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ぶろぐHELLO,IT’S MIN.

音楽、読書、映画、TV。℃-ute筆頭にハロプロと少しの日記。
そんなスタンスの“ブログはろみん”をよろしく。。。

本日の映画『嫌われ松子の一生』@レンタルDVD

2007年02月17日 | movie
不幸って何?

『下妻物語』の中島哲也監督が山田宗樹の同名小説を中谷美紀主演で映画化した奇想天外、テクニカラーな女の一生を綴った物語。教師をクビになり家を飛び出し、付き合う男に次々と捨てられ、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役。これでもかと不幸への道をまっしぐら。不器用で、それでも幸せを夢見てはどん底に落ちる松子の人生はとてもヘヴィーなのですけど、中島監督のPOPでキッチュ、そして昭和から平成へと流れる時代をレトロに描いた画によってその悲惨さはあまり感じられません。

主演の中谷美紀さん、さすが女優ですね~って感じです。全編通すと色んな七変化を見せてくれますがちゃんと松子ですから。後姿やつま先のアップまでちゃんと松子ですから。男に殴られても「独りぼっちよりは幸せ」って呟く松子。そして某氏からの便りをひたすら待つ松子。中谷さんは映画女優だな~と。

ミュージカル・シーンが見所。オープニングの木村カエラに始まり、BONNIE PINK がソープ嬢! AIが女囚! もちろん演じながら歌もたっぷりと。豪華なキャスティング、これぞ映画というエンタテイメント。「凄いものを観てしまった」というのが素直な感想です。

 2006年日本作品
監督:中島哲也
原作:『嫌われ松子の一生』山田宗樹
脚本:中島哲也
撮影:阿藤正一
振付:香瑠鼓
音楽:ガブリエル・ロベルト、渋谷毅
音楽プロデューサー: 金橋豊彦
テーマソング:『LOVE IS BUBBLE』BONNIE PINK
出演:中谷美紀、瑛太
    伊勢谷友介、香川照之、市川実日子、黒沢あすか
    柄本明、木村カエラ、蒼井そら、柴咲コウ、
    片平なぎさ、本田博太郎、ゴリ、榊英雄、
    マギー、竹山隆範、谷原章介、甲本雅裕、
    キムラ緑子、角野卓造、阿井莉沙、宮藤官九郎、
    谷中敦、劇団ひとり、大久保佳代子、BONNIE PINKAI
    濱田マリ、武田真治、木野花、荒川良々
    渡辺哲、山本浩司、山下容莉枝、土屋アンナ
    山田花子、あき竹城、嶋田久作、木下ほうか、奥ノ矢佳奈

本日の映画『チェケラッチョ!!』@レンタルDVD

2007年02月16日 | movie
ラップでラヴで
ライブでピース!!


沖縄を舞台にした、最初は冴えない高校生たちの友情と淡い恋を爽やかに綴った青春ドラマ。ラヴコメのお約束のような設定やね~。退屈な毎日を過ごす彼らがある日ラップに目覚め、といってもオンナノコにモテたいだけで、楽器もロクに出来ないままバンドを始めるのです。市原隼人演じる主人公の少年:透がバイト先で知り合った年上の女性(大人の女性)に恋したり、幼なじみの男前な少女の気持ちに全く気づいていなかったり。いやぁ~伊藤歩って、いい女になりましたね。キレイだし、とっても雰囲気が好みです。ハスキーな声にもグッときますね。水族館の巨大水槽でのシーンがとにかく大好き。一番の見所はここかもしれない。

玉山鉄二のライヴ・シーンってカッコ良いし、クライマックスでの098のステージもなかなかの盛りあがり。曲がカッコいいじゃん。でも、好み的にORANGE RANGEはちょっと外してほしかったな。

 2006年日本作品
監督:宮本理江子
プロデュース:大多亮
脚本:秦建日子
撮影:柴崎幸三
エンディングテーマ:ORANGE RANGE
出演:市原隼人、井上真央、平岡祐太、柄本佑
    伊藤歩、玉山鉄二、KONISHIKI、山口紗弥加
    柳沢慎吾、松重豊、大島さと子、筒井真理子
    川田広樹(ガレッジセール)、ゴリ(ガレッジセール)
    種子、平田満、陣内孝則、樹木希林

