![]() | 夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)森見 登美彦角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、そして大学の学園祭に。慎ましやかな好奇心をキラキラした瞳に輝かせた“黒髪の乙女”が歩きます。そんな天然乙女を一途に恋焦がれ、ちょっとでも近づきたい先輩。もちろんそんな気持ちなどつゆ知らぬ乙女。彼女の行く先々に一生懸命足を運んでいるのに「奇遇ですねえ」「たまたま通りかかったものだから・・・」何度繰り返しても同じ挨拶w
この乙女の天然ぶりと先輩のへたれぶりがめちゃめちゃキュートなんですよ。そして個性溢れる曲者キャラが暴れまくり珍事件のオンパレード。これは“お伽噺”というのが正しいのかもしれません。お伽噺ってときにドタバタであったり猥雑であったりするじゃないですか。なんでもありのご都合主義w またそれもいとおかし。そう言えば「うる星やつら オンリーユー」にも通じる所があるなぁ。ドタバタ学園祭のお話もあるからでしょうけど。
とにかく既成概念をとっぱらって想像、妄想の世界を乙女、そして先輩といっしょに歩きましょう。あまりに想像の翼を広げ過ぎると悪酔いするかもしれませんねw
おともだちパンチが何であるかは、読んでからのお楽しみ。。。