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ぶろぐHELLO,IT’S MIN.

音楽、読書、映画、TV。℃-ute筆頭にハロプロと少しの日記。
そんなスタンスの“ブログはろみん”をよろしく。。。

クロスワードてんこ盛り!

2008年10月01日 | book
十字架クロスワードの殺人―天才・龍之介がゆく! (祥伝社文庫)
柄刀 一
祥伝社

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↑リンクは文庫版ですが、読んだのは祥伝社ノン・ノベル版です。

龍之介の為に祖父が残してくれた遺産を詐取した犯人の行方を探していた彼と光章は事故により山奥の小屋で夜明かしせざるを得ない状況。しかし救出を待つ間に殺人事件が・・・。一方、光章たちと別行動をしていた一美にも危険が迫っていた。

“天才・龍之介がゆく!”シリーズの長編作品。今までは光章の視点での短編だったですが、今作では一美の視点が加わっています。別行動しているそれぞれが、別の事件に巻き込まれてしますのです。しかしエンディングまでしっかり詰め込みましたね(笑) いえ、しっぽまで餡の詰まった鯛焼きみたいでとても充実した読書でした。もちろん龍之介は探偵役なのですが、一方の事件でその役目をかって出たのは一美・・・いえいえ。彼女も頭の良い女性なので探偵役もこなせるのでしょうけど、残っていましたね、一人(笑)

龍之介第2弾!

2008年09月27日 | book
幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!
柄刀 一
祥伝社

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知能指数190、生活能力ゼロの純朴名探偵、“天才・龍之介がゆく!”シリーズ第2弾です。例によって知識によって謎に挑み、事件を解決する流れはお約束。見るからに人が良い龍之介はその純粋さ故に傷ついたりすることもあるのでしょうね。この2冊目の短編集はイマイチ吃驚するような事件や展開は無かったようです。作品の半分は想像がつく範囲の展開と謎解きでした。しかし登場人物のキャラが固まってきたように思えるのでシリーズの行く末が楽しみ。長編が読みたいですね。。。

積読を崩すぞ!(笑)

2008年09月25日 | book
殺意は砂糖の右側に (ノン・ノベル)
柄刀 一
祥伝社

 “知能指数190! 生活能力0!”

え~柄刀作品の積読がずいぶんあります。とりあえず読み易そうな所から、ってことで「天才・龍之介が行く!シリーズ」から始めましょう。小笠原諸島で学究一筋の青春を送ってきたIQ190の天才だが、愛すべき純朴青年:天池龍之介。彼がその頭脳とちょっとズレた感性で事件の謎に挑戦する連作短編集。龍之介、その従兄でもあり、保護者(?)でもある光章。そして光章が思いを寄せる一美さんの3人がメインの登場人物。彼らが出逢う様々な事件がじつにトリッキーで面白かったですね~。軽やかなキャラと設定なのですが、事件の内容が揃いも揃って本格。どのお話も短編だからこそのアイディアがキラリ輝いています。お気に入りは「あかずの扉は潮風の中に」でした。知識として知っていれば何のことはない、って謎もありますが面白ければOKでしょう。ガチな本格短編の面白さが溢れた作品でした。続いていってみよう!

安楽椅子探偵の一形態かな。

2008年09月23日 | book
腕貫探偵 (ジョイ・ノベルス)
西澤 保彦
実業之日本社

 悩みごと、
 受け付けます


様々な悩める市民の相談事が持ち込まれる市民サービス課臨時出張所。持ち込まれると言うか、ここぞというタイミングで何故か目にしてしまう安っぽいテーブルと黒い腕貫を嵌めた年齢不詳の職員。ついついプライベートな悩みごとを話してしまう市民に、サラリと問題解決のヒントを教えてくれたり、納得の出来る謎解きをしてくれるのです。

西澤作品って僕にはけっこう当たりハズレがあるんですよ。初めて読んだ西澤作品が『解体諸因』で、これがどうにも馴染めなかった。なので未読作品が多いのですが中には大好きなものもあります。『七回死んだ男』や『彼女が死んだ夜』とか大好き。で、今作なのですが・・・読み始めはどうも居心地が悪い。外したかな~と思っていたのですが、最後の「明日を覗く窓」が妙に爽やかだったので機嫌が直りました(悪かったのか?)

