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D cafe

待っている 時間もすてき
手の中に ひらくものが あると思えば
              (中島未月)

炬燵で居眠り

2010-02-21 01:19:05 | 日常
デジタルストレスの続きを書くのは止めにした。人のストレス、読んでも面白くないだろうし。去年入れたアンチウィルスのソフトがうまく稼働しなくて、サポートセンターに相談しているが一向に改善されない。パソコンのような機械に「相性」というものが歴然と存在する不思議。

冬は嫌いだ。自分の手首から先が、死んでるのかと思うくらい冷たい。金属みたい。雪国には住めない。狂うと思う。いっそ一年中真夏の方がマシ。

先日ハンバーグを作った。とっても美味しく出来た。今度は和風ハンバーグにアレンジしようと思う。最近料理は少々進歩。

藤田まことさんが亡くなった。最近では一番悲しい。母が藤田さんを好きで(父とちょっと似ていた)、刑事ものは全部見た。安浦さんは温かい刑事だったなぁ。

エンディさんがやっと5週間の訓練を終えた。思ったより長かった。怪我なく元気で一安心。

金曜は母の白内障の手術に付き添い、今日は検査。これで両眼の手術が終わり、まだ何回か検査が残っているがホッと一息。本人も家族も妙に疲れる。

病院の待合室で男子フィギュアを見た。高橋さんの銅メダルは嬉しいと同時にホッとした。オリンピック、見ている我々は好き勝手言ってるが、選手のプレッシャーはいかばかりかと...。個人的には織田選手に肩入れしていたが、思わぬアクシデントで、残念で泣けた。神様は意地悪だなぁ。何も、本番で...。彼のチャップリンは温かい。いっぱい泣いて、次は雪辱して下さい。応援しています。

おいしい生活

2010-02-07 01:46:14 | 日常
デジストの話は先に延ばすとして、閑話休題。何の変哲もない写真で恐縮ですが、今夜の晩御飯です。私が作りました。実はクリームシチューが大好きなのですが、なぜか家では食べたことが無く、初登場。母が白内障の手術をし、今日ぐらいは私が作らなきゃと(たまには作ってますがね)、頑張ってみました。これが、まぁ、自分で言うのもおかしいですが、超うま!自分で作った料理って、どうも母親のと比べて一歩及ばないなぁと反省ばかりになってしまうのですが、これは母にも大好評でした。ネットでいっぱいレシピを見て(笑)、「ひと手間」が大事だという教えを守ったこともあって、ホタテとエビからいいおだしが出ました。定年になったら、毎日いろんな料理にチャレンジするのが今から楽しみです。

デジタルストレス 

2010-02-04 16:28:12 | 日常
年度末です。仕事はパンパン、家の中もバタバタと、めちゃくちゃな日々を送っています。昨夜は恵方(正しいかどうか怪しい)に向かって巻き寿司を丸かぶりしました。太巻き1本はきついので母と半分ずつで。丸かぶりしたのは初めてなんですが、あれって、小さく輪切りにするよりおいしいんですね。発見でした。昨日買った巻き寿司は難波のTデパートの中のお惣菜屋さんのものですが、これが大ヒット。普段巻き寿司を普通に売っている(笑)お店は長蛇の列だったので、回避して違う入り口から入店(勝手知ったる台所)。いつもは違うものを売っているお店も皆巻き寿司を売っていて、ちょっと笑えました(中華のお店ではフカひれ入り巻き寿司を売っていた)。で、お店を変えるだけで、並ばずに買えました。これがとっても美味しくて...。来年もあそこにしよう。

