1万年生きる生物がいた 長生きをするには深海で動かないこと

でもね じっと動かず生きるなんて そんなの・・・

トトメス5世

1万年生きる生物がいた 長生きをするには深海で動かないこと

動かない生物ほど長寿命
人間の寿命はいまのところ110歳ほどだが、もっと長生きをする生物は多い。発見されたもっとも長寿の生物は深海1000メートルの海底に住むMonorhaphis chuniという海綿だった。
約1万1000歳だが1万年間動かず、水圧に耐えてじっとしていた。


長寿の生き物の多くは深海に住み、500歳まで生きるベニサンゴも水深800メートルに住んでいる。深海に住む利点としては、競争相手となるライバルがほとんど居ない、環境変化が少ないなどが挙げられる。たとえ空気中のCO2が増えたり氷河期が来たとしても、深海では上層部や大気中ほどの影響を受けない。
エサや栄養素は限られているものの、上から絶えず降ってくるので、思ったより深海は栄養素が少なくもない。

ライバルが居ないので動く必要が無く、素早く動けない生き物は深海で住むに限る獲物から逃げる必要も、追いかける必要もなく、あったとしても非常にゆっくりとした行動で良い。
素早く動くには食べたものをエネルギーに変換し、燃焼させて筋肉を動かす必要がある。パワーを発揮するには体内に酸素を取り込む必要があり、活性酸素が寿命を縮めるのが知られている。

陸上動物で長生きするのは亀で、2頭の陸亀はそれぞれ180歳以上生きたといわれている。

海中でゆっくり動けば長生きできる
海中動物ではホッキョククジラが210歳まで生きた例があり、ニシオンデンザメは270歳まで生きる。アイスランドガイは貝殻の成長線から500歳以上生きた個体が確認されている。
植物では縄文杉やブリスルコーンパインは5000年以上生きる個体が、やはり年輪から確認されている。

長寿なのかどうか、自分のクローンを作って分身が生きる生物もあり、最初の1万年の海綿もクローン細胞を増やしている。海藻や海草のなかには3万年から10万年もの期間、クローンを増殖させて長生きするものが居る。これらは寿命が測定可能な生き物だが、微生物やウイルスは洞窟や氷河の中で数万年眠った状態で生きれる。

こうして長寿生物を見渡すと、まず海中に住む生物が非常に多く、次に動かないかゆっくり動く生き物が多い。次にクローン技術で自分の分身を作り出す生物も目立ち、もし人間がこれらを取り入れたら、長生きできるかもしれない。
地上をセカセカ動き回る人間の生き方は、寿命を延ばすには良くない

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