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あとはおまかせ
楽天 三木谷氏の描いているスケールの大きな全体像
要するに こういうこと ↓
陳胡痒さん 2020年9月23日水曜日
ネットワーク仮想化(NFV)ではソフトウェアを追加するだけでさまざまな機能を追加・変更できるとはよく言われていますが、(つまり4Gの基地局設備の5Gへの対応が簡単にできる)ダチいわく、そんなことは刺し身のツマみたいなもので、一番注目しないといけないことは、現在は基地局の制御だけに使われているサーバーをモバイルエッジコンピューティング(MEC)用のエッジサーバーにも活用しようとしていることなんですよ。
これがなぜ5G時代に楽天の優位性につながるのか?それは自動運転車やドローンの制御などの分野で、自動車とそれを制御するクラウドサーバーが置かれているデーターセンターが離れていたらどうなるでしょうか?いくら回線のスピードが早くても、データーが行って処理されて戻ってくるまで一呼吸かかるわけです。その間に事故が起きてしまう可能性も出てくるでしょう。しかし、基地局のアンテナのすぐ横に分散処理のサバーがあったらどうなるでしょうか?そこで急ぎの処理だけするようにしたら、自動運転車に必要不可欠の超低遅延の処理が可能になります。
そして、NFVを全面採用するとそれだけではなくて、アンテナから向こうの回線を全てクラウドとして利用することができて、いってみれば、携帯電話の回線網がすべて巨大なデーターセンターになるちゅうことなんですよ。
今世界的なクラウドデーターセンタービジネスはアマゾンの天下ですが、アマゾンは携帯電話事業はしていませんので楽天のような携帯電話のアンテナに隣接する超低遅延の分散型のクラウドを提供することはできません。倉庫みたいなデーターセンターをドカンと建ててそこで処理能力が高いコンピューターで集中して処理するというイメージです。そして今アマゾンのクラウドサービスは実に商売としてうまく行っていて、圧倒的な競争力を持っています。
しかし楽天がNFVの全国展開、海外輸出に成功したらアマゾンの優位性に終止符が打たれる可能性が出てくるのです。
今楽天が日本でやっているのはあくまで実用化のためのテストなのです。楽天はあれが完成したら海外に、特に中共の5Gシステムを使いたくない国にシステムを販売していくつもりです。そしてその国でも基地局のサーバーをMEC用に活用して、地球規模のクラウドデーターセンターを作ろうとしているのです。楽天モバイルを日本国内だけで見ていたら三木谷氏の描いているスケールの大きな全体像を見失います。米中対決は完全に楽天のNFVの追い風になっていて、例えばファイブアイズのどこかの国や巨大市場であり中共を仮想敵国にしているインドなどに楽天モバイルのシステムが採用されたら、株価はどうなるでしょうか。
アマゾンも一般消費者はネット通販の会社だと思っていてAWSのことなんてしらないでしょう?アマゾンのネット通販部門の営業利益率はたった3.9%ですが、AWSのそれは31.1%です。いずれアマゾンは不動産業が主で新聞が従の朝日新聞みたいな会社になるかもしれないです。
今ですら金融事業で稼いでいる楽天もね。
これを 格好つけて言うと↓
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