このところ睡眠不足が続いています。それは、いつものように、何かのDVDを見ていたら時間があっという間に、とかネットに夢中とかでは全然無く、次々起こる家電やパソコン関連の不具合や設定に悪戦苦闘した結果なのです。まず、頭の痛いのがデジタルです。これ、頭に来ます。我が家は父が大のテレビ好きだったこともあり、今や二人家族なのにテレビが4台。順次デジタル化していって、最後の大物がまだアナログで残っています。お金もお金ですが、それよりこのテレビにはスカパーやレコーダーを繋いであり(すべて旧式)、それを変えることの面倒さが私を悩ませて来ました。旧式には旧式の良さというものがあって、一番の利点はアナログならではの「ゆるさ」です。アナログテレビにレコーダー、コピーフリーのスカパーチューナー。それらは古い型番なれど、故障もせずせっせとよく働いてくれていました。去年の暮れ、ある嵐の翌日、スカパーのアンテナがついに壊れ、超ラッキーなことに、友人が某事情で余っていた新品をタダでくれました。ところが、真新しいアンテナに古いチューナーは反応せず、ここで用済み。この時点でもっとじっくり考えれば良かったのですが、年末と言うこともあって気が焦り、お手軽なチューナーをスカパーで購入。ところがこれが大失敗で、コピーワンス。コピーワンスという魔物についての研究が全然足りませんでした。そこからの長い道のり。はぁ~。

秋の気配

2009-09-16 00:56:06 | 日常
いよいよ涼しくなってきました。大量に買ったマスクはそのままで引き出しの中に眠っています。10月の初旬がピークというニュースに、その頃家族旅行を計画しているので、うわーっと思ったのですが、どうもニュースと自分の周辺に多少ギャップがあります。会社でも普段のインフルエンザの方が圧倒的にかかる人は多いと思うのですが、「家族が罹患した場合、家で仕事をするための準備」とやらが着々と進められていて、大変だなぁとまるで他人事です(笑)。ただ、母が「そう言えば気付いたことがある」と。「今年は聞こえてこないのよ、運動会の練習」。なるほど、そう言えば...。毎年この時期になると、近くの小学校から盛んに聞こえてくる運動場の声。「班長は集合して下さい」とか。懐かしい音楽とか。「きっとインフルエンザで中止になったのね」と、母も残念そうに呟きました。朝は元気に登校する子供たちを毎日見かけるので、休校にはなっていないようです。良かった。今の家に引っ越して来たばかりの頃、家の前を通った人に「学校が近いから子供たちの声うるさいでしょう」と言われ、家族全員びっくりしたことがありました。四季折々学校で繰り広げられる様々なイベントの、ある種懐かしさを含んだざわめき。むしろ心地よく聞いていたのです。あの声をうるさいと感じる人もいるのか....本当に人の感じ方には色々あるのだなぁと改めて思いました。

さて、今素晴らしい本を読んでいて、間違いなく今年のベスト1だと思うのですが、読み終わったら(もうすぐです)きちんと紹介します。今年と言うより、生涯のベスト10に入る作品です。エッセイなのですが、自分がエッセイというものに対して抱いていた概念を吹き飛ばされました。
その中で非常に印象的なシーンがあります。ニューヨークに旅した筆者がアメリカの友人たちとクリスマスを過ごしていた時、いつの間にか大統領選の話になり(当時はブッシュが当選した直後)、皆ブッシュが選ばれたことにひどく落胆し、「ブッシュが大統領だなんて信じられない」「これじゃよっぽどクリントンの方がマシだわ」と嘆いていたのです。きっとその後に起こる悲劇を漠然と感じ取っていたのかもしれません。たまたま日曜日に、9.11を題材にした映画がテレビで放送されていて、最後の30分ほどの惨状に胸が塞がる思いでした。
リーマンショック後のアメリカ金融業界は、政府の救済のおかげで早くも黒字に転じ、またもや投資家がうごめいているようです。「強欲」という文字を、新聞でもドキュメンタリー番組でも目にしました。世界はいったいどこに向かって行くのでしょう...

どうなるのだろう?

