飛び道具系と呼ばれるジャンルのエフェクターがあります(本当か?)
その飛び道具系を多岐に渡り量産しているのが「エレハモ」ことエレクトロハーモニクス社なのですが・・・これもまた怪エフェクターだよなぁ・・・
MEL9
ここ数年エレハモが妙に力を入れているのが「鍵盤楽器の音を出すエフェクター」です。
すでにハモンドオルガンの音色を再現した「B9」と「C9」が販売されていて、さらにこのMEL9にKEY9などを合わせて「9シリーズ」と呼ばれています。
このMEL9は、鍵盤楽器「メロトロン」の音色を再現した物です。
EHX公式デモ動画
メロトロンとは?
リンク先に詳しい機構や実際に使われた楽曲が挙げられていますので参考にして下さい。
要はメロトロンとは「鍵盤を押すと磁気テープに録音された音が再生される」言わばサンプラーの元祖です、しかもサンプリングを磁気テープへの録音と再生と言う極めてアナログな方法で、さらに「鍵盤1つ毎に1本の磁気テープがセットされていて、1本のテープには3種類の音が録音されていて、なおかつ交換可能」と、とても革新的だったのです。
あまりにも革新的すぎて、当時は「サンプルに録音された楽器の奏者が失業する」と非難されたと言う話もありますが、この問題もほどなく沈静化します。
何故ならこのメロトロン、革新的な面を帳消しにして余りある欠点だらけの楽器だったのです。
詳しくは上のリンク先で書かれた記事に有る通りですが、要約すると「不安定で壊れやすい」と言う部分に尽きます。
しかしメロトロン独特の音色は他に代えがたく、シンセのプリセット音色にも用意されていたり、元祖メロトロン社からもデジタルサンプリングで再現した最新型が用意されています。
デジタルメロトロン M4000D デモ動画
ちょっと前の楽器フェアで出展されていたのを覚えています。
オリジナルのテープ音源からサンプリングした音を使っているので本物の音です。
しかも機械的な機構が無いのでメロトロンの弱点は全て解決されています。
ところが人間とは不思議なもので、この完璧なデジタルメロトロンより問題だらけのオリジナルメロトロンをありがたがってしまうのです(汗)
もとい。
大抵の場合、この手のエフェクターは単音のみ有効で和音を入力するとマトモに鳴らないのですが、最近は和音入力も全く問題無くなっています。
ギターやベースにわざわざシンセ用のポリフォニックピックアップを付ける必要が無いのはとても良い事ですが、それを付けて使っていた側としては何となく釈然としない気持ちもあります(笑)
裏蓋を開けてみる
電源は9Vの外部電源のみです、電池使用は出来ません。
・・・あれ?これは何だろう?
謎のスイッチ
フットスイッチを配線している基板の横に謎のミニスイッチが。
「dry」「mute」とありますが、こんなスイッチが有る事は取説には書かれていません。
取説で一切触れられていないこのスイッチの正体は何でしょう?
このミニスイッチですが、フットスイッチがOFFの際にエフェクト出力ジャックをミュートするかドライ音を出すかを選択するスイッチでした。
ドライ出力ジャックは常時ドライ音が出ていますので、エフェクト出力ジャックとそれぞれ別個のアンプやミキサーのチャンネルに接続した時「フットスイッチOFF時にはエフェクト出力側に信号は送らない」と言う形での運用が考えられます。
具体例としては、ドライ側出力をオーヴァードライヴさせたアンプに繋ぎ、エフェクト側出力をクリーンなアンプに繋ぐ。とかかな?と。
アイデアは色々出て来ますが、手軽にメロトロンの音を出したいと言う向きにはあまり縁が無い機能かも知れません(笑)
しかし何で取説にこのスイッチの存在が書かれていないのだろう?
Your Mello-Fellow
最近のエレハモ製品は基板のプリントや外箱の折込みに一言メッセージが書かれていますが、こちらは「貴方の熟した仲間」と訳すればいいかな?
