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初めて「バク転」に挑戦!47歳アラフィフ記者もできるのか
後方に跳んで手をつき、くるっと回転する「バク転」。アクションスターや少年隊など昭和のアイドルに憧れてか、習得しようと教室に通う中高年男性が増えているという。一般社団法人「日本バク転協会」の南加奈子代表理事によると、「バク転は全身運動で達成感もあるので、中高年の心と体の健康維持にもとてもいい」。本当にそうなのか? 47歳のいわゆるアラフィフ記者が、初めてのバク転に挑戦してみた!
訪ねたのは東京・葛飾区の「ネイス体操教室 堀切校」(℡0570・666・023)。バク転協会認定講師による“バク転教室”を開催している。
教えてくれるのは、日本バク転協会認定講師の武末安裕さんと北本明さん。ほんとにズブの素人でもできるの?
「はい、できます。年齢制限もありません。ただし次の3つをクリアすることが条件です」(武末さん=以下同)
それは、①手を上げてわきをしっかり伸ばせる②自分の体を逆立ちで支えられる③しっかりとジャンプできる(写真①)。これらはバク転をするのに最低限必要な動作で、逆に言えばこれさえできれば誰でもバク転ができる可能性があるという。
記者は難なくクリア。普通の40代ならギリ、余裕だろう。
器具を使った練習
まずはバク転という未知の動きを、器具を使って体に覚えさせていく。方法は次の3つだ。
(1)斜め後ろに跳ぶ
エアマットを使い、斜め後ろ45度にジャンプする。角度が低くても高くてもダメ。そして体はまっすぐ。肩甲骨から落ちるイメージだが、後ろに体を投げ出すのはチト怖い!
(2)手を正しくつく
エアロールという専用の道具を使い、後ろにジャンプして手をつくまでの動きを実践(写真②)。背筋が強制的に伸ばされイタ気持ちいい! 猫背矯正にもいいかも……。
(3)体を回転させる
跳び箱を使い、手をついた状態から腹筋で体を回転させる(写真③)。これまた背筋が伸びて気持ちいい。運動不足の人間にはこれだけで良いトレーニングだ。
器具を使わない練習(補助あり)
決められた1・2・3のリズムで腕を振れるか、斜め後ろ45度の角度で跳べるかを何度も確認。それができたら実際に通しでやってみる。先生が補助してくれるとはいえ、体が宙を回るのは初めて。怖くないわけがない。
「一番大事なのは恐怖心に勝ってしっかりジャンプすること。それができないと逆に危ない」
エイッ! 思い切ってやってみた。ほとんど体を預けた状態だがとにかく回れた。ただし、回るのに夢中で着地を忘れ、エアマットにドテーッ!
「今度はしっかり立てるようになりましょう」
先生から激励が飛ぶ。
後はとにかく反復練習。ほんの数秒だが、全身運動なのでかなり疲れる。すでに2時間以上が経過。そろそろ体力も限界だ。ただ、普通は週2時間の練習で1~2カ月かかるというが、そんな悠長なことは言っていられない。できなくてもいいからやってみよう!
2時間ちょいの練習で達成
ということで、いよいよ補助をなくしての本番!(万が一のため傍らで先生が介添え)
果たして回れるのか。すでにクタクタで恐怖心を感じるどころじゃない。無心で1・2・3と腕を振り、斜め後ろ45度に向かって思い切り跳んだ――。結果、2回目で無事成功(写真④)。エアマットの上でだが、「バク転ができる男」になった! 中学生の頃にこれができていたなら、きっともう少しモテていただろう……。
「何度も繰り返し練習することで、一人でもできるようになりますよ」
バク転ができたからといって、今さら何かの役に立つとは思わないが、この達成感はプライスレスだ!
■脳神経を活性化させる効果が
バク転は中高年にとってどんな健康効果があるのか。スポーツ科学の専門家で、ドイツ・ライプチヒ大学博士の泉原嘉郎氏に聞いた。
「さまざまな動きを一瞬の間に行わなければいけないバク転は、脳神経の活性化につながります。その結果、シニアでも運動神経が向上し、筋肉増強、身体機能の改善が見込まれます。新たなチャレンジは有能感の向上につながり、人生の満足度を高めてくれるでしょう。恐怖感の克服はストレス耐性を高めることにも役立つはずです」
まさに中高年にうってつけ。ただし、運動としては中・高強度になるので、くれぐれも無理はせず、専門家の指導の下で行って欲しい。
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