あそびましょ。

2008年09月19日 | book
PLAY プレイ (講談社ノベルス ヤL- 8)
山口 雅也
講談社

 リセット不可!
 危険な遊戯(プレイ)―――


タイトルの通り“遊び”をテーマにしたミステリ短編集。ミステリというかブラッドベリに通じるようなダークサイド・ファンタジーですね。どの短編も読み終わった後に何かザワザワしたものが心に残りました。考えようによっては物語に淫することは非常に危険なのではないか。そんな感じです。

作中に出てくる遊戯とはぬいぐるみ遊び、ボードゲーム、隠れ鬼、ヴィデオゲームの4つ。中でもお気に入りはミステリ的仕掛けにしてやられた「黄昏時に鬼たちは」でした。これはお見事!

MIN.的SFオールタイム・ベストかなり上位!

2008年09月17日 | book
たったひとつの冴えたやりかた 改訳版
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 訳/浅倉 久志
早川書房

 生まれも、育ちも、
 種族さえちがっても、
 ともだちになれると思った。


明大前のブックストアでこの本の表紙を見つけた時、僕は時空を越え、始めて文庫版の本書を読んだ頃のことを思い出していました。確か文庫版が出た直後ぐらいだったので’87~88年くらいかな。
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア  訳/浅倉 久志 
早川書房

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そうそう、これこれ! 
川原由美子さんのカバーと挿絵に惹かれて読み、
大泣きしたあの頃(遠い目)

同じ浅倉久志氏の改訳版として表題作が単体で登場です。16歳の誕生日にプレゼントされたスペース・クーペを駆り、憧れの宇宙へ飛び出したそばかす娘:コーティーと彼女が出会ったエイリアン:イーアとの愛と勇気、そして冒険の物語。もうね、大好きなんですよ。元気少女:コーティーの健気な頑張りとこのエンディング。最初に読んだ時には心が震えました。そして泣きました。今回改訳によってちょっと読み易くなっているような気もしますが、個人的には文庫版が好きです。MIN的にはこちらをお薦めします(にこっ)

Gシリーズ、もう7冊目なんだね。

2008年09月16日 | book
目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43)
森 博嗣
講談社

 劇物入りの目薬に刻まれた
 「α」の文字!!


市販の目薬から劇物が見つかると言う事件発生。商品名には「α」の文字が。その頃那古野では加部谷恵美が変死体を発見します。死体が手にしていた目薬にも「α」の文字。探偵:赤柳は調査を始めるのですが、またも謎の組織の影が・・・。

最高に面白い、って印象は無いのですが相変わらず森センセは仕掛けてきますね~。シリーズの全ストーリィを覚えているとは言えない僕です。しかしこの流れがいったいどんな結末へ向かっているのかは非常に気になる。センセのことだから結末まで後いくつシリーズを繋げてゆくのか、なんてちょっと心配しながら(笑)

いつも傍にいてくれる。

2008年09月11日 | book
ガーディアン (カッパ・ノベルス)
石持浅海
光文社

想われて。護られて。
彼女たちは、強くなる。
―――美しくなる。


『BG、あるいは死せるカイニス』やこの作品のようにSFであったり、ファンタジーであったり、その設定を使って真摯にミステリィ作品として作り上げている石持氏。幼児期に父親を亡くした後、勅使河原 冴はずっと不思議な力に護られてきた。「ガーディアン」と名付けられたその力は彼女の危険を回避する為に発動するのです。突発的な事故ならバリヤーの役割。しかし悪意を持った攻撃に対してはより激しい防御=攻撃に出るのです。そんな力を持った冴が出会った予想もしない事件。ガーディアンの力のは時として事件を呼び寄せる。

