南アフリカって、媚中の国なのでしょうか?

宮崎正弘

読者の声)・・・今朝のBSの世界のニュースで、ダライラマの入国を南アフリカが拒否したというニュースが報じられていました。
そして、中共は「歓迎」と…。
南アフリカって、媚中の国なのでしょうか?
・・・  

(宮崎正弘のコメント)南アフリカ最大のスタンダード銀行は、いまや中国が筆頭株主、ケープタウンもヨハネスブルグも、中国人が目立ち、印度系、台湾系が激減です。
 マラウイの大統領は北京から60億ドルの経済援助のオファーという大風呂敷にうっかり乗って、交換条件とされた台湾との断交を簡単に北京と約束しました。
台湾は毎年、500万ドルを同国に援助してきており、それを蹴った。ところが北京は約束を守らず、マラウィは台湾との復縁を求めますが、こんどは台北もむくれてそのまま。
 南アは白人政権の頃、ヨハネスブルグでの会議に出たことがありますが、街はすさみきっていました。
黒人政権の誕生で希望があっても、絶望より拡がらず、景気は悪化し、資本は逃亡し、すなわちジンバブエ同様な依怙贔屓政治に嫌気して、まっとうな商人が逃げ、アングロ系列の鉱山、金鉱はいずれ中国が買収するでしょう。
ところで南アを巡っての利権争奪はボーア戦争、これはイギリスとオランダの戦争です。ボーア人というのはオランダ系です。オランダ系はいまや殆ど影響力はありません。
 オランダと中国ですが、アヘン戦争以前、一時期、台湾を支配し、鄭成功が反撃し、大陸にアヘンを売りつけ、イギリスのシナ侵略の先駆となったのはこの国です。すきをついてマカオを掠めたのはポルトガルでしたが。
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