本日の映画『初恋』@レンタルDVD

2007年02月14日 | movie
あなたとなら、時代を変えられると信じていた。

迷宮入りとなった三億円事件をモチーフにしている切ない初恋の物語。アイディアに囚われるとどんなオチが待っているのだろうと期待してしまうのですが、学生運動が盛んだったり、急成長を見せる社会の片隅に屯する青春といった60年代の雰囲気を淡々と綴った純愛ドラマ、かな。惜しむらくは僕がこの作品に選ばれなかったのでしょうね。どのキャストの感情も僕には全く伝わってこなかったのです。宮崎あおいさんに限ってはその感情を抑圧した演技がちょっと良かったのですけど。

 2006年日本作品
監督:塙幸成
原作:中原みすず『初恋』
脚本:塙幸成、市川はるみ、鴨川哲郎
撮影: 藤澤順一
音楽: COIL
音楽プロデューサー:穂苅太郎
主題歌:『青のレクイエム』元ちとせ
出演:宮崎あおい、小出恵介
    宮崎将、小嶺麗奈、柄本佑
    青木崇高、松浦祐也、藤村俊二

本日の映画『バックダンサーズ!』@レンタルDVD

2007年02月12日 | movie
一緒に見た夢は終らない!!

面白かったです。楽しかったです。もっとベタなサクセスものかと思っていましたが(確かにベタはベタですけど)なかなか爽やかな青春映画でした。

ストリートで踊っていたミウとよしかは一緒に活動していたジュリがスカウトされたのをきっかけに、ジュリのバックダンサーとして抜擢される。そこで出会ったのがともえと愛子。ところが人気絶頂の中、電撃的に引退を発表するジュリ。そして、バックダンサーの4人だけが残されてしまう。そうなると仕事なんて無く、まして目的など見出せないまま、4人の気持ちはバラバラになってしまうのです。

さすがhiroは上手いね、ダンスも歌も1人抜けている感じです。キャラ的にもそういう扱いなので見せ場は多いみたいですね。ソニンもなかなかの身体のキレをを見せてくれます。平山あやとサエコはもうちょっと頑張りましょう、って感じです。最初はメンバーを押し付けられ嫌々担当することになったマネージャー役の田中圭。その熱血純情ぶりが爽やかです。

ややネタバレになりますが劇中に「Steele Crazy」というおじさんロックバンドが出てくるのですが、これが楽しかった。どうみても'98年イギリス映画『スティル・クレイジー』に出てくるストレンジ・フルーツのパロディなのだから大笑いしてしまいました。これも僕の大好きな映画なのです。その話は置いといて、この「Steele Crazy」ドラムがつのだ☆ひろ、ボーカルが陣内孝則ですからねぇ~。この陣内さんが良いんですよ。「Steele Crazy with Backdancers」でhiroと絡んで歌うシーンがオシャレで素敵なグルーヴ感を作り上げています。ここ、見所ですから。

 2006年日本作品
監督:永山耕三
脚本:永山耕三、衛藤凛
撮影:小倉和彦
音楽:Sin
音楽プロデューサー:永山耕三
出演:hiro、平山あや、ソニン、サエコ
    田中圭、長谷部優、北村有起哉
    つのだ☆ひろ、甲本雅裕、鈴木一真
    舞、梶原善、浅野和之、木村佳乃
    真木蔵人、豊原功補、石野真子、陣内孝則

本日の映画『タッチ』@日本映画専門チャンネルtv

2007年02月11日 | movie
初めての恋の切なさも、キラキラ輝く

原作については何も言う事が無いほど有名な作品。あまりにも有名だからこそ実写はちょっと辛かったかな。かと言って僕がちゃんと原作を読んでいるわけではないのですけど。連載当時にチラチラ。アニメになったものを少しだけ、かな。ラストって知らないな~。

甲子園を目指す双子の兄弟と幼なじみのヒロイン。そのピュアで切ない恋模様を爽やかに綴った青春ドラマ。長澤まさみの南ちゃんはいいよね。可愛いし雰囲気あるじゃん。でもタッちゃんはちょっと重かったよ。カッちゃんは良くも悪くもやや印象薄め。連続ドラマ向きかもしれないけど、アイドル映画として観ればOK。犬童監督らしさはちょっとなかったよ。アノ曲を使う必要もあったのかな~(疑問) 