“ガーディアン”という超常現象的な存在を基盤に置き、事件の動機に絡む部分を理論的に探る「勅使河原冴の章」と、巻き込まれサスペンスの「栗原円の章」。どちらも面白かったです。決して護り主の言うことを聞いて攻撃に出るわけでは無いガーディアン。あくまで防御としての力なんですけど、やや過激なんですよね。設定はじつに映像向き。しかしちょっとスプラッターなのでやっぱり小説がいいや(笑)

泣いた。。。

2008年09月08日 | book
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
東野 圭吾
文藝春秋

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。

初期のトリッキーな作品や『天空の蜂』等のサスペンスとか大好きなのですが、『秘密』以降の東野作品はなんとなく手が出なくて・・・。この作品も大ベストセラーじゃないですか。それだけで敬遠していたところがありました。今回読むきっかけになったのはドラマの『ガリレオ』だったり、10月に本作がドラマのキャストで映画化されたり。しかし最も大きな理由は来春キャラメルボックスがこの作品を舞台化することでした。だってキャラメルのカラーじゃ無いでしょう? 今でも信じられない部分があるのですが、その反面どんな作品になるか非常に楽しみでもあります。

で、原作を文庫にもなっている事だし、今更ながら読んでみたわけです。天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた数学教師:石神。彼は密かに想いを寄せていた隣人の靖子が起した殺人事件を知り、彼女を救う為に完全犯罪を企てるのです。しかし石神のかつての友人である物理学准教授:湯川学がその謎に挑むこととなるのです。

確かに泣かされました。東野氏上手いなぁ~、してやられた感は大いにありますが、何が凄いってとにかくトリックが凄かった。シンプルな仕掛けなんだけど本当にビックリしました。論理的思考回路を持つ天才数学者vs物理学者の“ガリレオ”こと湯川センセの理系対決。しかしその根底には純愛としか呼べないものがあるのです。直木賞受賞作品でもありましたね。これは読んで良かった。ミステリィで泣くなんてなかなかないからね。。。

折原作品について

2008年09月05日 | book
螺旋館の殺人 (講談社文庫)
折原 一
講談社

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先月読んだ『御手洗潔VSシャーロック・ホームズ』が面白かったので、もう積んで5年くらいになる(笑)本書を棚から抜き出しました。上のリンクは文庫版ですが実際に読んだのは講談社ノベルス版です。

折原作品で最初に読んだのはやはり講談社文庫『倒錯のロンド』だったと思いますが、その見事な仕掛けにしてやられたものの「これは、あまり好きじゃないなぁ」が第一印象でした。読後感が良くなかったことが最大の原因なのです。しかも妙に仕掛けが上手すぎて鼻につく(あ~偉そうでスイマセン)。これは一部の東野圭吾作品にも同様に感じることがあって、読む作品を選ぶ上での大事なポイントなのです。そしてもう一つ。登場キャラがやっぱり好きじゃないんだよな~と感じること。本格ミステリィに於いては“記号”である場合が多いのですけど、それでも好印象を受けるキャラが1人でもいるとヘヴィーな内容でも面白く読むことが出来るのです。

あ、本作にまったく触れていませんね(笑)
秩父の山荘に籠もり、起死回生の新作を書き始めようとする老作家。彼の元へ自作のミステリィ原稿を持った美貌の女性が訪れる事から始まる物語。初期の折原氏お得意の叙述ものですね。しかし、今作はあまりビックリしなかったな。なんとなく仕掛けが想像できるものばかりだったので『倒錯のロンド』を読んだ時のビックリ感はありませんでした。それでも一気読みしてるのはきっと面白かったのでしょう。。。

この美しさと切なさ

2008年09月04日 | book
そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)
菅 浩江
早川書房

あなたの恋が叶いますように

本年度お気に入りBOOKの首位を直走っている『プリズムの瞳』管浩江さんの初期短編集。最新テクノロジーによって自在に動き、感情まで持つフィギュアと少女の優しく切ない心の交流を綴った表題作はもちろん、感情型ロボット:フィーと無菌室で暮らす少女:シノの物語「雨の檻」、山間部の美術学校を舞台にした絵描きロボット:ピィのお話「カーマイン・レッド」とかとにかく煌びやかと思われるくらいのピュアな切なさが心に刺さるお話ばかりです。SF小説としてのアイディア、ミステリィ的な仕掛けも面白いものばかりです。一番のお気に入りは・・・「月かげの古謡」かな。冒険ファンタジーかと思いきやこの展開には唖然とし、そして涙しました。管浩江さんの作品は琴線に触れてくるよ。大好きな作家の一人です。。。

