むっちゃん残日録

むっちゃんの最近のハイキング、自然観察、野鳥観察などの趣味。残りわずかの日の記録。

俳人津田清子

2015-05-09 06:40:15 | 日記
俳人津田清子が亡くなった。昨夜通夜で、今日葬式だ。
橋本多佳子、山口誓子を師とし、俳句結社「天狼」などで活躍し、俳句結社「圭」の主宰だった。俳句の世界で有名になった句は「虹二重(にじふたえ)神も恋愛したまえり」だ。句集「無方」で蛇笏賞(俳人飯田蛇笏)を受賞した。無方には代表作の「無方無時無距離砂漠の夜が開けて」が入っている。94才で亡くなる数日前にも俳句の添削を行うなどその脳力はすばらしかった。

10年ほど前に知人から「奈良には俳人津田清子さんがいるよ」と聞いて、圭の句会の一つである初心句会に参加させていただいた。
私は勝手に師匠だと思っている。句友達と話すときには「先生、先生」と言っている。向こうは私を弟子とは思っていないと思うが。。。先生には大変よくしていただいた。俳句を始めて2,3年のとき、先生の推薦で俳句王国にも出さしてもらった。私の人生では最初で最後のテレビ出演だろう。感謝している。その時に見てもらった句は「笹ちまき笹の筋目をそのままに」、表面上褒めてもらった句は「冬天に寝そべる形オリオン座」だ。多分この句自身が良いのではなく、常識に囚われずに自分に見えたものをそのまま句に出せているのを評価していただいたのだろう。

最初はかなり厳しい人だったが最近は年齢のせいか非常に優しくなっておられた。色々な助言を頂いたが最近特に私が気にしているのは「お前のは知恵が出ている。もう少し自分自身を出しなさい。」というものだ。例えば、「台風の後は雨戸を開け放つ」には「台風の後も雨戸を閉めたまま」のようにできないのかと言われたことだ。考えれば、自分の感性で物事を見ることができなく、自分の感覚感情が世間の常識のみに左右されているなあ。

昨夜通夜に出席して、今までは実際に指摘して頂いたときだけ「ああそうだな」と思っていた。これからはいつも天国から見られている。自分自身でいつも考えなければいけないな。

葬式は 初夏の吟行 清子逝く


金剛山(5/8)

2015-05-09 05:49:36 | 日記
5月8日は金剛山に楽に登れて、階段の少ない安全な下り道ということで、金剛山ロープウェイ下から穴熊(文殊尾根)を登り、山頂広場からカトラ谷を少し降りてニリンソウやヤマシャクヤク(写真を撮り忘れた)を見た。

葛木神社を回り、向かいの葛城山を見るとツツジで山が燃えるようだった。ツツジの見頃だろうな?

ロープウェイ駅まで歩くと植栽しているクリンソウが咲いていた。

伏見峠から天ヶ滝ルートを使って北宇智駅に降りた。
途中、藤岡家住宅(写真を撮り忘れた)を親切にも無料で見た。次はまともに有料で住宅を見てくださいとのお送りの言葉を背に北宇智駅へ急いだ。