と、色々書きましたが結局は長澤まさみに尽きるのでしょう。けっこう楽しんで観たのは確かです。僕が一番グッときたのは南ちゃんが靴下を履くシーン。お話には関係ない無意味なシーンだけどね(笑)

 2005年日本作品
監督:犬童一心
製作:本間英行
原作:あだち充 『タッチ』
脚本:山室有紀子
撮影:蔦井孝洋
美術:小川富美夫
音楽:松谷卓
出演:長澤まさみ、斉藤祥太、斉藤慶太
    RIKIYA、平塚真介、上原風馬
    安藤希、福士誠治、風吹ジュン
    若槻千夏、徳井優、山崎一
    高杉亘、渡辺哲、生田智子
    本田博太郎、小日向文世、宅麻伸


昨日の『ピーナッツ』といい今日の『タッチ』といい、なんか野球づいてるな(笑)

本日の映画『ピーナッツ』@WOWOWtv

2007年02月10日 | movie
ずっとずっとずっと前に
忘れていた勇気
いま、取り戻してみたい


ウッチャンナンチャンの内村光良、長編映画を初監督作品。なかなかハート・ウォーミングなお話でした。スランプに陥ったスポーツライターの主人公が、かつての草野球仲間と共に、もう一度野球を始めようとします。そして再開発の危機にあえぐ地元商店街を救おうと奮闘する姿を、やや脱力系のギャグを交えながらも爽やかに描いていますね。

個人的には大好きな『がんばれ、ベアーズ』と同じユニホーム・カラーのピーナッツ。これだけでニヤニヤしてしまうのはウッチャンの術中に嵌まっているのかもしれませんね。そして画の色合いがちょっと岩井俊二っぽくてイイ感じ。お話はベタなのですが、嫌味ではないので面白く観ましたよ。でも1番面白かったのはゴルゴ松本演じるピッチャーの奥さんかもね(笑)


 2005年日本作品
監督:内村光良
脚本:内村光良、益子昌一
撮影:谷川創平
編集:田口拓也
音楽:ロケットマン、梅堀淳
主題歌:『君の中の少年』NO PLAN  
出演:内村光良、三村マサカズ、大竹一樹
    ゴルゴ松本、レッド吉田、ふかわりょう
    佐藤めぐみ、飯尾和樹、青木忠宏、藤重政孝
    中島ひろ子、奥貫薫、Adeyto、山内菜々
    小木茂光、松村雄基、高杉亘、有田哲平
    入江雅人、中島知子、原田泰造、ウド鈴木
    出川哲朗、竹中直人
    桜井幸子、ベンガル

本日の映画『県庁の星』@レンタルDVD

2007年01月22日 | movie
カイカクするのは、ココロです★

なかなか身につまされる様なお話です。

県庁のキャリア公務員:野村聡はプライドが高く、どう出世するかが人生の目的という上昇志向。ある日彼は、民間企業との人事交流研修のメンバーに選出されますが、派遣されたのは田舎の三流スーパー“満天堂”。しかも、野村の教育係として現れたのは自分より年下のパート店員:二宮あき。現場主義で実戦派、陰では裏店長とも呼ばれるスーパー・パートと、書類とマニュアル優先の仕事しか知らない野村はことごとく衝突してしまうのです、ってお話。

原作はコミックですか? 残念ながら知りませんが、「官」と「民」の意識の違い、その見せ方がやや極端かなと思いながらも面白く観ました。エリート意識に凝り固まった県庁のキャリアがそれまでの“お役所”で培われた常識が一切通用しない現実を思い知らされ、本当に大切なものを学んでいく姿を、時に熱く、時にコミカルに描くドラマ。本当はもっとコメディっぽいものを想像していたのですが、なかなかシビアな描き方をしています。でもやっぱりCXっぽいな(笑)

織田裕二、柴咲コウの2人はキャラ通りの演技でしたね。あまり新鮮には感じませんでしたが、物語をスムーズに進めるには適材のように思います。2人の間の恋を思わせるシーンは無くても良かったかもしれませんね。おっと、ここにも佐々木蔵之助さんが出ていました。さらっと脇役でしたけど。

