北海道 現実的に 原発再開しかない

さもないと これから冬になり どう考えても ブラックアウトが頻発

北海道は 最悪の状態に陥る それどもいいのかと

この議論の当否は あと数ヶ月したら 判明する

直接の被害は 道民が受けるんです さあ どうする

冷たいようだけど 他山の石としたい

三橋貴明

ブラックアウトと原子力発電

今回のブラックアウトを反原発に利用しようとする連中が少なくなく、吐き気がします。
 繰り返しますが、だったら原発に変わる、エネルギー自給率を高める電源を、それも「今すぐ」に使える電源を教えて下さいよ。それができないなら、せめて口をつぐめ。
 今回のブラックアウトは、反原発に固執し、エネルギー安全保障の劣化を放置し、一つの発電所に供給の半分を委ねなければならない事態に追い込んだ「政治家」「言論人」そして「国民」の責任なのです。

続 ブラックアウトと原子力発電

火力発電所の新設には、土地の選定から数えると、少なくとも十年は必要です(原発は二十年だそうです)。
 十年間は「今すぐ」なの?
 日本のエネルギー安全保障は、すでに崩壊状態であったことを、全道ブラックアウトが証明しました。つまりは、「今すぐ」改善しなければならないのです。それにも関わらず、火力発電の強化を未だに言っている・・・。
 そもそも、北海道電力を含む日本の電力会社の火力発電所は老朽化し、使用に堪えないものが少なくないのです。それを、騙し騙し使わざるを得ない状況に追い込まれていたのです、日本の各電力会社は。

全道ブラックアウトと発送電分離

冬の北海道は電力需要が500万kw(現在は300万Kw台)を超すため、苫東厚真が復旧したとしても、万全には程遠い状況が続きます。
 政治的に「泊原発再稼働」を認めなければなりません。
 その上で、原子力規制委員会の審査を続ければいいのです。
 ちなみに、発電所の再審査等は、発電しながら進めていくというのが「グローバルスタンダード」です。さもなければ、将来の懸念に考慮した挙句「現在の危機」を招きかねないためです。
 原発を全て停止したまま審査を行うなどという「頭がおかしい」ことをしているのは、日本だけです。

中期的に、とんでもない問題が待ち構えていることを知ってください。
 すなわち、2020年4月の「発送電分離」です。

2020年4月以降、電力会社(一般送配電事業者・送電事業者)は「発電所を持たない」状況になる

現在の日本国において、ギリギリ電力が安定的に供給され、復旧が何とかなっているのは、電力会社が発電から送電網までを統合的に管理しているため

日本のエネルギー安全保障が崩壊状態にあることが、全道ブラックアウトで確定しました。安倍政権は発送電分離を早急に中止するべき

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