goo blog サービス終了のお知らせ 

ぶろぐHELLO,IT’S MIN.

音楽、読書、映画、TV。℃-ute筆頭にハロプロと少しの日記。
そんなスタンスの“ブログはろみん”をよろしく。。。

すべての謎は刀城言耶が解く?

2009年04月21日 | book
密室(ひめむろ)の如き籠るもの (講談社ノベルス)
三津田 信三
講談社

このアイテムの詳細を見る

刀城言耶シリーズ最新作である中短編集。狐狗狸さんのお告げを伝える謎の女性を後妻に迎えた猪丸家では、何かがくい違っているようなおかしなことが起る。そんなある日、蔵屋敷の二階で密室殺人が起ります。惨事の元凶は狐狗狸さんなのか? という表題作が面白かったです。他の短編もアイディアが面白いですね。しかし書き方を変えれば「これってバカミス?」という印象に苦笑い。そういえばシリーズ全体がそういう感じなのかもしれません。後はもう雰囲気ですよね。ホラー作品なのだからそれも当たり前なのですけど。

揺れる想い

2009年04月12日 | book
黒衣の女王 グイン・サーガ126
栗本 薫
早川書房

このアイテムの詳細を見る

GUIN SAGA 126巻です。もちろんタイトルの「黒衣の女王」とは故ナリスの喪に服しているリンダのことなのです。夫が死去してから1年半くらいかな。今はパロ復興に没頭している彼女なのですがが、現れるんですよね~イシュトヴァーンが。イシュトも今は新興国ゴーラの王という立場。それでも彼は風のような身軽さでクリスタルの都に登場! 彼の目的はリンダを口説き落とす事+α。リンダにとって明らかに迷惑な状況なのですが・・・ほら、イシュトはリンダの初恋の相手。揺らいでしまうのも仕方ないよね。未亡人とはいえまだ22歳であるリンダの女心。この展開はいったいどう流れるのだろう。楽しみです。。。


先週からNHKBS2chにてアニメ『GUIN SAGA』が始まっていますね。初回はまんまと見逃してしまったので本日NHKオンデマンドにて有料視聴。おっと、今夜の第2回はちゃんと予約録画しておかなきゃ。ルードの森に現れた豹頭の戦士とパロの二粒の真珠の出会い。なかなかしっかりと描きこまれた画にグイン・マニアとしては満足。全26回ということで、シリーズのどの辺りまでを描くのかな。

でもちょっとビックリしたことが1つ。“グイン”という名の呼び方というかアクセントなのですが、僕はシリーズを読み始めた頃からず~っとグインの“グ”にアクセントをおいて読んでいたのです。でも今日アニメ初回を観るとアクセントはグインの“イ”なんですよ。もしかしてそれが当たり前なの? 僕が知らなかっただけ? 作者の栗本薫さんがチェックしていないわけがないのできっと正しいのでしょう。あぁ、たしかに「グイン・サーガ」と読むときには“イ”にアクセントを置きます。でも名前を呼ぶときには・・・とジタバタ抵抗してみるw

憑き物の恐怖

2009年04月10日 | book
厭魅(まじもの)の如き憑くもの (講談社文庫)
三津田 信三
講談社

このアイテムの詳細を見る

三津田信三氏「刀城言耶」シリーズ第一長編。じつは講談社ノベルスにて「凶鳥の如く忌むもの」を先に読んでいて、その綿密に組まれた世界観とホラー感覚が面白かったので、文庫化された本書を読んでみることにしました。二つの旧家が微妙な関係で並び立つ神々櫛村。神隠し、憑き物、カカシ様信仰。そんな村で起きた連続殺人事件。横溝作品に通ずるようなホラー感覚の本格ミステリィ。

しかし、最初はちょっと手こずりました。だって圧倒的な筆力によって爪弾かれる村の風習に関する描写。これが眠気を誘うのですw なかなか進まない読書に1度(2度、3度かも)放りだそうとしましたが、人死にが始まると一気に読み進むことが出来ました。いや~面白かった! ここまで綿密に書かれたミステリィとは思っていなかったのでビックリもしました。闇の部分を強調したホラー作品でも良かったのでしょうけど、こんなトリックが仕掛けられていたとは・・・。大変面白かったです。そしてすっごく怖かったです。。。