観終わった後、「これが現実か・・・」と、爽快感には欠けますが、それが意味を持った上での希望を見せてくれるエンディングには賛同します。もしかすると「これも連続ドラマ向きの作品かも」と思うのは僕だけじゃないよね。


 2006年日本作品
監督:西谷弘
製作:島谷能成、亀山千広、永田芳男
    安永義郎、細野義朗、亀井修
プロデューサー:春名慶、市川南、臼井裕詞、岩田祐二
企画:永田洋子
原作:『県庁の星』桂望実
脚本:佐藤信介
撮影:山本英夫
音楽:松谷卓
 
出演:織田裕二、柴咲コウ
    佐々木蔵之介、和田聰宏、紺野まひる
    井川比佐志、益岡徹、奥貫薫、ベンガル
    酒井和歌子、石坂浩二

本日の映画『間宮兄弟』@レンタルDVD

2007年01月20日 | movie
だって間宮兄弟を見てごらんよ。
いまだに一緒に遊んでるじゃん。


東京の下町のとあるマンションに住む間宮兄弟。30代の現在も仲良く同居を続けています兄:明信はビール会社に務める商品開発研究員。弟:徹信は小学校の校務員。そんな2人は、しょっちゅう一緒に行動しては楽しくて自由気ままな毎日を送っている。山盛りのポップコーン片手にビデオ鑑賞したり、スコアを付けながら贔屓球団の試合をTV観戦したり。それでもやはり恋人は欲しいんですよね。そこで兄弟はカレーパーティを企画し弟の小学校の依子先生と、2人の行きつけのビデオ店でバイトする直美をそれぞれ招待することに成功するのです。。。

江國作品の中で唯一読んだ事のあるのがこの『間宮兄弟』。映画化ということで“いいひと”兄弟を演じるのが佐々木蔵之介、塚地武雅(ドランクドラゴン)の2人、という事意外は殆ど内容を知りませんでした。監督は森田芳光だったんですね。いつ以来だろう? 『失楽園』以来? いや『黒い家』も森田監督だっけ? そして女優さんたちが結構豪華。

やっぱり脱力系の兄弟2人の真っ直ぐな恋模様が観ていて愛らしく感じてしまいます。この2人、ず~っとこんな調子だったんだろうな、と。まるで親友同士にも見える間宮兄弟。2人が恋する女性たちはやっぱり現実的でリアル。でも、なんか良いんだよね。特に沢尻エリカ、北川景子演じる姉妹がじつに素敵だと思います。そして映画はキャッチ・コピーになっている↑上のセリフに尽きると思います。

そうそう、兄弟の母親役で中島みゆきさんが出てるんですよね。ボウリングのシーンがあるのですがアレは演技ですか? アクシデントですか?(笑)

 2006年日本作品
監督:森田芳光
原作:江國香織
脚本:森田芳光
撮影:高瀬比呂志
音楽:大島ミチル
主題歌:『Hey,Brother』RIP SLYME
 
出演:佐々木蔵之介、塚地武雅
    常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂
    岩崎ひろみ、佐藤隆太、横田鉄平、佐藤恒治
    桂憲一、広田レオナ、加藤治子、鈴木拓
    高嶋政宏 中島みゆき

本日の映画『笑う大天使(ミカエル)』@レンタルDVD

2007年01月14日 | movie
ようこそ乙女の園へ

母を亡くし、大金持ちになった生き別れの兄(なんと伯爵!)と再会し大豪邸に住む事になった史緒。心ならずもまるで別世界の超お嬢様学園に転校してきた彼女は庶民の姿をひた隠し猫を被って登校するのです。そんな学園に勃発した大事件に巻き込まれた彼女らの大活躍を描くコメディ。

ベッド脇の本棚に文庫版が置いてあるくらいにこの原作が好きなのですが、それ故にかどうか判りませんがこの映画化作品は今までスルーしていました。いきなりDVDを買うかどうかを迷っていたのかもしれませんね。

