「人間は死んだらどうなるの?」
母親を病気で亡くした小学5年生の凰介。父親と二人暮らしになってしまったのですが、そんな彼らを親身になって気遣ってくれる父親の友人:水城の一家。しかし水城家も深刻な家庭問題を抱えていた。そして凰介は母の葬儀の日以来妙な幻覚を見るようになります。
2007年度版「このミス」国内篇第3位。「本ミス」では第6位。この堂々とした本格ミステリィにやっと挑戦です。道尾氏作品だから、そこそこは構えてやや深読みしていたんですけどね~。道尾氏の作品にはやっぱり揺らぎを感じてしまうのです。琴線を掴まれるって感じ。今作も綿密なミスディレクションにまんまとしてやられました。少年と少女の目を通して語られる2つの家族が辿り着くラストシーンが思いの他爽やかだった事も◎。素直に面白かったです。他人にはあまりお薦めはしないかもしれませんが(笑)
母親を病気で亡くした小学5年生の凰介。父親と二人暮らしになってしまったのですが、そんな彼らを親身になって気遣ってくれる父親の友人:水城の一家。しかし水城家も深刻な家庭問題を抱えていた。そして凰介は母の葬儀の日以来妙な幻覚を見るようになります。
2007年度版「このミス」国内篇第3位。「本ミス」では第6位。この堂々とした本格ミステリィにやっと挑戦です。道尾氏作品だから、そこそこは構えてやや深読みしていたんですけどね~。道尾氏の作品にはやっぱり揺らぎを感じてしまうのです。琴線を掴まれるって感じ。今作も綿密なミスディレクションにまんまとしてやられました。少年と少女の目を通して語られる2つの家族が辿り着くラストシーンが思いの他爽やかだった事も◎。素直に面白かったです。他人にはあまりお薦めはしないかもしれませんが(笑)