オランダ 「国も悪し、 人も悪し」 昔も 今も

『スーチー女史は善人か』解説(三)

・・・オランダから蘭印を解放し、インドネシアを独立させたのは、旧日本軍の功績だった。オランダ支配下の350年間、人々は統一語も持てず、識字率は 3%以下だった。日本は三年半でジャカルタ語を標準語にし、教育の拡充を図った。インドネシア人の軍隊「ペタ」を創設して、戦うことを教えた。日本が敗北 し、オランダ軍が再び植民地支配に戻って来たとき、彼らは日本軍から得た兵器で戦った。オランダは空軍も動員してインドネシア人を80万人も殺害したが、 彼らはもう決して逃げなかった。オランダはインドネシアの独立を認める代償に、道路や港や石油施設の代金として60億ドルも請求した。どこまでも阿漕で卑劣を絵に描いたような西洋人であったが、そのおらんだが2005年になってやっと過ちを認め、謝罪した。高山氏は次のように書く。

 「東南アジアを侵略し搾取したのは日本だと欧米は言い募り、共産党系朝日新聞もそれに同調してきた。

 しかし真犯人の一人が今やっと自供した。共犯の英米仏も素直に白状したらどうだろう。アジアを裏切り、日本を裏切って白人国家についた支那も今が懺悔のいい潮時と思うが。」(第三章「真犯人オランダの自供」)

 

変見自在 高山正之の本は面白い39 髭剃りでわかるオランダの性根

髭剃りでわかるオランダの性根 2009/10/29

東工大助教授の武井武がセラミックに通電したまま帰ってしまった。
翌日、セラミックは磁石になっていた。
昭和五年、今の携帯やテレビ、ステルス戦闘機にも欠かせないフェライトの発見の瞬間だった。
「鉄でないものが磁石になる」ことがいかに画期的な発見か。専門家は「電子レンジに鉄を入れれば分かる」という。
鉄は火花を散らし高温になってはね回る。つまり鉄の磁石は高周波の世界では使えない。しかしセラミックなら問題ない。
この世界的な発見で武井は昭和七年、特許を得た。商品化のため今のTDKが設立され、終戦までに500万個が生産された。
フェライトは無線のノイズを消す。音声も明瞭になるから日本の陸軍はそれを無線機に採用した。

ちなみに欧米では昔ながらの「ダスト」を使っていた。文字通り金属クズを固めたものから、ノイズはひどい、同調もしにくい。彼らが大声なのはそのせいかもしれない。
フェライトの性能が知られ、海外からも引き合いがきた。昭和十五年にはオランダのフィリップス社が二百個を注文している。
日本はその翌年、英米蘭と戦争に入る。
戦後、GHQは日本人の洗脳を始めた。「マッカーサーは神様」とか「日本人は残忍だ」とか。いわゆる自虐史観の植え付けだ。
しかしそれを第一生命ビルから拡声器で流しても効果はない。GHQはNHKを使うことにし、スーパーヘテロダイン方式のラジオを国民に普及させるよう日本政府に命じた。
この方式は同調しやすく、遠距離でも明瞭に受信できた。なぜならフェライトが使われていたからだ。

よく聞こえるようになったラジオからNHKはひたすら「日本は悪い国」と流し続けた。NHKは今もそれを続けている。反省のないNHKは潰したほうがいい。
そんな折、フィリップス社から日本政府に「フェライト」の特許承認要請があった。
実はフィリップス社はTDKのサンプルを入手するとすぐ解体して組成を調べた。今の中国人が日本の新製品を分解しては秘密を盗むのと同じやり口だ。
ただ中国人はそれで海賊版を作るだけだが、オランダ人はその上を行った。
秘密をほじくり出すと、それがあたかも自分の発明のように装ってフェライトの特許を申請、オランダ政府もそれを承認したのだ

維新前夜、福島の旅芸人一座が欧米を巡業した。座長の廣八が旅日記を付けている。どの国も好印象で綴っているが、ただオランダだけは違った。「国も悪し、 人も悪し」と。その評が的外れでないことをこの髭剃りメーカーが証明した。日本の特許を、自分の特許のように仕立てて「認めよ」という。
ところが日本の役人は戦勝国オランダに遠慮して文句も言わない。
マッカーサーもスーパーヘテロダイン方式を通してフェライトが日本のものと知っていながら、白人同士の誼を優先させてフィリップスの特許を認めさせた。
ちなみに同じ敗戦国のドイツは違った。ドイツは武井の特許を知っているから「フィリップスに特許はない」と却下している。

あくどいフィリップス社だが、白人世界にはその上を行くものもいた。フランス人物理学者のルイ・ネールは武井論文をもとにフェライトの磁性を語って昭和45年にノーベル賞を受賞した。
鈴木梅太郎は今でいうビタミンB1(オリザニン)を発見したが、名はフランクに取られ、ノーベル賞はエイクマンが取った。高峰譲吉のアドレナリンは名称も功績も米国人に取られた。フェライトも先例と同じ轍を踏む結果となった。
先週、米国の権威ある学会IEEEが「フェライトの発明者」武井武の業績を称える賞を出した。
授与式は東工大で行われたが、だからといってフィリップス社が前非を悔いて特許を返すわけでもない。ネールがノーベル賞を返還するわけでもない。
日本人はこれで黙らせておけという彼らの魂胆が透けて見える。
日本人もそれに応えてこれからは日本製の髭剃りを使うようにしたい。

悔しい話しなのだが、一方で日本人の能力の高さを知って誇らしくなる。
加えてだ、外国の発明品を仮りにだが日本人が自国でそれを頬かむりして特許申請するなど考えられない。
何故ならそれが「真偽に悖る」からだ。そういう精神性を白人社会は持ち合わせていないようだ。

 


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