何でこの部屋に居ついたのか、自分でもわからない。
気がつけば、本棚の半分をぼくの漫画が埋めている。
夜遅くならないと帰ってこないことを除けば、この部屋の住人は、まっとうな人の部類に入るはずだ。
こんな風にぼんやりと毎日、その帰りを待つことになるとは思ってもみなかった。
今でも、実感が薄い。
時々、不安になる。自分は邪魔ではないのか、と。突然押しかけてきて、結局負担にしかなっていないのではないか、と。
ただ一度、会って話がしたかった。それだけだったはずなのに。
ただ今は、帰りを待っている。それが当たり前という顔をしてくれる人の。
あと何時間かの、静寂と。
暗くなってゆく部屋と。
気がつけば、本棚の半分をぼくの漫画が埋めている。
夜遅くならないと帰ってこないことを除けば、この部屋の住人は、まっとうな人の部類に入るはずだ。
こんな風にぼんやりと毎日、その帰りを待つことになるとは思ってもみなかった。
今でも、実感が薄い。
時々、不安になる。自分は邪魔ではないのか、と。突然押しかけてきて、結局負担にしかなっていないのではないか、と。
ただ一度、会って話がしたかった。それだけだったはずなのに。
ただ今は、帰りを待っている。それが当たり前という顔をしてくれる人の。
あと何時間かの、静寂と。
暗くなってゆく部屋と。