いきなり続き
アガメムノンは、折につけメネラオスを心配してますよね、
槍に刺された時も、密偵に志願しちゃったときも。
10歌のあのやり取り、わたしも大好きーーー!!!
さりげに弟をかばうアガメムノンとか、
じいさんに起こされちゃうディオメデスとか、
さり気にアキレウスの次点、次次点に強いと思われてるらしい
大アイアースとイドメネウスとか
10歌はおいしいシーンが山盛りだくさんです。
構成の挿入という説もあるけど、それならば挿入してくれた人には
心のそこから礼を言いたい!
(概ね、事実や実益を重視する思考回路で
合理的でメタ的な視点も持ってて
不要と判断すればあっさり切り捨てちゃったりするような
人物であるはずの)
当サイトのイタケ人が普通のおっさんくさいのは…
全くもって単なるわたしの好みです(言い切ったー!)
クールビューティーな軍師は三国志の孔明さん一人居れば十分です、
お茶目で口達者な軍師もたまにはいいと思うんです。
コンセプトは「明るくて前向きな男前」ですよ。
ヘルメスの血筋ですし!
ヘルメス>アウトリュコス>オデュッセウスと
どんどん人間くさく情深くなる代わりに、失敗も増えていくという、ね…。
でもまあ、ホメロスには、愛されてるよな、とは思う。
時々、詩人が自分の言いたいことなどをイタケ人に付託して
言わせてるんじゃないかと思うことが。
その所為か知らんが一人だけ周囲と違う価値観で
動いてるように見えることがあります。
でもまあそれも身贔屓フィルター通して見た結果かもしれません。
とりあえず、奴はソクラテス大先生とは意外と気が合うと思うんだ。
(※プラトンの著作のどれかで(『弁明』の次のやつだったと思う)
もし死後、魂が冥府に本当に行くのだとしたら、
オデュッセウスと話をしてみたい、とソクラテス大先生が仰る箇所があった)
アキレウスは、神度が高い故の自由度の高さは、
ぼんやりそう感じてはいましたが、これまた文章にしていただいて初めて
ああ、そうか、としみじみ納得いたしました!
『イーリアス』の後半部分に関しては、
人間化の過程かなと思ってました。
前半=半神っぽいアキレウス 後半=それが崩れる
最初は半神らしく怒ってただけだけど、
パトロクロスの死に、容量を超えるくらいの悲しみを経験し、
(そもそも、そこまで深く一人を愛した時点で神性からの乖離が始まっている、のか?)
ヘクトールという鏡像のような相手を殺し、
プリアモスの訪問で他者への共感、慈悲、と進み、
結局人間くさくなりすぎて死んだ、という流れなら美しいなあと。
や、半神の英雄が短命なのは、昔からの様式美ですけども。
クーフリンも、ヤマトタケルも、シグルドも。
半神が人間の雑多な世界では生きていけず、挫折を繰り返した挙句
早死にする流れなのか??半神は人間成分のせいで死ぬからな。
人間的な感情に染まりすぎるのも、結局半神にとっちゃ汚れみたいなもんで、
許容値超えたら可死の人間の体を脱ぎ捨ててしまうのよ、きっと。
精神的なテロメアが短いんですよ。
しかーし!実際のところがどうであれ!
様式美と各々の要素を使っていかに素敵妄想を繰り広げるかが
同人腐女子の腕の見せ所というもの!
文学的なまじめな研究とか丸無視して萌えの限りに突き進む所存でございますよ!
ええ、わたしはパトアキ推しですよ!日々妄想を繰り広げてますとも。
パトロクロスは内に秘める深慮遠謀型ですよ。
ペネロペイアと似たようなタイプだと勝手にカテゴライズしてます。
しかもアキレウスのことを肉欲なしに心から愛してますよ。
彼の目には半神のアキレウスがきらっきらして見えてるんですよ。
でも口には出さない。パトロクロスは大人な上にむっつりなんです。
パトロクロスにとってはアキレウスに面倒をかけられるのも喜びなんですよ。
手のかかる子ほどかわいいってやつです。
あれ、カストールくんよりは(愛の自覚のある分)楽しく生活してそう、ダナ…。
(あのポリュデウケース君よりはアキレウスのほうがまだしも常識t…ゲフンゲフン)