天気:快晴
風:強風
入場者数:もうこれ以上、人が入らないぞ!ってくらいの人
前日9時くらいに着くように出たら凄い人だったので、早めに着くように6時過ぎにはホテルを出る。
美杉にもF1に行く人っぽい車を見かけたが、まだ誰も出てないみたい。
ちなみに赤いフェラーリも止まってた(絶対F1行く人)
サーキットが近づくと、もう歩いて向かってる人たちに遭遇。
「みんな早いなぁ~」なんて思ってたけど、自分達だってそうだよな。
南ゲートへ向かう道は、人は多いが渋滞はしていない様子。
でも、南ゲート手前の関係者出入り口で絶対渋滞しているので、この日は南ゲートから入るのを止め、遠回りして正面ゲートから入ることに。
案の定そっちは大渋滞。
途中、ホンダクルー御一行様の車とすれ違い、クルーにガン見されているが、私はフェラーリのキャップを被ってるので何となく手を振りづらく、そのままスルー。。
手振っときゃよかったな…(何となく)
正面ゲートからはすんなり中に入れ、まだ時間はあるのでウロウロしてみる。

トンネル過ぎてからの写真
昨日、ホンダの無料配布のフラッグを貰ったにもかかわらず、また列に並んでみる。
私は大きなフラッグが欲しいのだ!!
(無料配布の袋の中にステッカーとか入っていて、その中にビックフラッグ当たりの紙が入ってると貰える)
並んでみたが、またもや当たりの紙は入っておらず、残念だけどビックフラッグは諦める。。
昨日みたいに早めに席に向かう。
朝コンビニで買ったお菓子を持って来るの忘れた…
走行やイベントが無い時間は結構暇なのだ。
インテグラの決勝が始まる。
こんな超満員のお客さんが見ている前で走れるのは最高だろう。
スタート直後、1コーナーで数台の車がコースアウトして、砂っぺりに飛び出る。
インテグラだからみんなあんまり真剣には見てないけど、1コーナーでのコースアウトには思わず歓声が出る。
すごい砂煙が上がる。
その砂煙は、ちょうど風上にいるE席の方へ…
思いっきり砂をかぶる私達
F1だったらいいけど、インテグラに砂かけられたくない。オイ
10周しか走らないけど、見てると結構時間かかってるように思う。
F1は鈴鹿サーキット国際レーシングコースを1分30秒台で一周する。
インテグラは、2分20秒~3分で一周。。
そりゃ時間かかるわ(笑)
やっぱF1って凄いわね。
そんなことを思ってる内にレース終了。
ぶっちぎりで1位だった何とかさん、おめでとう

ウイニングランは全員に旗振ってあげる。
ちょっと時間を空けて記念式典。
お偉いさん達の話なので今の内にトイレに行く。
鈴鹿サーキットの人の話では「またF1を鈴鹿で開催したい」というようなお話があり、会場から拍手
その後、往年のドライバーによるデモラン。
ドライバーは、ゲルハルト・ベルガー、イヴァン・カペリ、鈴木亜久里。
ベルガーとかはいいとしても、亜利里…あんた今からレースあるのにそんなことしてていいのかよ!っという突っ込み多数。。
でも本人楽しそう。
亜利里からスタートして、テグナーあたりでエンジン止まって終了。。早っ!
ベルガーとカペリは2周走りました。
途中抜いたり抜かされたり、2台並んで走行したりして会場を盛り上げる。
後から知りましたが、実際彼らが現役の時の鈴鹿でこのようなシーンがあったらしいです。
粋な演出ですな。
デモ・ランが終了したら、いよいよドライバーズパレード。
みんな気合入ります。
命がけです。
ドライバーの顔が見れる瞬間なんて、この時くらいしかないですから。
琢磨を先頭にドライバーを乗せたクラシックカーがやってくる。
写真撮りたい…
でも旗も振りたい…
葛藤の末、左手で旗を振りながら、右手でカメラの動画を撮ってました。
根性です

でも、後から確認したらあんまりドライバーの認識できない。。(ダメじゃん)
ドライバーズパレードの後は、いよいよ決勝レース!
みんな一層気合が入ります。
場内アナウンスのピエール氏も盛り上げます。
各エリアごとに呼びかけ、旗やら何でも振れる物を振りまくります。
その光景が凄かった。。
ちょっと感動して泣きそうになったくらい(笑)