2009-08-26 01:19:59 | 日常
月一更新みたいになってきましたね。忙しくて...と言うのは連休明けからです。盆休みは、なんと9日もありました。私はどちらかと言うと、ドーンとまとめて休みをくれるより、ちょこちょこ休みがあるという方が好きですね。
お盆前は一応予定を立てていました。お掃除の(笑)。一番頑張ったのが壁のクロス掃除。我が家は吹き抜けで壁の面積が広く、業者に頼むとかな~りなお値段になりそうだったので、何でも請け負うあっしが奮闘しました。柄の長い特殊なスポンジモップで。汗だく。おかげで白くなりました。すっきり~^^
で、これと他の場所の掃除でエネルギーの大半を使い果たし、後はダラダラ。本は1冊だけ。DVDは手つかず。でもまぁ、それもまた良し。仕事が始まると結局またもや怒涛の忙しさ。
さて、あれこれ雑多な懸案事項が山積みで、脳みその休まる暇がないです。まず、選挙。どうしたものか。もちろん行きますが、困ったな~。どっちにも魅力ない。両方のいいとこ取りしたい気分。テレビで若者に「なぜ選挙に行かないのか?」という街頭インタビューをやってました。「誰がやっても同じだと思うから」と言った女の子に「そんなことないって」と言えないオバサンは悲しい。隣にいた彼氏らしき青年は「僕らには関係ないから」って言ったけど、それは違うな。関係あるんですよ。このままでは君たちの未来が暗い。マニフェストで選ぶべきか...絵にかいた餅?。鳩○さん、「チェンジ」って何度も言うのやめません?誰かが使った有名すぎるフレーズを使うって、聞いてるこちらが恥ずかしくなります。ああ、せめてもうちょっとマシな世の中になりますように。
地デジどうしようかな?家族二人なのに、テレビが4つの我が家(笑)。あと1台、居間の一番大きなテレビが、分厚いアナログのままです。このテレビにはスカパーもDVDレコーダーも繋いでいるから一番後回し。ブルーレイを買うべきか、さて。
インフルエンザ、すごい勢いで広がるのでしょうか?一応、マスクは国産で50枚用意したんですが。暮れにはソウルにも行きたいから、なんとかこれ以上流行らないでほしい。

何を忘れるか?

2009-07-22 01:46:03 | 日常
10日ほど前に脳ドックを受診しました。ずっと前から一度受けてみたいなとは思っていたのですが、何しろウン万円もするし、いざ申し込んだら今度は満員!何ヶ月も先の予定は立ちにくく、やっと実現の運びとなりました。しかし、あんなに予約がいっぱいとは思わなかった...。簡単に済むと思っていたら意外に時間がかかり、想定外の認知症テストまで受けました。問題は10個近くあったと思います。読み上げられた数字を逆さまに言っていくものなど、若くても苦手な人は結構いるかもしれませんね。私はお陰様で全問正解でした。いいのか悪いのかわかりませんが、学生時代に年号を暗記したようなやり方ですべて憶えてしまいました。こういう記憶ものは得意なので楽勝。〇〇の戦いが何年にあったとか、外国の小説の登場人物とか、そういう生活の足しにならないようなことは割とよく憶えているのに、お店への道順とか、誰それとここに来たことがあるとか、そういう肝心のことはさっぱり(爆)
で、検査の後、脳神経外科の先生と面談があったのですが、先生が認知症テストの結果を見て「なんで、脳ドックを受けようと思ったの?」と不思議そうにおっしゃいました。どうやらほとんどの人がその点を心配して受診されているようです。「頭痛が定期的に起こるし、眼底検査で毎回ひっかかるので」と理由を言うと、脳のレントゲン写真をじっくり見ながら「大丈夫、脳はすごく綺麗だし、血管も綺麗」と言ってくれました。ホッ。そうひんぱんに出来ないので、これで当分安心です。

ところで、今日はとんでもない忘れ物をしました。通勤途中、地下鉄の車内で、窓に映った自分の顔を見て呆然。すっぴんでした。化粧をし忘れたのはこれで二度目。朝母は何も言わなかった...。会社に着くなり大慌てで眉を書いて薄くアイシャドウを入れ、間に合わせ。しかし、誰も「〇さん、今日はお化粧してないんですか?」とも聞かない。まぁ、こんなおばさんのこと誰も興味ないでしょうが(笑)。家に帰ってさっそく母に、「お母さん、私今日化粧するの忘れてたの気がつかなかった?」「へぇ、そうだった?全然」と母。化粧に興味が無く、自身も全くと言っていいほど化粧をしない母には、娘が化粧をしてようがしていまいがどうでもいいことのようでした。ハハハ。

