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河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

失ったモノは、また必ず取り戻す

2023-11-17 00:03:23 | 絵画

生きていると、必ず何か失っている。物を失うことには躊躇しない。元より形あるもの全て滅ぶ。しかし心の一部が失われると、悲しい、悔しい、腹立たしいから・・・・自分の情緒の不完全に失望することがまだ多い。そろそろ止めにしたい。

今流行りのAI(人工知能)に振り回される自分にはならないように、つまらない仕事はしない、つまらない発言もしない。自分がどう感じるかが一番大切で、何をどう考えるかの自分を少し離れて見ていたい。

絵を描くとき、今の自分以上には描けない。自分が感じる以外のことは描けない。唯我独尊だから絵を描くことは面白い。これだけは失ってなるものか。

しかし体力は随分失った。老化が原因でもあるが、食事の偏り、不摂生から絵が描けなくなったら「恥」だ。今日は富有柿をスライスしてバルサミコ酢、オリーブ油、塩コショウでサラダにした。他に鳥皮でスープを取って塩味を付けた。皮は出汁を取ったら醬油と味醂で柔らかくなるまで手羽先と共に煮込んで食べる。昔は三品は「エサ」、四品は「食事」、五品は「料理」と勝手に基準を付けていたが、止めた。体重は76kgのままだ。これは失うほうが良い。そこで速足で歩き、ときどきフェンスの上のバーをつかんでブラ下がり、猫を見つけて足音を立てて追いかけて遊ぶことにしている。

昨日、最後の子猫の通天ちゃんが亡くなった。親が育児放棄していて乳をもらえなかった。私は幼猫用ミルクを買ってきて飲まそうとしたが嫌がって上手くいかなかった。力尽きて命の日が消えるのを見ているしかなかった。線香をあげて、大声で泣いて・・・今日の朝のうちに、またぶちゃ君の隣に埋葬した。「悪いけどミーちゃん、もう生まないで・・・」不妊手術の予約をしたからね。


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