はS席の10列目の下手だったのですが、ステージが近い!!
彼氏さんは昔、Xのライブを東京ドームのスタンド席後方から蟻んこのように小さいメンバーしか見たことが無いらしく、肉眼でこんな近くで見れるのが嬉しいのかウキウキしっぱなし。
席に着いてしばらく経つと、“ブー”っともうすぐ開演のアナウンス。
何かいつもと違うことがある度に可笑しくてしょうがない。
完全にクラシックのコンサートなら気にならないんだろうけど、クラシックとはある意味で真逆であるバンドのボーカリストとのコラボ、自分自身どっち寄りの気持ちでいていいのか微妙なんです
そして開演時間を少し押して幕が上がると、そこには東京ニューシティ管弦楽団の皆さんが!
オーケストラ見るなんて10年振りくらいです。
そして、3枚のスクリーンが降りてきて、白い羽が降ってる映像が流れる。
始まった曲は「HEAVEN」。
キリトが中央からから現れる。
黒いスーツを着てました。
そして、歌が始まると…ヤバイです。
私めっちゃ泣きそうでした(爆)
『お兄、こんなオーケストラバックで歌えるようになったのね!

』って我が子の成長を喜ぶ母のような心境でした(何故だ…)
きっと村田家の本物の母も泣いていたに違いない(笑)
そんな感じで感傷に浸っていたので、曲のアレンジとか覚えてないけど、良かったように思います。
ずっと感動して泣きそうだったのでよく覚えてませんが
では、曲ごとに覚えてる感想を。
「新月」
ビックリですよ。
この曲やるんだ!?みたいな。
確か出だしはかなりアレンジ変わってたので何の曲か分からなかったんですが、スクリーンに満月の絵が映されていたので、ひょっとしたら「新月」か…?って思ってました。
原曲はかなりロックなのに、オーケストラのアレンジもよく合っていたような気がします。
「壊れていくこの世界で」
元々しっとりした曲だったので、オケバージョンも良かったです。
「BIRTHDAY」
この曲好きなので、絶対シンフォニックではやるだろうと楽しみにしてたんですが、う~ん。。
原曲をもっと壮大な感じにしたのを想像していたので、ちょっと違いました。
「THE FIRST CRY IN HADES[GUIRTY]」
ここで、今日のプログラム構成の仕方が分かった(笑)
この曲から打ち込みの音とかも入って、面白かったです。
「Waltz」
途中まで何の曲が分からなかったけど、まさかこの曲やるとはね!!
久々に聞いたな~…
私、「PRIVATE ENEMY」のアルバムの中でも「Waltz」が一番好きなんですが、オケバージョンは…う~ん…って感じでした。
キリトも振りとか微妙にやったりして、私も癖で手が動きそうになるんだけど、ここはやっぱり静かに見なきゃいけないのかな~っと思って我慢。。
我慢するんだけど…辛いなぁ…“見てるだけ”って

もうこの辺から、じっとしてられないムズムズ病が…(笑)
「パウダースノウ」
スクリーンには雪が降る映像が映され、寒そうに手を擦ったりして、“女優・キリト”でした。
流石、演技派です(笑)
「THE LAST CRY IN HADES[NOT GUILTY]」
この曲好きだね。
サビの曲調は明るいのに、でも“重い”みたいな。
オケにもよくマッチしてました。
誰かさんのコーラスが無いのは淋しいな。。
「FINALE」
この曲ヤバイね。
オケバージョン凄い良かった!!
思わず凄い拍手しちゃったもん。
この日のプログラムで一番良かった。
「FINALE」だけでも音源化してほしいくらい。
「ICAROSS」
ちょっとしんみりしちゃったね。私が(爆)
誰かさんがイントロで音外さないかハラハラすることもなく、振りしたいけど出来ず…またもムズムズ病が!
「ラストレター」
良かったと思います。
あんまりよく覚えて無いんですが…
あっ、寝てませんよ!
「CHILD」
今度は、歌いたい病が…!!
凄い合唱したいんですが、初日はあんまりそういう空気じゃなく、「あぁ~!歌いたいよ~~!!」と、心の中で葛藤し続けてました。
私の心の中では大合唱でしたが何か?
もうね~、「ちょっとお兄辛そうだな」って思うところが所々あって、オーケストラバージョンだから歌い出すキッカケとか指揮者を背にしてる分、合わせるのが大変そうなのね。
しかも、目の前にいるお客さんが、じっと座って見てるのと、立ってノって見てくれてるのとではステージでやる人のプレッシャーって全然違うから、「座っててもいいから何か手助けしてあげたい!」って思うんだけど、私もどうしていいのか分からず、うん…「重っ苦しい空気作ってゴメンね」って感じした。。
で、「CHILD」でPIERROT時代の曲は終わり、ここで初めてキリトMC(笑)
・やっとしゃべれます
・初めまして。今日“初めまして”の方もいると思うので、芸名キリトです。
・いつもと違う重っ苦しい空気の中、晒し者にされてる気分
・この素晴らしい演奏で寝ててもいいです。夢の中で語りかけます。それは悪夢かもしれません。
そして、PIERROTが解散したことを話し、ハーメルンの笛吹の話をなぞらえたMCの後に「Hameln」、「DOOR」、「再生の朝」と続きました。
「誰もいない丘」
この曲は、ほとんど藤原さんのピアノ伴奏とボーカルのみでしたが、とても良かったです