ジャブ、ジャブ、ストレート

2009-07-11 00:59:10 | 日常
7月7日はウン回目の誕生日でした。今年はなぜかいつもより多いお祝いメールを頂き、感激しました。この年になって誕生日を祝ってもらえるなんて本当に幸せ者です。憶えやすい日に産んでくれた母にも感謝。

さて、本題。最近私がはまっているあるものについて。
皆さんご存知の通り、私は夏が大好きです。それも、真昼のカーッと晴れ上がった空、夏の匂い・夏の風・夏の空気そのものが好きなのです。ところが、最近はどうも夏が楽しくありません。それは、夏なのに寒いからです。最近は、毎年夏になると体調が狂います。暑さに負けるのではなく(負けたことはない)、会社や電車に冷房が入ったとたん、一気に調子が狂うのが自分でわかります。手の指先まで氷のように冷たくなるのです。真夏になぜ膝かけをして仕事をしなければならないのだろうと、すごいストレスを感じながら、電車内でもスカーフやハンカチを膝に乗せています。家にいる時は、自分の部屋では、昼間は冷房はいれません。私はほとんど汗をかかない。親友が暑さでふぅふぅ言っていても、私が鼻の頭に汗をかくなんてことは全くなかったのです。今年こそなんとか体の芯で暑さを感じたい、汗をかきたいと考え、悩んだ末に選んだのが、シェイプボクシングというWiiのソフト。ダイエット用に開発された物のようですが、はっきり言ってそれは二の次。痩せようが痩せまいが関係ない。とにかく体を動かして燃やそうと考えたのです。ジム通いなど面倒なので絶対続きません。インストラクターとか恥ずかしいし、集団でトレーニングするのも恥ずかしい私に、もってこいのソフト。以来、一か月半、せっせと毎日続けています。これ、大正解。体の中からカーッと熱くなって、汗だくになるのです。滅茶苦茶気持ちいい!
中身は真面目なトレーニングと遊び感覚のゲームに分かれていますが、このゲームが結構手強い。基本のトレーニングはこつこつ真面目にやったせいか成績抜群で、ほとんどミスなしで打てます。推定年齢20代前半をコンスタントに出せるのです。攻撃はパーフェクト(笑)。ボクシング検定というのがついていて、レッスンで良い成績をあげると画面のインストラクター(笑)から「検定を受けてみたら?」と勧められるようになります。負けず嫌いなので、これもこつこつ級を更新中。ところが、唯一、話にならないほど出来ないゲームがあるのです。それはロボットが出て来て左右から打ち分けられるパンチをただひたすら避けるだけのものです。じっとしたままで、体の重心を移動させてパンチを避けるのです。これがまぁ、なんと60代から上昇しません。何度やっても出来ない。自分から繰り出すパンチは正確に打ち分けられるのに、簡単なパンチ避けが出来ない。それも面白いことに、ロボットが右手から繰り出すパンチは100%避けられるのに、ロボットが左手で打ってくるパンチは100%当たり。ボコボコに殴られて即ノックアウト。要は、体が片一方にしか向かない。体の重心を移動することが出来ないのです。なぜ体を逆方向に捻られないのか不思議だと妹にも言われました。まぁ、そんなこんなで苦戦もありますが、丸太切りや山道ランニングで熊を殴り倒すなど多彩なアイデアにすっぽりはまり、任〇堂さんの思う壷の毎日です。おかげで、パソコンに向かった時は半分寝ていますが、会社や電車が寒くなくなりました。ブラボー!

happy time

2009-05-11 00:34:06 | 日常
この間自分の通帳を見たら、意外にもほとんど減っていなかった。なんでかなぁと考えてみたら、珍しく上半期にどこへも行かなかったことに気づいたのでした。東京にもソウルにも1回も行かなかったらこんなに余裕があるのね、と軽いショック(笑)。まぁ、エンディさんがドラマや録音で歌手活動をしていなかったこともあるのですが、ついに6月来日。一気にウン万円のお高いパーティーです(笑)。待ってたから別にいいけど。

