対支21ヶ条要求の真実

対支21ヶ条要求の真実

日本について「こんな中国の政府でも主権国家として尊重しきちんと外交手順を踏んで」交渉しては、馬鹿を見ている例をいくつか挙げる。
その一つが、例の対支21か条要求だ。彼はそれを中国人のしたたかさに乗せられた間抜けな日本、という姿で描いている。
すなわち、日本は期限切れになる鉄道の租借権の更新を中国政府に依頼したのだが、中国政府は条文を命令形にしてくれという。強い日本に命令されればしょうがない、「国民に説明しやすい」といういい分だった。
日本はそれを真に受けて書き直すと、中国政府は世界に日本の横暴を喧伝し、国内では反日運動をいよいよ燃え上がらせた。
「このことは日本外交官を除いて当時、中国にいた各国外交官はみな知っていた」とタウンゼントは書いている。

 

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