まぁ、考えなくても上野樹里、関めぐみ、平愛梨の3人が主演なのだから僕的にはつまらなくはないでしょう。で、今日レンタルで観てみたわけですが、これがホントに面白かったです。原作の持つ独特なもぎゅもぎゅ感(笑)を大切にしながらもCG使い捲りの画とハード・アクション。ツッコミどころは山のようにありますが、現実的であれば良いというわけじゃないでしょ? エンタテイメントなんだから面白ければOK。上野樹里の関西弁が可愛いよね。そして伊勢谷友介の伯爵が可笑しいです。昨日『ハチミツとクローバー』を観直したばかりだったので、いつ暴れだすかと期待(笑)もしましたが、今回は1番泣けるシーンを持って行きましたね。

原作好きなスタッフが多かったのかもしれないな。河原流の感動で映画を上手く飾っています。長崎ハウステンボスのロケも少女漫画っぽいです。

 2005年日本作品
監督:小田一生
アクション監督:谷垣健治
プロデューサー:宮崎大、柴田一成
原作:『笑う大天使(ミカエル)』川原泉
脚本:吉村元希、小田一生
撮影監督:岡田博文
美術:花谷秀文
衣裳:北村道子
VFX:小田一生
VFXスーパーバイザー:木村俊幸
音楽:METALCHICKS
主題歌:「そばにいるから」つじあやの
ナレーション:広川太一郎
 
出演:上野樹里、関めぐみ、平愛梨
    伊勢谷友介、松尾敏伸、菊地凛子、加藤啓
    佐津川愛美、谷村美月、キタキマユ、宮下ともみ
    松岡璃奈子、宮内佳奈子、岩井七世、渕内希実子
    早瀬英里奈、工藤晴香、岡本奈月

本日の映画『陽気なギャングが地球を回す』@レンタルDVD

2007年01月07日 | movie
ウソ発見器+体内時計+スリ+演説=犯罪ドリームチーム

伊坂幸太郎の原作が大好きなので、映画化に喜んでいたのですが、今日までチェックしていませんでした。映画離れの所為か、単に忘れていたのかはともかく、とっても面白かったです。銀行強盗を成功させてきた我らがGANGの前に謎の敵が出現。強奪した金をめぐって壮絶な頭脳戦が繰り広げられる展開のクライム・コメディ。

ファンキーな曲に乗せてのオープニングは何となくレトロ・ポップな印象。スタイリッシュな銀行強盗って確かにややレトロかもしれないですね。でもキャラが立っているのでとにかく愉快な展開なのです。特に演説の達人:響野を演じる佐藤浩市さんが最高です。「銀行強盗に演説って関係ないじゃん」って普通は思うのだけど面白いのだからOKでしょう。そしてエンド・ロールまで作品を見せるアイディアについニヤニヤ、そして大笑い。原作に忠実なわけでなく、やや展開に波があるにせよ、僕には合いました。今回はレンタルでしたけどこれならDVD買ってもいいな、って思いますよ。

 2006年日本作品
監督:前田哲
プロデューサー:福山亮一、和田倉和利
原作:『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎
脚本:長谷川隆、前田哲、丑尾健太郎
撮影:山本英夫
音楽:佐藤“フィッシャー”五魚
音楽プロデューサー:山口哲一
主題歌:『How We Do It!』Skoop On Somebody
 
出演:大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市
   加藤ローサ、大倉孝二、三浦知紘、中山祐一朗
   古田新太、大杉漣、篠井英介、松尾スズキ
   木下ほうか、光石研

本日の映画『サイレントヒル』@レンタルDVD

2007年01月06日 | movie
その街では、祈りさえも、悲鳴に変わる――

9歳になる娘:シャロンの夢遊病と奇妙な言動に悩んでいる母親のローズ。情緒不安定な娘がしばしば呟く言葉「サイレントヒル」。彼女を救う手掛かりを探すローズは、やがてサイレントヒルという街が実在することを突き止るが、そこは忌まわしい過去のため今では誰も近づかない廃墟の街だった。そしてサイレントヒルの奥深くへと彷徨い込んでいくローズとシャロンを待っていたものは・・・ってお話。