小市民的生きざまw

2009年04月02日 | book
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫M よ 1-5)
米澤 穂信
東京創元社

このアイテムの詳細を見る

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
米澤 穂信
東京創元社

このアイテムの詳細を見る

小鳩くんと小佐内さんの小市民シリーズ第3弾。『夏季限定トロピカルパフェ事件』にて袂を別った2人(ん、ネタバレ?)。「そういえば、そんなのもいたなあ」くらいの存在である“小市民”を目指す小鳩くんにも新しいカノジョが。しかし彼の悪い癖でつい日常の謎に夢中になってしまうのですw そして町で起こっている連続放火事件に小山内さんの影を感じてしまう彼だった。今作では新聞部:瓜野君がメインのキャラでお話が進むので、小山内さんがミステリアスな存在。いったい事件に彼女はどう関わってくるのかが見どころ(読みどころ)。きっちり神経が行き届いた青春ミステリィの傑作です。

やっぱり嘘つき小山内さんはいいなぁ~。

常野物語

2009年03月28日 | book
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
集英社

このアイテムの詳細を見る

遅まきながら恩田さんの代表作『光の帝国 常野物語』を読みました。演劇集団キャラメルボックスが舞台化した事がきっかけになったかな。恩田作品は最初に読んだ『六番目の小夜子』がやっぱり1番好きなので、それ以降は何作品か読んでいますがそれを超えるものがありません(MIN.的にですけど)。なので『光の帝国』も読まないかもしれない、なんて思っていました。キャラメルボックスに感謝ですね。
(でもブックオフで100円で買ったことは内緒だw)

“常野”から来たと言われる不思議な能力を持った人々の連作短編集。それは読んだ書物を丸暗記出来る力だったり、遠くの出来事を知る力だったり。俗に言う超能力ですね。しかし一般人と違う力は公にはできません。そこには悪事に利用しようと考える人間がいたり、迫害であったり命を狙われたりするに間違いないのだから。普通の人々の中に埋もれるようにしてひっそりと暮らしている彼ら。お話はどれも不思議な優しさと哀しさに満ちています。表題作『光の帝国』は読むのが辛かった。しかしエンディングに射しかかった光を僕もちゃんと感じました。悲しいけど、心に残る作品でした。。。

はたして彼の実体は?

2009年03月20日 | book
カンナ 吉野の暗闘 (講談社ノベルス)
高田 崇史
講談社

このアイテムの詳細を見る

快調“カンナ”シリーズ第3弾。今回の舞台は奈良・吉野。呪術で人々を苦しめ流罪になった修験道の開祖:役小角の実体に迫ります。例によって命がけの事件に巻き込まれながらw やはり歴史ミステリィは古代に近い方が面白いね。裏の日本史というか、勝者によって改ざんされた歴史の裏側と真実であろう仮説。今回も何故野原ではないのに“吉野”という名がついたのかという導入部から、桜の名所になった経緯。そして役小角こそが時代のヒーローだったのではないかというお話。シリーズ1作目ほどのインパクトはありませんがけっこう楽しめました。

そこには空が。。。

2009年03月17日 | book
スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
森 博嗣
中央公論新社

このアイテムの詳細を見る

森センセのスカイ・クロラ・シリーズの番外短編集。
シリーズ・キャラたちの静かな日常を切り取ったお話が多いかな。
でも、彼ら(彼女ら)が見上げるのは上空。
そこには彼らの空が広がっている。
もしくは、彼らのものだった空が広がっている。

ハードボイルドとは文体である、って言ったのは片岡義男氏だっけ?
それならこの森センセのお話はきっとハードボイルド。
乾きぐあいがいい感じなのでけっこう好きです。。。

