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あとはおまかせ
移民送り出し国「日本」
三橋さん 良い点を ついています
これも デフレ政策を続けているからだと説きます
三橋貴明
最近の移民問題で怖いのは、
「日本はすでに移民大国だよ」
「日本は移民無しではやっていけないよ」
などと、移民国家の既成事実化が始まっている点です。
日本は、安倍政権により移民国家への道を驀進している。これが、事実です
我が国は移民国家化するよりも先に、移民送り出し国になりそうな勢いで「衰退」していっています。
何しろ、デフレが未だに継続しており、実質賃金も下がり続け、国民はひたすら貧困化。
ニュージーランドで「外国人メイド」さながらに、ベビーシッターをして暮らす日本女性について、河添さんが紹介してくれましたが、将来的には「普通の話」になるのでしょう。
資本主義とは、インフレギャップ=人手不足の環境下において、「設備投資」「公共投資」「人材投資」「技術投資」という四つの投資により、モノ、ヒト、技術という経済の三要素を強化。生産者一人当たりの生産量の拡大、つまりは生産性向上により成長するモデルです。
インフレギャップを生産性向上で埋め、豊かになった国民が需要を拡大し、またもやインフレギャップ。この循環こそが「経済成長」なのです
政府がやるべきは、
「交通インフラの整備、技術投資等、生産性向上のための財政拡大」
「外国人労働者に対する規制強化」
この二つになります。
ところが、現実に骨太の方針に入るのは、まずは消費税増税を含む緊縮財政。そして、移民「受入拡大」とくるわけですから、まさしく安倍政権は「亡国の政権」としか呼びようがないのです
骨太の方針において、一旦、帰国した技能実習生が再び再来日し、五年間働けるようになる(もはや技能「実習生」でも何でもないですな)ことが盛り込まれると報じられています。
加えて、建設、農業、宿泊、介護、造船業の五分野について、特定技能評価試験」(仮称)を新設。試験に合格すれば、就労資格を得られるようにするとのことです。
資本主義の原則に逆らう「移民受入」プラス「緊縮財政」により、日本国民は貧困化していきます。何しろ、我々は「(相対的に)安い賃金でも働く外国人」と、賃金切り下げ競争をさせられることになるのです。
もっとも、すでに日本国民の実質賃金は下がりに下がり、先進国最低。間もなく、東南アジアと肩を並べるでしょう。(すでに、サービス分野では東南アジアを下回っているジョブがあります)
というわけで、賃金が下がり続ける日本に耐えられず、我々日本国民が先進国や中国に「出稼ぎ」に行く日が近づいています。移民送り出し国「日本」でございますね。
将来的に、我が国は「安い賃金でも働く」外国人が続々と流入し、同時に日本国民が「高い賃金」を求めて外国に移民していく。そういう国家に落ちぶれることになるでしょう。
ダメなことを理解した上で、「政治」を動かさなければ「移民送り出し国「日本」」は避けられない状況である。という現実を踏まえて、国民一人一人ができることをやらなければなりません。
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