原作はゲームらしいですね。その禍々しいビジュアルと世界観は原作によるものなのか、監督の趣味なのか。そう、監督は『ジェヴォーダンの獣』のクリストフ・ガンズなのですから。とにかくライティングとシャドウ、光と影のコントラストが秀逸なのです。廃墟と化した街並、学校、ホテル、そのどれもが狂気を孕んだ美しさ。と、思っているといきなりスプラッターになるのだからびっくりしてしまう。

如何にもなゲーム的な展開は好みが分かれるかもしれませんが、このエンディング好きだな~。余韻が残りますよね。なかなか強烈なホラーでした。。。

 2006年アメリカ作品
原題:SILENT HILL
監督:クリストフ・ガンズ
製作:ドン・カーモディ、サミュエル・ハディダ
製作総指揮:ヴィクター・ハディダ、アンドリュー・メイソン、山岡晃
脚本:ロジャー・エイヴァリー
撮影:ダン・ローストセン
クリーチャーデザイン:パトリック・タトポロス
プロダクションデザイン:キャロル・スピア
音楽:ジェフ・ダナ
 
出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン
   ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー
   キム・コーツ、ターニャ・アレン
   アリス・クリーグ、ジョデル・フェルランド

本日の映画『キャプテン・ウルフ』@WOWOWtv

2006年12月31日 | movie
『トリプルX』『ワイルド・スピード』などタフでワイルドなヒーローを演じたヴィン・ディーゼルがディズニー制作のファミリー・コメディに初挑戦! 護衛を兼ねて、大学生から赤ん坊までの5人の子供の面倒を見るはめになったアメリカ海軍特殊部隊の凄腕大尉:シェーン・ウルフを、セルフ・パロディ的に熱演しています。

最初は家事にてんてこ舞いし、軍隊流の規律を家庭に持ち込み煙たがられる大尉が、いつしかその熱意と思いやりから子供たちのヒーローとなって行く姿がコミカルに画かれています。観ていて押し付けがましくないところが良いですね。スタローンしかり、シュワちゃんしかり、アクション系の俳優さんが挑むホーム・コメディのお約束。その緩さがなんか微笑ましくて◎。監督はなんと僕のお気に入り『ウェディング・プランナー』のアダム・シャンクマン。そうと知っていたらもっと早く観たのに(笑)

 2005年アメリカ作品
原題:THE PACIFIER
監督:アダム・シャンクマン
製作:ゲーリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム
    ジョナサン・グリックマン
脚本:トーマス・レノン、ロバート・ベン・ガラント
撮影:ピーター・ジェームズ
音楽:ジョン・デブニー

出演:ヴィン・ディーゼル、ローレン・グレアム
    フェイス・フォード、ブリタニー・スノウ
    マックス・シエリオット、クリス・ポッター
    キャロル・ケイン 、ブラッド・ギャレット
    モーガン・ヨーク、テイト・ドノヴァン

本日の映画『ダ・ヴィンチ・コード』@DVD

2006年11月18日 | movie
ダ・ヴィンチは、その微笑みに、何を仕組んだのか。

本日の映画、どころか今月の映画になりそうな・・・(苦笑)

ルーヴル美術館での殺人事件から、ダ・ヴィンチの名画に隠された暗号に挑み、事件の裏に秘められたキリスト教をめぐる人類史上最大の秘密に迫るダン・ブラウン原作のベストセラー小説を映画化したミステリー大作。主演はトム・ハンクス。共演に『アメリ』のオドレイ・トトゥ、そしてジャン・レノ。

面白そうだなと想いながらも、原作どころか映画公開時の劇場もスルー。で、やっとDVDで観ました。しかし宣伝であれだけ煽っていたコピーがあまり関係無い展開でしたね。スケールが大きいような・・・でもそんなでも無いような(笑) 歴史的な謎解きと考察は面白く観ていましたが、殺人事件の方がちょっと物足らなかった印象。エンタテイメントとしては充実した時間を過ごした感じです。思えばトム・ハンクス自体、久々に観た感があります。トトゥは相変わらず瞳の魅力的な女優さんですね。ジャン・レノ・・・ん、あれだけ?(笑)

 2006年アメリカ作品
原作:THE DA VINCI CODE
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー、ジョン・コーリー
製作総指揮:トッド・ハロウェル、ダン・ブラウン
原作:ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
音楽:ハンス・ジマー
 
出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ
   イアン・マッケラン、アルフレッド・モリナ
   ジャン・レノ、ポール・ベタニー、ユルゲン・プロフノウ
   エチエンヌ・シコ、ジャン=ピエール・マリエール

本日の映画『プロデューサーズ』@DVD

2006年10月08日 | movie
『オペラ座の怪人』『シカゴ』ですら獲ることができなかった、トニー賞12部門、史上最多受賞のブロードウェイ・ミュージカルが完全映画化!!