私もあのピアノ弾きたいなぁ…なんてな。
途中のバイオリンソロで、コンマスさんが原曲通りの不思議な旋律を完璧に再現してくれてて嬉しかったです。
ずっと気になってたけど、女性コンマスさん…カッコイイな
この後にもう一回MCあったのか忘れましたが、「この晒し者にされてる感じが、Mな僕には気持ちよくなってきました」みたいなことを言ってました。
あんたいつから“M”になったんだよ!と…(笑)
“止まったら死んでしまう”ということで、「“キリト”と覚えにくい人は“マグロ”と呼んで下さい」と言ってました。
そして「PERIOD」、「EXIT」と続いて、「ありがとうございました」とお辞儀して舞台袖に去っていき、幕が下りて本編終了。
まだ客電が点かないのでアンコールがあると確信しましたが、これはオーケストラのコンサート。
「アンコール」ではなく、ずっと拍手して幕が上がるのを待ちましたが、なかなか出てこず…
今日は叫ぶこともなく、暴れることもなかったので、私のムズムズ病がピークに達しかけてました。
キリトを目の前にして大人しく座ってられません。
でも頑張って抑えていたけど、「このまま終わっていいのか??」、「ウチら今までだって凄い空間創ってきたのに、オーケストラだからってこのまま静かに見るだけで終わっていいのか??」という心の葛藤をしばらくしていたところ、同じく我慢できなくなったであろう子達が次々と立ち上がって“キリト”コール!!
私も立ち上がって“キリト”コールしたいんだけど、隣に彼氏がいるから微妙に気になって出来ず…
そうこうする内に、もう我慢の限界に達した人達のもの凄い“キリト”コールに!さっきまで大人しかった人たちの豹変ぶりに驚く彼氏(笑)
そして、ステージの幕が上がると、そこには何とバンドのセットが!!
一気に湧く場内。
そして…私のテンションも我慢の限界!!
遂に彼氏ほっといて騒ぎ出す私(笑)
お召し替えしたキリトが登場して、「自分が見慣れた景色だ」と嬉しそう

「ビックリしている人もいるでしょうが、キリトってこういう人です。最後は得意分野で〆たいと思います。」みたいなことを言ってました。
「メンバーを紹介します」と一人ひとり名前を呼ぶ。
タケオさんが呼ばれると、もの凄い歓声が!!
私も隣に彼氏がいることも忘れ、目の前に現れたタケオさんに大騒ぎ(笑)
「次は絶対コータだ!」っと思ってた私は、松田さんが呼ばれてちょっとガックリ。。
松田さんが呼ばれたとき歓声が少なかったのは、みんなコータが呼ばれると思ってたからだと思う

ゴメンね松田さん、あなたのことが嫌いなんじゃないの!!笑
藤井さんは一人正装で、タキシード?着てるんだけど、腹巻きみたいなのが超太くて絶対ウケ狙ってた、アレは(笑)
最後にトールさんが現れて、「あの人マッド・カプセルのギターの人だよ~」って教えてあげたらビックリしてた。
そして、「TEAR」。
完全に付いてこれてない彼氏をほったらかしで、いつものライブモードな私。
あぁ…楽しい…

お兄も藤原さんとかにも絡んで、超~楽しそう!!
さっきまでキリトが目の前に来ても手も振れなかった分、飛び跳ねまくって、手振りまくって、叫びまくって終了。
一曲しか騒いでないのに、凄い汗かいたし!
相当ムズムズが溜まってたらしい(笑)
お兄ちゃん、オーケストラもいいけど、私はやっぱりこっちの方がイイです(笑)
終わってから、初参加の感想を彼氏に聞いてみたところ、凄い楽しかったらしい

「お兄ちゃん、愛されてるねぇ~」だってさ

でも、最後にノリノリな周りに付いて行けず(曲聴かせるの忘れてた)、置いてけぼりくらって淋しかったらしいですが(笑)
何で私がわざわざ遠征してまでキリトのLIVEに行きたがるか、分かってくれました。
でも、「PIERROTはもっと凄かったから!悪いけど、私まだ全然本気出してないよ。」とも言ってやりました。
私の本気で暴れん坊将軍ぶりを見せたらさすがに引かれるかも…な(笑)
あ~、色んな意味で楽しいコンサートでした!!
これでPIERROTの曲は聴き納めでしたが。
私は解散直後のキリトのLIVE~ツアーで気持ちに整理が着いていたので、涙出ませんでした。
色々考えても結局、『PIERROTが無くなっても、PIERROTを好きな気持ちは変わらない』ということに行き着くんです。
そして、メンバーがその気持ちを胸に前に進むなら、私はそれを応援するだけです。
Angeloのツアーが楽しみだわ

今回我慢しまくった分、ツアーでは本気で暴れるぞ!!