公園の池も雨の中

陶磁器コレクション、千夜一夜物語、映画の話等

煮詰まってます

2008-02-28 12:52:35 | Weblog
ここ数カ月、短納期の仕事で、尚且つ調べ物ばかりではかどらないので消耗気味。
休みも削りがちなのですっかりにささくれ立っています。

家族にも会社でも顔つきが男らしくなったと、よこされた鏡をのぞいてみたら確かに。
というか目つき悪くなってない?
まさか「美容によくないので仕事やめます」とは言えない。

今年は自治体の運営委員が持ち回りで私のところに廻ってきているので、更に追い打ち。
私は人の顔の区別が苦手なので今から気が重い。

TVを見ていてもいま一つ俳優の区別ができないのです。
例えば仲代達也と津川雅彦の区別ができません。

将軍様シリーズ等は見るから役割がはっきりしているので、見ていて支障はないけれど、
サスペンスなどマイナー俳優が沢山登場すると
「名札つけてこい」
とTVに向かって文句垂れています。

その将軍様シリーズでも、将軍様をやる俳優はどれも顔が大きくて派手なので区別が…
黄門様は、かなり長いこと見ていたにも関わらず代替わりしてもあんまりわからない。
(衣装同じだし)

話しは変わって。
黄門様といえば、日曜日の「篤姫」。
番組の終盤で、奥女中の無礼な態度に「ええい私を誰と心得る」と啖呵を切った瞬間

『水戸の光圀公であらせられるぞ』

とTVに向かって言ってしまいました。
権威を笠に着た小悪は、もっと大きな権威で成敗。

ドラマ「篤姫」は面白いのですが、何だか話が突飛過ぎて。
西郷達と係わりがあったり、嫁入り前なのに町に度々出て歩いたり、男子と二人で囲碁
っていくらなんでもなあ、と思うのですが、友人に言わせれば

『あれはハイカラさんが通る だと思って見よ』

だそうです。
しかし、あれだけ厳然たる階級社会だど気になりますよ。

一話からいきなり「役割」が出てきましたから。
あれでバガヴァット・ギーターのクシャトリアの話を思い出しました。
つまりカーストです。トイレ掃除のカーストは一生トイレ掃除です。

犠牲の上になりたつ身分であり、身分の高いものほど責任は重い。
篤姫が重責を背負って役割を全うする話が始まるんですね。

美しい。
美しいけれど、適正を無視すると酷いことになります。
今の社会に職業選択の自由があってよかった。