DVDを買い漁る程ではありませんがミュージカル映画が好きです。古くはジーン・ケリー、フレッド・アステアの時代から、『ヘアー』『オール・ザット・ジャズ』『コーラスライン』そして最近では『ムーラン・ルージュ』『シカゴ』『オペラ座の怪人』。劇場へは行きませんでしたがこの『プロデューサーズ』も楽しみにしていた作品の1つでした。ってことでDVDにて鑑賞。ずいぶんブラックなギャグやミュージカルそのものを皮肉った部分が多いなと思いながら観ていたら、制作と脚本にメル・ブルックスの名前が。なるほど、とうなづいてしまいました。

出資金を騙し取ろうと失敗確実なミュージカルの製作に乗り出したプロデューサー・コンビが辿る顛末を、ややきわどいギャグ満載でドタバタ描き出した娯楽作品。主演にはブロードウェイ版のオリジナルキャスト、ネイサン・レインとマシュー・ブロデリック。共演には『キル・ビル』のユマ・サーマン。ブロンドのユマって大好きなんですよね。これでもかとゴージャスで、でもカル~い美人を楽しそうに演じています。彼女目当てにDVDを買ったと言っても過言ではないかも。

そして『奥さまは魔女』のウィル・フェレルがキレまくっていますね(笑) 舞台版の演出・振付を担当したスーザン・ストローマンが本作でもメガフォンを取り監督デビューを果たしています。底抜けに明るいミュージカル・コメディ。舞台を観たくなってしまいますね。

 2005年アメリカ作品
原題:THE PRODUCERS
監督:スーザン・ストローマン
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
撮影:ジョン・ベイリー、チャールズ・ミンスキー
出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン
   ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート

本日の映画『シャーク・テイル』@WOWOWtv

2006年09月17日 | movie
大切なものは、いつもそばにある。

海底の大都会:リーフ・シティを舞台にお調子者の小魚:オスカーと心優しきベジタリアンのサメ:レニーの凸凹コンビが、海底を牛耳るボスザメ相手に繰り広げる大騒動をパロディ満載で描くフルCGアニメーション。

とにかく声優陣が豪華! 主役オスカーにウィル・スミス、レニーにはジャック・ブラック。そしてサメのボスにはロバート・デ・ニーロ。そしてレニー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリー。なんと言ってもマーティン・スコセッシがこれでもかと喋る喋る。これが他のキャラ以上に目立っていましたね。デ・ニーロとのやりとりとか、同時録音ではないにしろとにかく面白い。

映画はブラック・ムーヴィーのエッセンスとヒップホップをCG化、って印象、そしてパロディも満載。あえて作品名は挙げませんが、見た目でわかるものから思わずニヤリとするものまで楽しいですね。この人面魚(笑)達のドタバタなお話はちょっとブラックなので、小さな子供達にはイマイチかもしれませんが、やはりドリームワークス、ディズニーの某作品とは違ったスタンスの娯楽作品に仕上がっているようです。

 2004年アメリカ作品
原題:Shark Tale
監督:ビボ・バージェロン、ヴィッキー・ジェンソン
    ロブ・レターマン
製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ
製作:ビル・ダマスキ、ジャネット・ヒーリー
    アリソン・リオン・セーガン
脚本:ロブ・レターマン、マイケル・J・ウィルソン
音楽:ハンス・ジマー
出演:ウィル・スミス = オスカー
    ロバート・デ・ニーロ = ドン・リノ
    レニー・ゼルウィガー = アンジー
    ジャック・ブラック = レニー
    アンジェリーナ・ジョリー = ローラ
    マーティン・スコセッシ = サイクス
    ピーター・フォーク = ドン・フェインバーグ
    マイケル・インペリオリ = フランキー
    ケイティ・クリック = ケイティ・カレント