パリのノートルダム聖堂が炎上した

他のサイトでは 盛んに フランス国民全体が 嘆き悲しんでいるとか一辺倒だったけど

加瀬さんの解説が 妙に こころに響いたので 遅ればせながら 取り上げます

 このサイトは 目的のページへのリンクがないみたいなのが 惜しい

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加瀬英明

パリのノートルダム聖堂が炎上した   Date:2019/07/02 (Tue)

パリの観光名所だが、もはや信仰の対象でなくなっている

ノートルダム聖堂は歴史の博物館

フランスの若者の7%しか教会に通わない。

フランス革命は1789年に始まったとされているが、革命派はキリスト教を敵視して、徹底的に弾圧

1793年に、ノートルダム聖堂から十字架や聖像をいっさい取り払って、かわりに祭壇に革命の象徴とされた、裸身に腰巻きをまいた猥雑な女性像が安置され、“自由、平等、博愛”の殿堂となった。

 ナポレオンが1804年に皇帝として戴冠式を行うために、再び教会とした。

フランスだけでなく、西ヨーロッパ諸国でキリスト教が力を失っているが、いったいノートルダム聖堂が再建されたとしても、ヨーロッパでキリスト教が力を復活できるのか、疑った。

神道が森羅万象の和を説く、心の信仰であるのに対して、宗教は信じること――理のうえに、成り立っている。

 紀元1世紀頃に生きたローマの大学者だったケルススが、キリスト教を論じた著作がある。

 「キリスト教徒は十字架を力の象徴として仰いでいるが、もし、キリストが絶壁から投げ下ろされて死んだとしたら、壁を拝むのだろうか」「なぜ、全知全能の神が人の姿をして、地上に降りる必要があったのか」「どうして完全無欠の神が、欠陥だらけの人を装うことができたのか」「なぜ、この時になって人を救おうとしたのか。世界のなかでたった一つの地域だけ、選んだのか」「神とイエスの二人の神がいるのなら、その上に最高神がいるはずだ」と、辛辣に批判している。

このところカトリック教会は崩壊の危機に瀕している。

 今世紀に入ってから、カトリック教会では全世界にわたって、枢機卿、大司教、司教、神父をはじめとして、多くの聖職者が、青少年、女性や、尼僧に性暴行を加えたかどで告発され、教会の土台が大きく揺ぐようになっている。

 教会は性的な紊乱によって蝕まれてきたのを、長いあいだにわたって隠蔽してきた。

だが、いまや万物に霊(アニマ)が宿っている日本のアニメから、自然を食する和食、武道、茶道、おもてなしの心まで、精神的なジャポニズムが新たな高波となって、西洋を洗いつつある。

 日本国民として、いまこそ自国の文化を大切にしたい

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