ドラマティック

2009年02月20日 | book
ラスト・イニング (角川文庫)
あさの あつこ
角川グループパブリッシング

このアイテムの詳細を見る

「バッテリー」のアノ試合の結果がここに! 横手二中の瑞垣クンを主役に据え、これでもかとドラマティックなお話を紡いでくれるあさのあつこさん。相変わらずの人物描写でヒリヒリするような感情を読み手に伝えてくれます。特にシリーズちうの瑞垣クンがじつはこんな思いをしていたとか、その後の門脇クンがこんなことになっていたとか、只のスポ根ではないところが大好きです。天才が天才に出会うことある意味危険な関係。しかしティーンエイジャーならではのキラキラした青春群像にちょっとため息。凄いお話だな~と思うだけで充分な読後感でした。

たんてい物語

2009年02月19日 | book
ゾラ・一撃・さようなら (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社

このアイテムの詳細を見る

森センセの新刊。というかノベルス落ち作品ですね。森センセは比較的ノベルス版を出してくれるので好きです。さて今回のお話は自由気儘な探偵:頸城が謎の美女から依頼された仕事なのですが、それは彼女の母親が大切にしていた秘宝を取り戻して欲しいというものだった。ターゲットは引退した要人。しかし彼は伝説の殺し屋:ゾラに命を狙われていたのだった。

探偵:頸城のキャラが面白いですね。私立探偵といってもハードボイルドなわけでなく、軽妙でどちらかと言うとユーモア・ミステリィっぽい。でも森センセお得意の洒脱な会話とか、微妙な関係の女友達とか雰囲気を楽しめたことが嬉しいかな。ゾラの正体は比較的早く気づきましたが、エンディングへ向けての切なさが心に残りました。これ好きだな~。

奇想の島荘

2009年02月11日 | book
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)
島田 荘司
講談社

このアイテムの詳細を見る

ミステリーランドで出ていた本書がノベルス落ちです。僕にとっては嬉しい。密室状態のホテルから蒸発した女性の謎と、透明人間になる薬に恐怖する少年の物語。お話は興味深いよね。しかしもっと島田荘司氏にはいつものようにちから技で捻じ伏せられる謎解きを期待していたんですが、物足りなさを感じてしまいました。少年の成長物語としても、やや中途半端な印象。あれ~島荘ってこんな感じだっけ?

運命の出逢い

2009年02月07日 | book
ヤーンの選択―グイン・サーガ〈125〉 (ハヤカワ文庫JA)
栗本 薫
早川書房

このアイテムの詳細を見る

ミロク教の動静に感心を寄せるヴァレリウスの意を受けて聖地ヤガを目指したヨナの窮地を救ったスカール。この2人は出逢うべくして出逢ったという運命を感じますね。作者:栗本薫さんは最初からこの展開を考えていたのでしょうか。正に運命を司る神ヤーンに導かれるように出逢った印象が強いですね。物語の中核を揺るがすであろうスカールのノスフェラスでの体験と謎。ナリス亡き後、グインと謎の転送機械、そしてスカールの関係に答えを探すキャラとしてヨナは最も相応しい。いっぽう、イシュトヴァーンがいきなり動きます。カメロンはまた頭を悩ますこととなるのですが、もっと中原を揺るがす大きな出来事も起こったり・・・。ますます目が離せないグインサーガです。

ところでグインサーガ誕生30周年記念ってことで《新装版グインサーガ》が刊行開始されるそうです。しかも新書サイズ。困ったなぁ~新書サイズならまた最初からコレクションしたくなってしまうじゃないかw

そうそう、NHKBSにてアニメも始まります。楽しみです♪
http://www.guinsaga.net/

美しき静謐

2009年02月04日 | book
ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)
小川 洋子
講談社

このアイテムの詳細を見る

あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に、その制作の場を提供している「創作者の家」で住み込みの管理人をしている“僕”の元に森から傷ついた身体で現れた愛すべき動物。サンスクリット語で「謎」を意味するブラフマンと名付けられた彼と僕のひと夏の物語。ブラフマンがどんな種類の動物なのかはハッキリと書かれていません。長い尾と小さな水かきを持っていることから、僕はビーバーなのかなと想像して読んでいました。ペットという感覚ではなく同居人っぽい共同生活。ブラフマンと“僕”の関係がキラキラした夏の陽の木漏れ日に似てとてもきれいなのです。“僕”によるブラフマン・レポートとか面白いしね。

