みなまのブログ

短歌、日常、思いつきなど
塔短歌会所属

塔6月号掲載

2018-06-28 13:23:15 | 短歌
今回はイレギュラーに編集長、松村さんの選。


おーいって呼びかけられた心地して眼あげれば春めく富士山

水面から陽は暮れはじめソーラーのパネルの脚をかげのぼりゆく

遠くまでゆるく左右にうねりつつハイウェイのあかり破線に灯る

動かないはずのハシビロコウ叫び人おどかしておりしが死にき

崎陽軒シウマイ弁当のおわりに何かと思って食めばあんずよ

パーカーの襟元のタグ毟りとる実家の母の電話を切って


実は1月号から6月号までの半年間、塔誌の選歌欄評を担当いたしました。
誌面からどの歌を取り上げるか、が最も苦心しました。
初めての拙い評にいろいろな反響をいただきました。
ありがとうございます。
辛かったのですがとても貴重で得難い経験となりました。