米左翼政権と中共政権の比較

ひどいもんです

 

AC通信 No.837 (2021/04/13)AC 論説No.837 米左翼政権と中共政権の比較

3月22日の米中対談で人権問題をめぐり非難合戦を繰り広げた外交対談で、ブリンケン国務長官が中共のウイグル族に対する弾圧や香港問題を非難した。これに対し中共の楊潔チ共産党政治局員がアメリカの黒人問題などを取り上げてアメリカには中国を批判する権利はないと20分近くの「お説教」をした。今では中国側では「アンカレッジの教訓」と言われている。

私は中共の独裁に反対だから「お説教」に賛成しないが、オバマ政権以来の米左翼政権は中共と同じような腐敗政権になったと思っている。トランプはアメリカのDeep Stateと戦って腐敗を矯正しようと頑張ったが、逆にDeep Stateの民主党とメデイアの攻撃に苦しめられ、最後にはイカサマ選挙で政権を奪取された。

今のバイデン政権がどれだけ腐敗しているか、どれだけ中共の独裁政権に似ているか比較してみればわかる。二つだけバイデン政権のスキャンダルを紹介する。

スキャンダルの第一はバイデンの息子、ハンター・バイデンが修理店に置き忘れたパソコンの内容が英国のDailymail.comに依って暴露された事件である。詳細はここをクリックすれば見ることができるから、読者が以下の記事を見て判断すればよい:https://www.dailymail.co.uk/news/article-9445105/What-Hunter-Biden-left-tell-memoir-revealed.html

 ハンター・バイデンが通常メットと呼ぶMethamphetamineの麻薬中毒で上顎部の前歯が融けてしまった写真とか、売春婦との乱交パーティの写真が20枚もあるなどは問題でない。問題は発表された記事にはハンターのパソコンにはバイデン父子のテキストやメールが大量に存在していることである。ジョー・バイデンは息子のウクライナのエネルギー会社との関連について知らないと何度も否定してきたがメールを調査すれば父親のバイデンが息子を経由してウクライナの賄賂を受けていたことが証明される。

問題はハンターのパソコンはFBIが3年前に取得していたにも拘らず国務院、FBI、DOJなど政府の各部門がグルになってバイデンを庇い、地方、連邦、最高裁判所はインチキ選挙の証拠を取り上げて調査せず、遂にバイデンが大統領にのし上がったことである。アメリカ政府公務員、政府の三権部門、メディアが総動員となってトランプ降ろしの陰謀に成功したのである。これがいわゆるDeep Stateのトランプ降ろし陰謀で、米国の政治が筆舌に尽くせないほど腐敗しているのがわかる。

オバマが主催したCrossfire Herricaneと名付けた「ロシアゲート」のトランプ弾劾はすでに司法調査に入ったが、バイデン政権になったためDurham 主任検察官は調査結果の発表を控えている。調査した結果を発表すればバイデン政権が闇に葬ることを恐れているのだ。毛沢東や習近平が権力を使ってでっち上げ、強制捜査、弾圧などあらゆる方法で政敵を排除したのと少しも違わない。

ハンターのパソコンはFBIが3年前に取得していた。ディスクのコピーはNew York Postほか数人が持っているが後難を恐れて内容を発表しない。米国の三権部門はハンターを起訴せずメディアも報道しない。アメリカでは正義が通らないのだ。英国のDaylymail雑誌が発表したのでようやくパソコンの内容が明らかになった。

第二のスキャンダルはメキシコとの国境で起きている違法越境者問題である。バイデンは就任第一日目に国境の塀の工事をストップし、未成年の違法移民を歓迎するとした大統領命令を出した。そのおかげで国境に違法移民が大量におしかけ、国境警察は未成年者の収容に忙殺され、麻薬カルテルや外国スパイ、テロ分子の侵入を阻止できない。報道では3月だけで18000人の未成年者が越境して保護された。彼らは臨時収容所に入れられた。

報道によると80人を収容する部屋に400人以上が詰め込まれている状態である。収容所内ではレイプや暴力犯罪が多数起きている。この状況は中共のウイグル収容所よりも酷い。国境警察やマヨルカ国土安全局長は収容所の取材を禁止し続けている。つまりバイデンのおかげで起きた違法移民問題は20年来の最大の危機と言われているのに政府はひた隠しにしているのだ。バイデンの「透明な政治」は全くの嘘で、中共と同じ「政治の闇」である。

バイデンは現場を視察せずカマラハリス副大統領を国境問題の処理責任者に指名した。ところがハリス副大統領はバイデンの命令を無視してか現場を視察しない。18人の共和党国会議員が国境を視察して越境者の実情を報告したが、国境警察はメディアの取材を拒否し、未成年者収容所の撮影を拒否した。

政府の官僚が反トランプ陰謀を国費でプロジェクト化し、不都合な事実を隠蔽、嘘をでっち上げて弾劾した。メディアの報道した大物政治家の権力濫用、汚職や犯罪を隠蔽し司法も権力に靡いた。政府自体が汚職と腐敗の組織である。米左翼政権と中共独裁政権の違いはほとんどないと言ってもよい。

結論としていくつかの問題を考えてみよう:(1)アメリカはオバマを起訴できない。オバマが起訴されたら全国の黒人が暴動を起こすだろう。(2)ヒラリーは20件以上の違法犯罪を犯し、自他共に違法を認めている。それなのにアメリカはヒラリーを裁判にかけることができない。(3)バイデン副大統領はハンターの名義でウクライナや中国、その他の国から賄賂を受け取った。アメリカはバイデン父子を裁判にかけることができない。(4)Drossfire Herricaneのロシアゲート、ウクライナゲート、バイデンのウクライナ検察官罷免、ベンガジ事件などを調査し、真相を公表することができない

これがアメリカの現実である。米左翼政権では自由、民主、正義は嘘で政治の巨悪を糾弾できない。 米国の偽民主政権と中共の共産党独裁政権の違いはどこにあるのか?

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