で、長いゴールデンウィークは何をしていたかと言うと、ひたすら家仕事。キッチンとお風呂のリフォームをし、どっと疲れましたが色々勉強になりました。近所の電気屋さんとのコミュニケーションも密にしておこうと仕事をお願いしたら、ご主人が高校時代の同級生だったり(あまりにも風貌が変わっていてびっくり。締まって渋くなってました)、提出しなきゃいけない書類がいっぱいあったり。準備も後片付けも大変でした。普段から整理整頓を心がけていても、いらないものはやっぱり出てくるんですね。ずいぶん捨てました。私は何年も使わないものをダラダラ置いておくのは嫌なたちなので、パッと捨てます。物なんて出来れば捨てないに越したことはないので、結局は増やさないことが一番ですね。収納には無印良品と100均にずいぶんお世話になりました。色目やサイズが揃えやすいので、すっきりと片付きます。真夜中に特殊なモップを使って脚立に登りながら壁のクロス磨きをした時は、さすがに二人で笑いました。我が家は天井の高い吹き抜けの設計なので、クロスの掃除を業者に頼むとすごい金額になるのです。で、やむなくわたくしが...。壁が白いと大変です、ほんと。でもどんどん綺麗になっていくのを見ると清々しい気持ちになりました。母も私も「明日しよう」とか「今度しよう」というのが嫌いで、気になりだしたら今からしないと気が済まないのです。何事も人に頼んでいつやってくれるんだろうと気をもむより、大変でも自分でやる方が早く済みますからね。
今月中にもう一つ、物置の整理と解体が待っています。解体をやって頂く便利屋のおじさんとはすっかり顔馴染みになってしまいました。母は私に次々新しい課題を提供してくれます(笑)。でも、終わった後の達成感は素晴らしいから、結局こうやって片づけている時が幸せな時間なのでしょう。

happy timeと言えば、自分の時間はひたすら本を読んでいました。最近はまった森博嗣さんのミステリーです。これに関してはまた次回。

底力

2009-03-25 01:13:14 | 日常
今日、と言ってももう昨日のことだけど、さすがに熱気は凄かった。特に昼休みが終わったあたりから、社内は異様な雰囲気になってきた。一見いつもと変わりなく、皆まじめに仕事をこなしている。年度末で仕事はてんこ盛りだ。その割に皆何やらギラギラしている(笑)。時々社内が水を打ったように静かになる。その時は韓国側の攻撃だ。聞いている者まで1点を守ろうと必死になっている。何人かが携帯で見、ごくわずかな人がパソコンで見、その他大勢は社内の雰囲気で動静を知る。野球に興味が無くても「そこ、何やってる!」などと無粋なことを言う人はいない。出来た会社(笑)。息詰まる攻防の末に誰か(女子)が「あぁ、もう体に悪い。息がつまりそうやわ」と洩らして皆が笑う。また静寂。仕事はちゃんとしている(つもり)。手は動き耳も目も働いているが、頭の片隅で違うことを考えている。
ついに延長。一瞬9回裏で負けたと思った。同点で胸をなでおろすが、延長になると先攻はどう考えても分が悪い。そして10回。同じセクションの一角に席を置く某氏が「ああっ、一番ええとこで打ちよった!」と呻くように言った。これで何が起こったか察しがついた。広いフロアのあちこちで歓声があがる。件の某氏、「よし、これで勝った」と一言。ええっ、まだ10回裏がありますよ、韓国チーム怖いですよ、と言おうと思ったが、実は私も勝ったと思った。そう思わせる力が、イチローの一打にはあったのだ。試合終了と同時にあちこちから拍手が沸き起こった。なかなかいい光景だった。みんな笑っていて、最近こんなことはなかったなと思った。
オリンピックとか、ワールドカップとか、WBCの時だけ盛り上がって申し訳ないが、しかし、こういう緊張感はたまらなく楽しい。選手はたまったもんじゃないだろうけど。特に、活躍して当たり前なんて思われている有名選手は大変だろう。あのイチローでさえ、苦しんだのだ。苦しんだからこそ、神が下りて来たんだと思う。(彼は常に気の利いたコメントでファンを楽しませてくれるが、マスコミが、理解出来ない自分たちの頭の悪さを棚に上げてそのコメントをとやかく言うのは不細工だ。私は特にイチロー選手を好きでも嫌いでもないけれど、もうちょっとマシなインタビュー出来ないの?と思うことは多い)。

