イサックのブリーダーであるアネットはハバネーズのブリーダーでもある。
明日のショーにアネットから購入したハバネーズを出陳させるメンバーもパーティーに加わっていたのだ。
「ほーら、嗅いでみて。ポンに比べたらとってもいい匂いのハバネーズよ。」
あまり犬を頻繁に洗わないヨーロッパの中でもポンは特に洗わない犬種と言える。
ポンのコートの油には独特な自浄作用があり、それを生かす為に滅多に洗わない事がいいとされているのだ。
日本のような気候ではないので、2週間に1度徹底的にコーミングをすれば皮膚もコートもいいコンディションでいられる。
もともとあまり体臭のない犬種であっても、洗わなければ獣臭がしてしまうのは仕方がない。
ところがハバネーズのコートにはポンのような自浄作用はないらしく、すぐに汚れてしまうために2週間ごとのシャンプーが必要とのこと。
2年間洗っていないポンと2週間ごとに洗っているハバネーズを比べちゃいけないと思うのだが・・・。
「常にいい匂いのうちのイサックはハバネーズの中でも美男子で最高なの!!」
どうやらアネットは自分のところで生まれたポンとハバネーズのオスの黒ちゃんの名前を同じにしていたようだ。
「あらっ、あなたの犬もイサックというの!?何年何月何日生まれよっ!ええ、2006年8月?ほーほほほほっ!うちの子の方が先だわよ~!!」
同じ犬舎出身で同じ名前の真っ黒な犬。
おばちゃんヒートアップしちゃって、ついに私は彼女のログまで拉致されてしまった。
「いい事を教えてあげる。グルーミングにはいいシャンプーとスプレーを選ばなきゃ駄目。ヨークシャーテリアにいい物がハバネーズにはぴったりなのよ~。」
化学的な物を一切使っていない物を使用する事の重要性や用品の使い方から始まり、如何に色んな製品の試供にお金を使ったか等の説明だった。
「基本はヨークシャーテリアなのっ!」
シルキーコートのグルーミング方法の講義をじっくり聞く羽目になっちゃって、どうしたものやらと考えているうちに1時間近く経過。
13歳にして175センチの息子を通訳として横に据え、ありとあらゆる物を出しては説明をしてくれていたその時、何を思ったか突然全てをしまい出したおばちゃん。
「・・・よく考えたら、あなたポンを飼っているのよねぇ。どーせ洗わないんだから、こんなに一生懸命説明しても意味無いわよ。だって・・・臭いポンだもの。」
何だかお互いとっても可笑しくなってしまい、大笑いしながら皆がいる場所に戻ることになった。
パーティー会場ではヨーロッパ各地から集まった人々が自己紹介しながら自分のポンの話などで盛り上がっていた。
白夜のパーティーはいつまでたっても終わりを迎えず、朝方までわいわいがやがや・・・眠らずにドッグショーの朝を迎えた・・・と思う。(時差に負けて、我々日本人は早々と撃沈。いつまで続いていたかは不明。)
明日のショーにアネットから購入したハバネーズを出陳させるメンバーもパーティーに加わっていたのだ。
「ほーら、嗅いでみて。ポンに比べたらとってもいい匂いのハバネーズよ。」
あまり犬を頻繁に洗わないヨーロッパの中でもポンは特に洗わない犬種と言える。
ポンのコートの油には独特な自浄作用があり、それを生かす為に滅多に洗わない事がいいとされているのだ。
日本のような気候ではないので、2週間に1度徹底的にコーミングをすれば皮膚もコートもいいコンディションでいられる。
もともとあまり体臭のない犬種であっても、洗わなければ獣臭がしてしまうのは仕方がない。
ところがハバネーズのコートにはポンのような自浄作用はないらしく、すぐに汚れてしまうために2週間ごとのシャンプーが必要とのこと。
2年間洗っていないポンと2週間ごとに洗っているハバネーズを比べちゃいけないと思うのだが・・・。
「常にいい匂いのうちのイサックはハバネーズの中でも美男子で最高なの!!」
どうやらアネットは自分のところで生まれたポンとハバネーズのオスの黒ちゃんの名前を同じにしていたようだ。
「あらっ、あなたの犬もイサックというの!?何年何月何日生まれよっ!ええ、2006年8月?ほーほほほほっ!うちの子の方が先だわよ~!!」
同じ犬舎出身で同じ名前の真っ黒な犬。
おばちゃんヒートアップしちゃって、ついに私は彼女のログまで拉致されてしまった。
「いい事を教えてあげる。グルーミングにはいいシャンプーとスプレーを選ばなきゃ駄目。ヨークシャーテリアにいい物がハバネーズにはぴったりなのよ~。」
化学的な物を一切使っていない物を使用する事の重要性や用品の使い方から始まり、如何に色んな製品の試供にお金を使ったか等の説明だった。
「基本はヨークシャーテリアなのっ!」
シルキーコートのグルーミング方法の講義をじっくり聞く羽目になっちゃって、どうしたものやらと考えているうちに1時間近く経過。
13歳にして175センチの息子を通訳として横に据え、ありとあらゆる物を出しては説明をしてくれていたその時、何を思ったか突然全てをしまい出したおばちゃん。
「・・・よく考えたら、あなたポンを飼っているのよねぇ。どーせ洗わないんだから、こんなに一生懸命説明しても意味無いわよ。だって・・・臭いポンだもの。」
何だかお互いとっても可笑しくなってしまい、大笑いしながら皆がいる場所に戻ることになった。
パーティー会場ではヨーロッパ各地から集まった人々が自己紹介しながら自分のポンの話などで盛り上がっていた。
白夜のパーティーはいつまでたっても終わりを迎えず、朝方までわいわいがやがや・・・眠らずにドッグショーの朝を迎えた・・・と思う。(時差に負けて、我々日本人は早々と撃沈。いつまで続いていたかは不明。)