トヨタ応援席
しかもF席の隅のほうで発生したウエーブが、最初は途中で消滅しちゃったけど、2回目は消滅することなくE席まで届き、ちょっと離れたD席にまで届いたのにまた感動!
凄いです、この一体感。
きっとコースから見てるドライバーやピットクルーは凄い光景だろうな。
けんさわさんも、鈴鹿のお客さんは世界一だと言ってるしね。
あ、そういえば、レース開始前くらいに、けんさわさんがE席前をウロウロしてたわ(笑)
すごい小柄な人でした!
さて、いよいよグリッドにマシンを止めるため、1台1台ガレージから出てくる。
やはりミハエルの声援が一番多い!
全台グリッドに付いて、国歌斉唱。
今年はT-SQUAREによる演奏。
私は歌う気満々だったのに、周りが唄わないので何となく気が引けて唄えず。。
フォーメーションラップが始まり、いよいよスタート。
ビジョンが金網が邪魔でよく見えないので、いつシグナルが点くかよく分からないのでハラハラしっぱなし。
東コースにマシンが1台でもいると、その音で場内アナウンスが聞こえないんですが、スタート直前は不気味なくらい静まりかえって、「今、最後のマシンがグリッドに着いた!」というようなアナウンスが聞こえる。
そして、レッドシグナルが点灯すると一斉に轟音が聞こえ始め、ブラックアウトと共にもの凄い勢いで22台のマシンが1コーナーに飛び込んでくる!!!
もぉ~その時の迫力はもの凄かった!!!
これを見るために○万円のチケット代を払ったんだ!!と真剣に思った。
その後のレース展開はご存知の通り。。(存じ上げない方、スマン)
途中、寒くてトイレが近くて、我慢できなかったからレースが落ち着いた頃を見計らってダッシュでトイレに行って戻ってきたら、ちょうどミハエルがピットインしてアロンソの前に復帰したところだったらしく、場内から拍手が沸き起こる。
私も状況がよく飲み込めないが、とりあえず拍手してミハエルを見送る。
その直後…ビジョンに赤い車が止まってる映像が流れる。
一瞬何のことか分からず、みんなビジョンに注目する。
すると、その直前の映像がリプレイされ、フェラーリから煙が噴き上がってるではないか!!
「マッサであってくれ!!」(スマン、マッサくん)
と思ったが、それはミハエルのマシンだった。。
場内は驚きと悲鳴が混じったような状況。
誰もが予想してなかった、信頼性の高いフェラーリ・エンジンが鈴鹿で壊れたのだ。
“鈴鹿の女神は、新王者に微笑んだ”と誰かが言っていたが、ホントにそんな感じだ。
驚いたのは、マシンを降りたミハエルは怒るわけでもなく、淋しそうな背中を見せながら観客に手を振り、ピットに戻って「誰のせいでもない」と言ってるかのようにクルー全員の肩を叩き、抱き合っていたことだ。
現役のタイトル争いをしているドライバーの、しかも、このリタイアでチャンピオンが絶望的な状況になったにもかかわらず、ミハエルはそのような行動をとったのだ。
それを見て、「あ~、ミハエルは本当に引退するんだな…」と思った。
きっと今まで共に戦ってきたクルーも、レースも、大好きなまま終わりたいのだろう。
そんな止まったミハエルのマシンの横を、ガッツポーズしながら通り過ぎていったアロンソに軽くムカつきましたが。。(後で知った)
ま、ウイニングランで超~喜びまくるアロンソを見て、「あ~この人も大変だったんだな」と思い、一応旗振って答えてあげましたがね。
ウイニングランこそ皆祝福してあげてましたが、レース中にアロンソが通過しても誰も反応してなかった(笑)
アロンソ君、2度目の王者になった暁には、日本のファンも開拓するといいよ。(ちょっと嫌味を込めて…)
そんな感じでレース終了。
長いようで短かった濃ゆい3日間が終わりました。
私の観戦記も、あっさり書くつもりが何故か濃厚に…
多分、富士には行かないけど、また鈴鹿でF1開催した時にはまた行きたいなと思います。
アロンソ:ルノー

マクラーレン
キミ:マクラーレン

フェラーリ
と、次世代を担うであろうドライバーが揃ってチームを移籍して、ミハエル・シューマッハという絶対王者が去った後のF1がこれからどうなるのか…楽しみですね。
こんな長いレポにお付き合いして下さった方、ありがとうございます。
そして、ミハエルさん、まだ1戦残ってますが、長い間お疲れ様でした。
これから先、ミハエルのようなドライバーは現れないような気がします。
そんな偉大なドライバーの鈴鹿ラストランが見れて光栄です。
