もし、人生でひとつだけやり直すことが出来るなら・・・
『黄泉がえり』塩田明彦監督&スタッフが梶尾真治の著書『クロノス・ジョウンターの伝説』の中の一篇「鈴谷樹里の軌跡」を大胆に脚色し映画化した作品。原作とは全くの別物と考えるべきなのでしょう。登場人物の名前くらいにしか原型は認められません。しかし、これはこれでしっとりとした、それでいてSFマインドのしっかりとした映画に仕上がっていますね。
出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れた主人公の鈴谷比呂志。彼はそこで郷愁に浸るのですが、ふと1人の少年に出くわす。彼はなんと、“ヒロ”と呼ばれていた20年前の自分だった。比呂志は知らぬ間に1986年にタイムスリップしていたのだった。20年前にタイムスリップした彼が叶えられなかった願いを果たす為に、憧れ、思い焦がれていた和美ねえちゃんの命を救おうと奔走するドラマを主軸にし、同じくタイムスリップした人々の姿と心残りだった思いをオムニバス的にも描くファンタジー。この脇のお話一つ一つがなかなか心にきます。クドカンを始めとする演技者も上手いしね。
コンサートのシーンにはさすがにホロリときましたが、あのエンディング・シーンはいったい何だったのだろう? ここだけが最後に引っ掛かりましたけど内容的には楽しめました。そしてキャラメルボックスの坂口理恵さん、脇ですが目を惹く演技でしたね。彼女を観ていると、ついニコニコしてしまいます。
この映画のノベライズを梶尾真治氏が自ら書いています。こちらもけっこうお薦めだったりします(にこっ)
2005年日本作品
監督:塩田明彦
原作:梶尾真治 『クロノス・ジョウンターの伝説』(朝日ソノラマ刊)
脚本:鈴木謙一、渡辺千穂、塩田明彦
撮影:喜久村徳章
音楽:千住明
出演:伊藤英明、ミムラ
勝地涼、宮藤官九郎、吉行和子
愛川欽也、富岡涼、臼田あさ美
坂口理恵、ダンカン、金聖響
古手川祐子、中村勘三郎[18代目]、倍賞千恵子
『黄泉がえり』塩田明彦監督&スタッフが梶尾真治の著書『クロノス・ジョウンターの伝説』の中の一篇「鈴谷樹里の軌跡」を大胆に脚色し映画化した作品。原作とは全くの別物と考えるべきなのでしょう。登場人物の名前くらいにしか原型は認められません。しかし、これはこれでしっとりとした、それでいてSFマインドのしっかりとした映画に仕上がっていますね。
出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れた主人公の鈴谷比呂志。彼はそこで郷愁に浸るのですが、ふと1人の少年に出くわす。彼はなんと、“ヒロ”と呼ばれていた20年前の自分だった。比呂志は知らぬ間に1986年にタイムスリップしていたのだった。20年前にタイムスリップした彼が叶えられなかった願いを果たす為に、憧れ、思い焦がれていた和美ねえちゃんの命を救おうと奔走するドラマを主軸にし、同じくタイムスリップした人々の姿と心残りだった思いをオムニバス的にも描くファンタジー。この脇のお話一つ一つがなかなか心にきます。クドカンを始めとする演技者も上手いしね。
コンサートのシーンにはさすがにホロリときましたが、あのエンディング・シーンはいったい何だったのだろう? ここだけが最後に引っ掛かりましたけど内容的には楽しめました。そしてキャラメルボックスの坂口理恵さん、脇ですが目を惹く演技でしたね。彼女を観ていると、ついニコニコしてしまいます。
この映画のノベライズを梶尾真治氏が自ら書いています。こちらもけっこうお薦めだったりします(にこっ)
2005年日本作品
監督:塩田明彦
原作:梶尾真治 『クロノス・ジョウンターの伝説』(朝日ソノラマ刊)
脚本:鈴木謙一、渡辺千穂、塩田明彦
撮影:喜久村徳章
音楽:千住明
出演:伊藤英明、ミムラ
勝地涼、宮藤官九郎、吉行和子
愛川欽也、富岡涼、臼田あさ美
坂口理恵、ダンカン、金聖響
古手川祐子、中村勘三郎[18代目]、倍賞千恵子