危ういパキスタン情勢 核技術の流出防げ

陳胡痒
【佐藤優の地球を斬る】危ういパキスタン情勢 核技術の流出防げ(iza)

>アルカイダとタリバーンの目的は、アフガニスタン国家の権力を奪取することにとどまらない。ワッハーブ派の原理主義者であるこの人々は、そもそも国家とか民族の価値を認めない。アッラー(神)は1人なので、地上の秩序はそれに対応したカリフ(皇帝)によって統治される唯一のカリフ帝国を樹立しなくてはならないということになる。アルカイダが国連を認めないのも、このような世界観からもたらされるのである。

ここんところ重要。

>経済力が不十分なパキスタンの核開発を裏で支えたのはサウジアラビアである。中東某国の専門家が筆者に「仮にイランが核保有を宣言するならば、その1カ月後にサウジアラビアも核保有を宣言するであろう。サウジに核兵器を開発する能力はないが、パキスタンから購入すればよい。パキスタンの核兵器はサウジのカネで作った。オーナーの要請をパキスタンは断ることができない

だから、サウジアラビアはイスラエルやアメリカがイランを攻撃することをどうも期待しているようなところがある。というのは、サウジは仮想的のイランに備えて核兵器なんて面倒くさいものを持たずに済ませられるならそうしたいと思っているし、イランが攻撃されれば、下落基調にある原油価格が再度上昇するからである。

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