耳あかと耳掃除

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耳ケアのウソ・ホント

「耳掻きってどのくらいの深さまで入れていいんだろう?

「結論から言います。そんなこと試しちゃダメ! 耳の入り口から鼓膜までは普通2、3cmしかないので、奥に入れると鼓膜を傷つける危険性があるんです」

そ、そんな! じゃあ、先の丸い綿棒なら大丈夫ですか?

綿棒はさらにNG。耳の穴に対して球部は大きいので、耳垢を奥に押し込んでしまい、鼓膜の振動が悪くなって聞こえが悪くなることもあるんですよ。私も綿棒だけで耳掃除はできないですね」

では正しい耳掃除方法を教えてください!

週に1回、ウエットティッシュで入り口を拭くくらいで十分。そもそも耳アカは耳の穴の皮膚を覆って守っているものなので、少しあるくらいの状態のほうがいいんです。またカサカサの耳アカの場合、自然とはがれ落ちて外へ出ていくものなんですよ」

お風呂上がりにはいじらないこと。皮膚がふやけて傷つきやすくなっていますから。また湿った耳アカの人は奥に詰まってしまいがちなので、耳鼻科で掃除してもらうのがベターです。耳の中は見えないところなので、極端な話、家庭では耳掃除をしない方がいい という先生もいるほど。うちでも子どもの耳掃除は妻に任せず、必ず私がしているんですよ」

ついでに 前に 紹介しましたが
掃除のしすぎは、キケンです。
食欲の秋。よく噛んで食べていますか?噛むことは健康に良いのはもちろん、「耳あかがたまりにくい」という意外な効果も。耳の穴に指を入れて、顎を動かしてみましょう。穴の入口付近で骨が動くのがわかりますか。この顎関節の動きにより、耳あかは外へ外へと押し出されているのです。耳あかは、はがれた皮膚と皮脂腺からの分泌物、ほこりなどが混ざったもの。汚いと思われがちですが、実は皮脂が適度な潤いを与え、皮膚の保護に役立っているのです。また、酸性でタンパク分解酵素も含んでいるため、雑菌から耳を守るとも考えられています。

  みなさんは、耳掃除に何を使いますか。意外にも、サジ型の耳かきを使うのは日本などアジアのみ。欧米に耳かきはなく、綿棒が主流です。これは耳あかの種類の違いが原因で、日本人にはドライタイプが多く、欧米人にはウエットタイプが多いからです。気持ちよさについクセになりがちな耳掃除ですが、頻繁に行うのは禁物。掃除のしすぎは、皮膚や粘膜を傷つけ、炎症を起こす原因になります。2~3週間に1度、入口付近をそっとなぞる程度にしておきましょう。毎日の習慣になっている、という方には少々耳が痛いお話ですね

こちらは 綿棒OK になっていますね
医学なんて そんなものです

で 博学な 小児科先生のご見解は ↓
ドクトル・ウッピーの診察室
 
耳あかと耳掃除
<全文>
耳の穴から奥の鼓膜までのトンネルを「外耳道」といいます。外耳道の皮膚は、奥から手前に少しづづ移動しています。非常にゆっくりですが毎日ほんの少しづつ、外へ外へと移動しています。これが耳の奥に耳垢が溜まらない理由です。詰まって聞こえなくなることを防いでいます。

移動してきた垢と、耳の入り口付近にはえている毛の根元にある分泌腺から出る分泌物といっしょになったものが耳垢です。分泌物の割合が多い場合はネットリとなり(アメ耳)、分泌物の割合が少ない場合は乾いた耳垢になります。


外耳道の皮膚は非常に薄く、わずかな力でも傷つくことがあります。たとえそれが赤ちゃん用の綿棒であっても薄い皮膚にはダメージが大きいのです。お風呂あがりや水泳の後はタオルで軽く拭く程度にしてください。


ネットリしている耳垢はときどき、耳かきでやさしく外へ取り出すようにしてください。

太い綿棒は時として、耳垢を外耳道の奥へと押し込んでしまいます。ときどき耳の奥に耳垢が固まってつまってしまっているお子さんがいらっしゃいます。こういう場合は耳鼻科で耳垢を除去してもらわねばなりません。

ですから、習慣的な耳掃除は必要がありませんので止めましょう。


癖になると外耳炎を誘います。

乾いた耳垢の人はほとんどの耳垢が自然に外へ出てきますので、頻回に耳掃除をしなくても済みます。

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