日本人の底力は捨てたものではない。もっと自信を持っていいと思う。先日二夜続けて見た「黒部の太陽」もすごかった。何年後の日本のためにダム建設に懸けた人々の、命懸けの挑戦に圧倒された。来る日も来る日も溢れ出す水と泥にまみれ、真夏なのに寒さに震えながらトンネルを掘り進んだ人たちの尽力に頭が下がる思いだった。

最後に、一年の浪人の末に難しい資格試験に合格した親友にエールを送りたい。心からおめでとう!

英雄

2009-03-15 01:49:08 | 日常
日記というより月記になっております。実は、この私が2時までに寝てしまうようになりました(笑)。世の中の不況と正比例か反比例かわかりませんが、仕事が異様に忙しく、書類の山の中で埋もれるようにパソコンと格闘しています。ダーっと勢いでこなし、定時でさっと帰り、買い物等をすませて電車に飛び乗り。夕食後は母と一緒にTVを見、お風呂からあがってからやっとパソコンに。そんな状態で毎晩3時過ぎまでネットを続けていると、「気がつくとパソコンの前で居眠り」という状況が続き、さすがにこれはいかんと、やっと重い腰を上げました。パソコンに向かう時間を減らすしかありません。ずっと前からなんとかしないとなーとは思っていたんです。もちろん体のためもありますが、それより時間の無駄使いが気になりました。私は「機能的」とか「効率的」という言葉が好きなので(笑)、こういうパソコンの前で居眠りというような、何のためにもならない時間の使い方が自分で許せないのです(カフェとかでぼんやり考え事をしたりするのは全然無駄じゃないですよ)。今まで実行しなかったのは、何時まで起きていても睡魔が襲って来なかったから(無理に寝ていた)。私も歳をとったということでしょう。最近は、パソコンは本来の目的(情報収集)に時間を割き、あとは友人のブログや猫のブログ神話関連のブログを巡って終わりです。いまや、定期預金から旅行保険、ホテルや乗り物の申し込み、食品の取り寄せ、便利グッズや特殊文房具の取り寄せ、映画演劇コンサートのチケット手配、宅急便に至るまで、全部インターネットで済ませている私にとって、これらの私的事務(笑)を円滑に動かすだけで、毎日のパソコンタイムは終わってしまいます。そんなわけで、なかなか自分の二つのブログを更新する余裕が生まれません。ネタはあるんですがねぇ。

と、言い訳はここまでにして、読書は淡々と継続中なので、不思議な1冊の本をご紹介します。これはご覧になっておわかりの通り、チェ・ゲバラの伝記をコミック化したものです。映画を見た時、わかりやすい伝記みたいなのないかなぁと言った私に親友が教えてくれたものです。映画を観る前に読んでいたら、もっとよくわかっただろうなと思いました。しかしこれ、コミックでもいい加減難しかったです。何より南米系の名前に苦戦します。人名か船の名前かもわからなかったりして...。小説や伝記で読むのはなかなか大変でしょうね。去年のカンヌでベニチオ・デル・トロ氏が主演男優賞を獲った映画の方は、前後篇に分かれ見応え充分でした。キューバの革命が成功する若き日の栄光の部分より、南米全体の革命を志し挫折する後半部分の方が迫って来るものがありました。俳優よりゲバラ本人の方がものすごいハンサムで長身、ベレーに葉巻があれほど似合う人はいないと思います(このコミックスの顔は似ていません。もっと甘いお顔です)。おまけに医者で大変なインテリで女性や子供に優しい...英雄としては申し分のない人でしたが、心酔するには至りませんでした。
先日、WBCの次の対戦相手がキューバということでカストロ氏をTVで見かけ、一緒にキューバ革命を成功に導いた二人のその後の人生の違いを思わずにはいられませんでした。