「Mellow」じゃなくて「Mello」なのは「Mellotron」に引っ掛けたシャレですね(笑)
次回はこのMEL9でちょっと本末転倒(?)な実験をしてみたいと思います。
その飛び道具系を多岐に渡り量産しているのが「エレハモ」ことエレクトロハーモニクス社なのですが・・・これもまた怪エフェクターだよなぁ・・・
MEL9
ここ数年エレハモが妙に力を入れているのが「鍵盤楽器の音を出すエフェクター」です。
すでにハモンドオルガンの音色を再現した「B9」と「C9」が販売されていて、さらにこのMEL9にKEY9などを合わせて「9シリーズ」と呼ばれています。
このMEL9は、鍵盤楽器「メロトロン」の音色を再現した物です。
EHX公式デモ動画
メロトロンとは?
リンク先に詳しい機構や実際に使われた楽曲が挙げられていますので参考にして下さい。
要はメロトロンとは「鍵盤を押すと磁気テープに録音された音が再生される」言わばサンプラーの元祖です、しかもサンプリングを磁気テープへの録音と再生と言う極めてアナログな方法で、さらに「鍵盤1つ毎に1本の磁気テープがセットされていて、1本のテープには3種類の音が録音されていて、なおかつ交換可能」と、とても革新的だったのです。
あまりにも革新的すぎて、当時は「サンプルに録音された楽器の奏者が失業する」と非難されたと言う話もありますが、この問題もほどなく沈静化します。
何故ならこのメロトロン、革新的な面を帳消しにして余りある欠点だらけの楽器だったのです。
詳しくは上のリンク先で書かれた記事に有る通りですが、要約すると「不安定で壊れやすい」と言う部分に尽きます。
しかしメロトロン独特の音色は他に代えがたく、シンセのプリセット音色にも用意されていたり、元祖メロトロン社からもデジタルサンプリングで再現した最新型が用意されています。
デジタルメロトロン M4000D デモ動画
ちょっと前の楽器フェアで出展されていたのを覚えています。
オリジナルのテープ音源からサンプリングした音を使っているので本物の音です。
しかも機械的な機構が無いのでメロトロンの弱点は全て解決されています。
ところが人間とは不思議なもので、この完璧なデジタルメロトロンより問題だらけのオリジナルメロトロンをありがたがってしまうのです(汗)
もとい。
大抵の場合、この手のエフェクターは単音のみ有効で和音を入力するとマトモに鳴らないのですが、最近は和音入力も全く問題無くなっています。
ギターやベースにわざわざシンセ用のポリフォニックピックアップを付ける必要が無いのはとても良い事ですが、それを付けて使っていた側としては何となく釈然としない気持ちもあります(笑)
裏蓋を開けてみる
電源は9Vの外部電源のみです、電池使用は出来ません。
・・・あれ?これは何だろう?
謎のスイッチ
フットスイッチを配線している基板の横に謎のミニスイッチが。
「dry」「mute」とありますが、こんなスイッチが有る事は取説には書かれていません。
取説で一切触れられていないこのスイッチの正体は何でしょう?
このミニスイッチですが、フットスイッチがOFFの際にエフェクト出力ジャックをミュートするかドライ音を出すかを選択するスイッチでした。
ドライ出力ジャックは常時ドライ音が出ていますので、エフェクト出力ジャックとそれぞれ別個のアンプやミキサーのチャンネルに接続した時「フットスイッチOFF時にはエフェクト出力側に信号は送らない」と言う形での運用が考えられます。
具体例としては、ドライ側出力をオーヴァードライヴさせたアンプに繋ぎ、エフェクト側出力をクリーンなアンプに繋ぐ。とかかな?と。
アイデアは色々出て来ますが、手軽にメロトロンの音を出したいと言う向きにはあまり縁が無い機能かも知れません(笑)
しかし何で取説にこのスイッチの存在が書かれていないのだろう?
Your Mello-Fellow
最近のエレハモ製品は基板のプリントや外箱の折込みに一言メッセージが書かれていますが、こちらは「貴方の熟した仲間」と訳すればいいかな?
「Mellow」じゃなくて「Mello」なのは「Mellotron」に引っ掛けたシャレですね(笑)
次回はこのMEL9でちょっと本末転倒(?)な実験をしてみたいと思います。
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