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毛玉生活満喫中?
濃すぎるポーリッシュ・ローランド・シープドッグのお話。

家無き子 その顛末 10.

2011-10-17 01:01:30 | 日記

※山口在住 リンゴン

「契約は101号のままでとりあえずやっておいていただいて・・・そーだ!火災保険代が別枠でかかりますが、よろしくお願いします。歩くのが大変なのはわかっているので、不動産会社まで来ていただく必要はありません。全部郵送で済ませますので、大丈夫ですよ。」
「了解いたしました。(渋々のフリ)」

Kちゃん、わかったわよお。何でもかんでもOKざますよ~。
もう家無き子じゃないとわかればいいのいいの。
借金の保証人じゃない限り、何にでもハンコついちゃうわよ~。

で、数日後届いた契約書。ちょっとわからない事があったので、不動産会社の担当の女性に電話をしてみた。

「あのー、この契約書には犬は飼っちゃ駄目って書いてあるんですが。。。私4頭飼いなんです。このまま判を押しても大丈夫?」
「ですからっ、今以上増やさないでてことですってば。飼ってる事わかってての契約でしょ。数は増やさないでってこと!」
「・・・(何この女?)でね、今の建物の名前は継続しないでしょ。住所変更しなくちゃいけないので(特定疾患の申請問題があるため)、新しい建物名を教えてください。」
「まだ決まってません!決まってるはずもないでしょ。工事だって始まってないんだから。」
「・・・(我慢我慢。ここで喧嘩して家無き子に戻るわけいかないしね。)」
「とにかく今の部屋のつもりで契約済ませちゃってくださいって言ってるんです。」
「えっ、でも内容は新規の家になってますよね。犬は飼っちゃいけないって・・・。」
「だから、まだ何にもきまってないうちにあーだこーだ言われても困るんですよっ!」
「じゃあ・・・決まったら教えてください・・・それと火災保険の件ですけど、前オーナーには何も要求されなかったんですが、不安だったので通常部屋を借りる時に入るものと同等のものに個人的に入っていて、昨年更新したばかりなんです。もし良かったら、こちらを使わせてください。」
「はああ?」


※神奈川在住 デューク

言われた通りに火災保険のコピーをファックス。
契約書も投函し、その足で銀行に行き、契約書に書かれた金額を即日入金。
次の日の夕方、同じ担当者に全て完了した旨の報告と確認をお願いする電話連絡を入れてみた。

「101号の箕浦ですが。」
「はーい、箕浦様!昨日は早速のご入金ありがとうございました。全ての確認が取れておりますので、何か問題がございましたら何でもお申し付けくださいね。よろしくお願いしまーす。ほほっ。」
「はあ・・・お手数おかけしますが、こちらこそよろしくお願いします・・・ではでは。」

言っておくが・・・これ、同じ女性担当者。
なんなのこの違い・・・?

要するに会社でも私はワケアリ扱いだったんでしょうね。
海のもの山のものともわからん難病者。金は払ってないし、だからと言って無理やり追い立てて裁判なんかに持ち込まれたって、会社側に勝ち目は無い。弱者だからね。
『国でさえ対処に躊躇してる人間をどうするんだよ。大事にされても面倒だ。厄介なもんを背負い込んじゃったよなあ。』
絶対に会議にかけられていたと思う。
そんな人間がごねる事も無く、金を無心することもなく、反対にやたらと話もスムーズで金払いもよく、更にはきちんと保険にも自発的に入っていたりしたわけだ。

掌を返したかのような対応にこっちが面食らう。
清く正しく美しく生きてて良かったよ。
って言うかさ、この都会の片隅で4頭と一緒に暮らしている以上、気を遣って生きているわけよ、自分なりに。
国税だってきちんと口座を教えてくれればちゃんと払ってたってば。

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