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大学入試も入社試験にも大いに役立つ「俳句」の薦め
大学入試も入社試験にも大いに役立つ「俳句」の薦め
徹底的に文字を削った後に大きく広がる世界を経験してみよう
若いみなさんご自身が、もし、筆記式の試験、国立大学入試から、各種の採用試験まで、文章を書く、というテストを受けるつもりがあるのなら、悪いことは言いません。 俳句や和歌を、ちょっとでもいいから、考えてみることをお薦めします
英国留学しているうちノイローゼになってしまった俳句仲間に、転治療法として「冗談小説でも書いてみたら」と勧め、掲載されたのが、軽い小説『吾輩は猫である』、友達は俳号を「漱石」という英文学者の夏目金之助・・・だった
作曲は勘がいいか、どうか、それだけ
と教えるんですね。音楽の基礎は、和声とか、対位法とか、フーガとか課題と呼ばれるものを解きながら身に着けますが、半音階に音の種類は12しかないし、リズムだってそんなにトンでもない突飛なものは出てこない。 ある規則に従うような、あるいは従わないようなフリをしながら、音の組み合わせを考えていくというのは、実は俳句と同じだ、
論理を尽くし、そこからそぎ落とすだけ落とした先に、無限の余情が残る。文学とは、そういうものであるし、俳句は日本が世界に誇る、そうした芸術の精華にほかなりません。
俳句や和歌を始めてみると、こうしたことがピタリとできるようになる・・・ことがあります
文章を磨くということが何であるかは、分かるようになります。やってる人の言葉遣いは切れが違う
季語など最初は気にしなくてもよいし、もしかすると、正面切って「無季・非定型」で開き直っても、立派に俳句は成立します
一昨年(2016年)の「おーいお茶」新俳句大賞 小学生の部(幼児含む)の大賞は、秋田県山本郡在住の6歳の少年が詠んだ
「からすの目 ぼくをうつしてとんでった」
広告代理店などで珍重される「コピーライティング」も、実は全く同じなんですね。ハッとするような瞬間を切り取れるかどうか?
それは感覚が切り立っているかどうか、にかかっている
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