重要技術で日本連敗!国産ジェット、EV、ドローン……この国のモノ作りを敗退させた「日本スゴイ」の病理

考えさせられる指摘

 

陳胡痒さん

 
EVの電池については、日本メーカーは当初、実用に耐える大型の専用蓄電池を開発しようとしていた。自動車のバッテリーはスマホなどのAV機器とは異なり大電流を扱うので、一歩間違えれば大事故につながる可能性がある。日本勢の開発は難航していたが、テスラは既存の電池セル(単電池)を流用してソフトウェアで制御するという驚くべき方法で、あっという間に高度な自動車用バッテリーを開発してしまった。

 中国製のドローンもカギを握るのはソフトウェアである。ドローンの性能を上げるためには部品の精度を高める必要があるが、ハードウェアのレベルを向上させるのは容易ではない。1割の性能アップのためにコストが5倍かかることなどザラにあるからだ。中国メーカーはこれらの問題を全てソフトで解決する方法を選択し、汎用部品のみで構成しているにもかかわらず、日本製よりもはるかに高い性能を実現した。

オープン化の流れと、それに伴って新しく台頭してきた技術的知見に対して日本企業が著しく鈍感だったという現実

これな。だから楽天がいち早くソフトで機能を追加する携帯基地網の仮想化を実現したことは日本企業では画期的なんだよ。昔あの会社が英語を公用語化したとき、どうせうまくいくはずないと思ったけど、今はそうは思わない。日本人の民族性は日本語というOSの上に構築されているから、発想を変えさせようと思うなら社内公用語を英語化して意思決定に関与する外国人社員の割合を増やしてしまうしか無い。

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