原発フィーバーの東欧諸国が心配するドイツの「いびつな脱原発」CO2は減らず、電気代はEU一高い

いつものように ドイツの近況記事

読んでおきましょう

川口 マーン 惠美

原発フィーバーの東欧諸国が心配するドイツの「いびつな脱原発」CO2は減らず、電気代はEU一高い 

 

CO2を減らす気なら、なぜ…

ポーランドの科学者ら約100名がドイツに脱原子力政策の再考を要請

東欧の国々の考え方

最近、日本で、世界では原発が減っていくという記事を読んだが、どこを見て言っているのだろう?

東欧では、全体から見ると、現在はまだ、発電の多くを石炭に頼っている。将来、CO2削減のために、これを止めていかなければならないが、だからといって、ロシアのガスには依存したくない。この意思が、原発を持とうとしている大きなモチベーションとなっている。

東欧の国々にとって、エネルギーの自立は、すなわちロシアからの自立だ

 

ドイツ人もバカではない。最近、ドイツでポツリポツリと、新しいテクノロジーの原発を紹介する記事が出始めた。今までの原発の仕組みとは全く違うもの、あるいは、核廃棄物を残さない原発(!?)などが話題になっている。

たとえば、Dual fluid reactor(直訳すれば二元化流体原子炉)なら、「チェルノブイリ」も「福島」も起こり得ないという触れ込みだ。

原発の技術はどんどん進んでおり、安全性は高まっていく。事故が起こらず、本当に核廃棄物も出さないなら、これまでの反原発派の反対理由はなくなる。ひょっとすると、原発が、悪玉「原子力」のカテゴリーから、善玉「再エネ」のカテゴリーに移動することもありうるのか?

Deal fluid reactorというのは、元はと言えば、ドイツの開発した技術だというから、久々にドイツのイノヴェーションが復活するのかもしれない。

と、明るい話になったが、現実の道のりはまだまだ遠い・・・・

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