大学入試も入社試験にも大いに役立つ「俳句」の薦め

伊東さんの 具体的教育論 大いに 参考にしましょう

このタイトルが よくポイントを 表しています

伊東 乾  2018.6.1

大学入試も入社試験にも大いに役立つ「俳句」の薦め

徹底的に文字を削った後に大きく広がる世界を経験してみよう

若いみなさんご自身が、もし、筆記式の試験、国立大学入試から、各種の採用試験まで、文章を書く、というテストを受けるつもりがあるのなら、悪いことは言いません。  俳句や和歌を、ちょっとでもいいから、考えてみることをお薦めします

英国留学しているうちノイローゼになってしまった俳句仲間に、転治療法として「冗談小説でも書いてみたら」と勧め、掲載されたのが、軽い小説『吾輩は猫である』、友達は俳号を「漱石」という英文学者の夏目金之助・・・だった

作曲は勘がいいか、どうか、それだけ

 と教えるんですね。音楽の基礎は、和声とか、対位法とか、フーガとか課題と呼ばれるものを解きながら身に着けますが、半音階に音の種類は12しかないし、リズムだってそんなにトンでもない突飛なものは出てこない。 ある規則に従うような、あるいは従わないようなフリをしながら、音の組み合わせを考えていくというのは、実は俳句と同じだ、

論理を尽くし、そこからそぎ落とすだけ落とした先に、無限の余情が残る。文学とは、そういうものであるし、俳句は日本が世界に誇る、そうした芸術の精華にほかなりません。

俳句や和歌を始めてみると、こうしたことがピタリとできるようになる・・・ことがあります

文章を磨くということが何であるかは、分かるようになります。やってる人の言葉遣いは切れが違う

季語など最初は気にしなくてもよいし、もしかすると、正面切って「無季・非定型」で開き直っても、立派に俳句は成立します

一昨年(2016年)の「おーいお茶」新俳句大賞 小学生の部(幼児含む)の大賞は、秋田県山本郡在住の6歳の少年が詠んだ

 「からすの目 ぼくをうつしてとんでった」

広告代理店などで珍重される「コピーライティング」も、実は全く同じなんですね。ハッとするような瞬間を切り取れるかどうか? 

それは感覚が切り立っているかどうか、にかかっている

 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 私はこうして... 移民送り出し... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。