キ上の空論

小説もどきや日常などの雑文・覚え書きです。

備忘録

2007年02月18日 | つくりかた
実鳥と類の母の名前はエリコ(漢字表記未定)。類→森鴎外の息子→森鴎外→『舞姫』→エリス→エリコ。安易。
エリコさんと伊津子さんの年齢差は2~3。
伊津子さんの父の名前は(長男だけど)敬次郎。祖父(「御大」と呼ばれてるかも)は敬。敬さんが泣き上戸なのを(泣きながら飲み、飲みながら泣く)見て育った伊津子さんと健之さんは、あまりお酒は飲まない。連鎖的に暗い気持ちを思い出すらしい。ただし、この心情は灯守には継がれていない(職業柄、飲む機会はあまりないようだが)。
類はザル。実鳥は枠(たぶん)。酔っている場面が全くない。
思ったより、困ったひとになる予定だったキャラがいい人になってしまって困る。
類の三つくらい年上の妻は祥子さん(名前が「犬」であることを指摘したのはこの人)。実鳥が二十歳の時点ですでに類の名字は冬坂ではない。
あまり出てこないキャラクターは、つい、さんづけになる(あまり関係ない)。
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そのくちびるの赤

2007年02月05日 | みるいら
「ほんとに似てるようで似てないようで似てる」
 ぼくはその人がよこした名刺に書かれた文字を読んだ。
 華やかな笑顔に気後れしてしまわないように。顔を見ないように。
「ところで」
 ぼくは西嶋さんの方を見た。
 居心地悪そうだ。その隣の人を見ないようにした。
「どうして平日昼間に年若いお嬢さんとファミレスなわけ?」
 からかうような口調。
 何かがちらりと記憶をかすめた。かすめただけで、奥底に沈んだ。
 あの赤は、息苦しい。
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