麻生発言に台湾で拍手喝采-「WHOはCHO」「台湾は国」と中国恐れぬ姿が評判

あれ 親台派の麻生氏 だったっけ?

台湾は日本の生命線!

麻生発言に台湾で拍手喝采-「WHOはCHO」「台湾は国」と中国恐れぬ姿が評判


ウイルスの感染拡大の責任から逃れることで全力を挙げる中国だが、その中国に「負のレッテル」が張られないよう「武漢ウイルス」の呼称を認めなかったWHOのテドロス事務局長。
あるいは、「武漢ウイルス」の名を用いるべしとのポンペオ米国務長官の訴えを、中国への配慮で受け入れなかったG7外相会合の出席者たち。

台湾などは当初から「武漢肺炎」という言葉を用いているが、それに比べて「中国の嫌がることは言わない」との姿勢に徹する各国や国際機関の媚中ぶりはどうか。特にWHOの媚中はウイルスの世界的な感染拡大を加速させてしまっている。
さて、そうした状況に不満を抱く世界の人々の行動の一つに、テドロス氏の辞任を求めるインターネット署名があり、その数は3月26日の段階で52万人を超えたという。そこでそれを受け、その日の参議院財政金融委員会では、従来中国に媚びない政界の大物として知られる麻生太郎副総理兼財務大臣が、次のような正論を展開した。

―――(WHOについては)ドロドロした話だ。テドロスの前の事務局長は中国人。今30万人の署名集まってるでしょ?違う?50万人の署名が集まっている。早い話、「ワールド・ヘルス・オーガニゼーション(WHO)じゃなく、チャイニーズ・ヘルス・オーガニゼーションじゃないか。CHOに直せ」というのがわんわん出た。
―――「中国で武漢のウイルスなんてない」ではなく、最初から「大変だ」と言っておけば、もっと早く対応できたんだというのが、この30万人か50万人の人たちの不満の元だ。
―――WHOとは大変重要な組織だが、これに台湾を入れない、台湾を切っている。だが今回は台湾の方が対応が早く、コロナに対して最もうまく対応している国が、台湾かなと思うが、また「台湾を国と言った」と、共産党の人から何か言われると話が抉れるんですが。(場内爆笑)

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中国を恐れない麻生発言は台湾で注目の的

今回のウイルス騒動の中で脚光が当たったWHOの媚中体質の象徴的な一つに、この台湾排除があるが、首相時代も含め、早くから台湾のWHOへの参加を訴えてきた親台派の麻生氏は、この点を強調して見せた訳だ。
ちなみに「台湾を国と言った」との批判を浴びそうだ、などと話して笑いを取っているが、これは麻生氏が首相在任中の2006年3月9日に自ら惹き起こした所謂「失言」事件を振り返ってのものである。
この「失言」とは、国会において台湾を「「民主主義がかなり成熟し、自由主義経済を信奉し、法治国家でもある。いろんな意味で、日本とも価値観を共有している国だ」などと、台湾を「国」と呼んだことだ。

当時はマスメディアや野党など、中国迎合勢力はこぞってそれを「失言」だと批判し、中国外務省も即日「このような中国の内政に干渉する粗暴な行為に対し、強烈に抗議する」と息巻いたのものだが、それが「失言」だと言うは、「台湾は中国領土の一部」という宣伝を堅持し、あるいはそれに惑わされる勢力による言葉であり、麻生氏はそれを失言として反省していないし、そもそも中国からの批判など歯牙にもかけていないことは、今回の発言からも明らかだ。

こうした堂々とした人物こそ、政治家の亀鑑として注目を浴びるべきだと思うが、残念ながら今回の「CHO」「国」発言は、日本ではごく一部のマスメディアしか報じていない。ただ台湾では、メディア各社が競って詳報している。
もちろん、どこも好意的。国民の反応も拍手喝采と言ったところだ。やはり中国に媚びず、堂々と言うべきことを言い、友(台湾)を裏切ることもしない日本の政治家は、海外では尊敬されるのだ。

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台湾メディアは麻生発言を競って報じた

2006年の「失言」当時の中国の反撥は凄まじかったが、今回の麻生発言にも大いに警戒していることだろう。よく暴力団追放キャンペーンなどで「暴力団が恐れていのは、暴力団を恐れない勇気」などと言われるが、中国が恐れるのも、中国を恐れない勇気なのである。だからこそ、麻生氏の言論は日本人にはもっと注目されればと思うのだ。

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