感情(エモーション)と気持ち(フィーリング)の違い ※実は超重要

 

感情(エモーション)と気持ち(フィーリング)の違い ※実は超重要 : ITスペシャリストが語る芸術

引き寄せが出来るかどうかは、感情(エモーション)と気持ち(フィーリング)のどちらを優先させるかで決まると思う。
元々、日本人は気持ち優先だったのが、感情優先になってしまった。
感情が揺すぶられるとか、感動するといったことに価値があり、そんな感情を求め、「ハイになる」とか「エモい」といった言葉を有り難がって使うようになった。
そうなった理由は、感情ビジネスが儲かるからだ。
なぜ儲かるかというと、激しい感情を起こさせるのは刺激による快感であるが、刺激は次々に与えないと慣れたり飽きたりして効果が無くなるから、人々は、新しい刺激のために喜んでお金を払い続けるからだ。
アルコール中毒や麻薬患者がその極端なものであると言ったら理解し易いと思う。
快感のための刺激は、どんどん強いものが求められ、刺激が強くなれば値段も上がることは簡単に受け入れられる。
刺激を連続して提供し、さらに、強い刺激を提供出来る者が儲かるのである。

一方、良い気持ちになるためにお金は必要なく、人々が良い気持ちを求め、強い刺激を求めなくなると、娯楽業者は儲からないので、娯楽業者は、良い気持ちにさせるものを「古い」「ダサい」と人々に思わせるのだ。

ロックというものは、元々は激しい感情を高ぶらせる音楽ではなく、シンプルな音で情緒を感じさせ、良い気持ちにさせる音楽なのだと思う。
坂本龍一さんがアメリカで、彼が作曲した『ビハインド・ザ・マスク(BEHIND THE MASK)』を演奏すると、観客が踊りだすのを、ずっと坂本さんは不思議に思っていたらしい。
坂本さんが「なぜ踊るのか?」と聞いたら、観客は「ロックだから」と言う。
しかし、『ビハインド・ザ・マスク』は静かで情緒豊かな曲だ。
だが、実は『ビハインド・ザ・マスク』こそ、偶然かもしれないが、ロックの本質に合った音楽であった。
ところが、坂本さんがそれに音楽的に気付くのに20年かかったらしい。
マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンが『ビハインド・ザ・マスク』をアレンジして歌う時は、やや感情を刺激するものになっているが、それでも根本の本物のロックらしさが残っている。また、これが本物のロックだから、マイケルもクラプトンもカバーしたのだろう。

良い気持ちになるのにお金はいらない。
子供の時の、「明日から夏休み」という日の気持ちを思い出せば良いのである。
尚、過激な性的快感とかヒロイズムを起こさせるものを「気持ちいい」と表現するのは間違いで、これらはやはり感情を掻き立てる快感である。
ただし、本物の性的感覚は、静かで情緒ある気持ちである。だが、これでは儲からないので、大儲けしたい商売人によって、我々は過激な性的快感を求めさせられているのである。
なるほど確かに、過激な性的快感に囚われた者には、引き寄せは全く出来ない。

子供が強い引き寄せを起こしていることに気付かない大人が多い。
誤解されている場合が多いが、子供は本来、快感ではなく情緒を求めているのだ。
「わー!」とか「ぎゃー!」と騒ぎ立てる子供には引き寄せは出来ない。
そんな子供は、馬鹿な親や、商売人が作ったテレビ番組や、今はネット番組に毒されているのである。
子供がなぜ引き寄せが出来るのかというと、「出来て当たり前」と思っているからだが、なぜ「出来て当たり前」と思うのかというと、出来た時の「気持ち」を想像する能力があるからだ。
これが「想定の法則」の本質である。
想定の法則とは、「願いが叶った時の気持ちを想像すれば、それが現実になる」である。
「気持ち(フィーリング)」であって「感情(エモーション)」ではないことに気をつけないといけない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« STAP細胞騒動... 完成当時は真... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。