マキバオーと推理王子(笑)

2008年08月27日 | book
せつないいきもの (カッパ・ノベルス)
竹本健治
光文社

その叫び声は、届かなかった。
彼女が死んでしまうまで。


牧場智久シリーズ中編3本勝負。武藤類子を主人公に据えた軽めのミステリィかと思いきや、真剣に謎解きを楽しみながらもヒリヒリするようなお話が多いですね。キャラはやや画一化していますね。だからこそ読み易くもあるのかな。最近のリアルな青春ミステリィとは雰囲気が違う、古風なイメージを受けました。しかし果月さんもせつない立場ですね~。表題作「せつないいきもの」がお気に入りでした。。。

シンクロニシティ

2008年08月24日 | book
エヴリブレス
瀬名 秀明
エフエム東京

もうひとつの世界で
永遠に終らない恋が始まった


瀬名氏の新作。
仮想現実世界を舞台にしたサイエンス・ラヴ・ストーリィ。
物語の説明はちょっと難しいので割愛させていただきますが、
とにかく切ないお話でした。
主人公:杏子ばかりでなく、
いくら科学や端末機器が発達しても“心”伝えるってことの大切さ、
そのやまどろっこしさは変わらないんだろうなって思いました。
方法は色々なものが登場するでしょう。
ただ、伝える伝えないの判断は自分でしか出来ない。

その昔、
人は息をする事によって声を出し始めた。
声は届く。
きっと届くはず。
届かなかった想いを今、声にしてみよう。
未来へ届ける為の声にして。。。

御手洗VS.ホームズ 世紀を越えた対決!

2008年08月17日 | book
御手洗潔対シャーロック・ホームズ (創元推理文庫 M つ 5-1)
柄刀 一
東京創元社

奇想中の奇想!

 折原作品は生真面目ガチガチの本格ミステリィ、ってイメージで読む場合にはそれなりの心構えを必要とするのですが、この作品はタイトルに惹かれてすんなりと手に取る事が出来ました。“御手洗潔”“シャーロック・ホームズ”というミステリ好きなら知らない人は居ないであろう有名キャラを登場させたパスティーシュ。御手洗潔登場の2短編は本家シリーズに入っていても気づかないくらいの雰囲気を纏っていますね。脳科学の薀蓄などは折原流というくらいの綿密さですけど。「シリウスの雫」がその幻想的なラストのお蔭で僕のイチオシです。
 そしてホームズの2短編。この設定がちょっと面白い。横浜在住のホームズとワトスン。いったい彼らは何だろう、って興味を置き去りにしつつホームズ・シリーズへと誘ってくれるようです。ホームズの驚異的な観察眼は如何にも、なわけでニコニコしてしまいますね。そして両者の推理対決が実現する中編「巨人幻想」。島荘作品かと思うような物理的大技炸裂(笑) 楽しかったです。。。

来春アニメ化決定!

2008年08月12日 | book
豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-122 グイン・サーガ 122)
栗本 薫
早川書房

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いきなり帯の「2009年春テレビアニメーション化決定!!」の文字が飛び込んできました。なるほど来年はグイン発刊30周年ですからね。とっても楽しみです。

さて今刊のグインはと言うと、乱行に至った妻:シルヴィアに深く苦悩するばかり。あまりの出来事にさすがのグインも凹んでいます。ケイロニアの宰相:ハゾスは王の苦悩を慮りに事態を隠蔽しようとするのですが、それが本当に正しい事なのか・・・。とにかく陰惨な内容です。初めてグインを可哀想だなと思い、グインはやっぱりグインだからと納得もし、そしてその結果グインが決断した事とは・・・次刊へ続く、です。。。