しかしこの「ブラフマンの埋葬」というタイトルを知っている読者だけがその悲しい結末を知っているわけで、それだけに胸を締め付けられる読書でした。登場人物の“僕”とブラフマンを愛おしく思えるほど、笑顔をイメージするほど悲しくなってしまいます。そして別れは唐突に訪れる・・・。

過去も未来もなく、今だけを切り取ったひと夏のささやかな物語。
小川さんの作品は、その小さな痛みに惹かれてしまうので大好きです。

建築探偵シリーズもそろそろ大詰め

2009年01月30日 | book
黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)
篠田 真由美
講談社

このアイテムの詳細を見る

時は1980年。神代宗は訪れた北の町で謂れなき殺人の罪をきせられてしまいます。疑惑は晴れぬまま土地を支配する久遠家の館に軟禁され、そこで謎の美少年アレクセイに出会うのです。お館ものとくれば血塗られた惨劇が付き物w そして建築探偵桜井京介の事件簿シリーズもあと残すところ2冊(今作含む)らしいのでいよいよ桜井京介の実態に迫る内容になっております。まづは封印されていた過去、神代教授(当時は教授ではない)と京介の出会いです。ゴシックな館にゴシックなキャラ。雰囲気が最高ですね。読み終わるのが勿体無いくらいでした。

そして物語は終焉へと続くのです。。。

天草四郎の正体とは?

2009年01月20日 | book
カンナ 天草の神兵 (講談社ノベルス)
高田 崇史
講談社

このアイテムの詳細を見る

「カンナ」シリーズ第2弾。日本史の常識を覆す重要な社伝を持ち去った男:諒司を探して甲斐とその友人:竜之介、そして東大生巫女の貴湖は九州:天草へ向かいます。で、殺人事件に巻き込まれながらも“天草・島原の乱”を率いた神の子:天草四郎に纏わるミステリィの謎解きに挑むのです。

前作『カンナ 飛鳥の光臨』に比べると謎がちょっと小粒に感じるのは、僕が江戸以降の歴史にあまり興味がないからなのでしょうか。それでも一揆軍を率いなければならなかった天草四郎の正体とその正体、当時の島原地方の状況から原城へ篭城への件について如何にもな仮説を楽しむことが出来ます。仮説というか、むしろ真実に近いのでしょうね。あまり突飛なお話ではない所が物足りなさの原因かもしれません。いえ、これはこれで、楽しく読み終えたのですがw このシリーズ、今年中に後2冊出る予定らしいです。楽しみです。

で、「QED」は終ったわけじゃないですよね?

高田崇史氏、新シリーズ!

2009年01月13日 | book
カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス)
高田 崇史
講談社

このアイテムの詳細を見る


デビュー10周年だそうで、おめでとうございます。その10年目に講談社ノベルスから届けられた新シリーズ。主人公は伊賀忍者の末裔:鴨志田甲斐。実家である出賀茂神社の跡取りなのですが、なんとも気ままな毎日。しかし日本史を根底から揺るがしかねない社伝を盗まれると言う事件が発生。さらには不可解な密室殺人事件に巻き込まれるのです。テーマはやはり闇に葬られた“裏の日本史”です。今作では聖徳太子と大化の改新。

え~っと、ここまで書くと「QEDシリーズとどう違うの?」と思われるでしょうが、主人公;甲斐と現役東大生巫女:貴湖というQEDシリーズよりもフットワークの軽いキャラのお蔭で忍術あり、アクションありのアドベンチャーに仕上がっています。テーマである聖徳太子の正体についても、驚愕の仮説に着地しています。これは本当にびっくりしました。「うわ~そうだったのか!」と信じそうになりましたよw 今月新刊が出ています。タイトルは『カンナ 天草の神兵』。もちろん帰宅時に買ってきましたよ。面白そうでしょ?