「拉致などないと言ってきたメディアが…」横田滋さん遺族の言葉を隠し続けるメディアの異質さ 報じないなら存在価値なし!

40年以上、何もしてこなかった政治家や、『北朝鮮なんて拉致をするはずないでしょ』と言ってきたメディア

 

「拉致などないと言ってきたメディアが…」横田滋さん遺族の言葉を隠し続けるメディアの異質さ 報じないなら存在価値なし! 作家・門田隆将氏が言及

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)の父、横田滋さんが亡くなったことを受けて遺族が記者会見を行った際、息子の哲也さん(51)が、メディアやジャーナリスト、政治家などを厳しく批判した。ところが、この発言は主要メディアでは、ほぼ報じられなかった。長年、拉致問題を取材し続け、『新聞という病』(産経新聞出版)という著書がある、作家でジャーナリストの門田隆将氏に聞いた。

 

 「ネット社会になって、真実を無視して隠し続けるメディアの異質さに、多くの国民が気付き始めている」

 門田氏はこう語った。

 その解説は後述するとして、注目の記者会見は9日、東京・永田町の議員会館で行われた。滋さんの妻、早紀江さん(84)と、双子の息子、拓也さん(51)と哲也さんが出席した。

 哲也さんは、病院や教会の関係者へのお礼や、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長への苦言を語ったうえで、一部のジャーナリストやメディア、政治家らが、拉致問題を利用して安倍晋三首相や同政権を批判していることを一刀両断した。

 ネット上では、この発言部分を編集した動画まで拡散され、多数再生されている。だが、主要メディアの反応は鈍く、ユーザーの間には強い怒りや不信感、失望感が広がっている。これは、極めて深刻な事態だ。

門田氏は「横田滋さんの信念が強く、人を思いやる人柄が、ここまで拉致問題を動かしてきた。心からご冥福をお祈りしたい」と話したうえで、次のように解説した。

 「哲也さんの発言は、今回の記者会見でも非常に重要で、みんなが忘れている『北朝鮮による拉致事件のタブー』について言及・示唆していた。つまり、一部メディアは、北朝鮮を『地上の楽園』と報じていたこと。1988年に梶山静六国家公安委員長(当時)が国会で『北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚』と答弁したのに、メディアがほぼ取り上げなかったこと。多くのメディアが『ソ連や中国、北朝鮮が善』としてきたため、拉致事件は存在しないことにして無視し続けたことだ。タブーを避けて報じないなら、もはやジャーナリストではない。メディアの存在価値もない」

 ■「拉致するはずないでしょ」と言ってきたメディア 横田哲也さんの発言

 「一番悪いのは北朝鮮であることは間違いないが、拉致問題が解決しないことに対して、あるジャーナリストやメディアが『安倍総理は何をやっているのか』という方もいる。北朝鮮問題が一丁目一番地で掲げていたのに『何も動いていないじゃないか』という発言を、ここ2、3日のメディアで私も見て耳にしている。安倍首相、安倍政権が問題ではなく、40年以上、何もしてこなかった政治家や、『北朝鮮なんて拉致をするはずないでしょ』と言ってきたメディアがあったから、ここまで安倍首相、安倍政権が苦しんでいる。安倍首相、安倍政権は動いてくださっている。何もやっていない人が政権批判をすることは卑怯(ひきょう)だと思います。拉致問題に協力して、さまざまな角度で動いてきた方ならまだ分かりますが、的を射ていない発言をするのは止めてほしいと思っている」

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